【子ども放置でSNSに没頭】映える写真しか頭にないママ友にウンザリ!

 今、ママ世代でもSNSの投稿にハマっている人は多いですよね。しかし、あまりにハマり過ぎて写真撮影や投稿に躍起になるママも…。あなたの周りにも、子どもそっちのけでSNSに命をかけているママ友はいませんか?

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SNSの投稿に熱心なママ友

写真AC

 私には、幼稚園で出会ったママ友(Y美)がいます。Y美は性格が明るくオシャレで、私もオシャレが好きなので自然と話すようになりました。

 仲良くなってすぐにY美が
 「SNSやってる?」と聞いてきたので
 「うん」と答えると、
 「フォロワーを増やしてるからフォローしてほしい!」というのです。

 その場でY美のアカウントを聞きフォローすると、Y美が
 「投稿にイイねしてね!」と言うので、帰ってからY美の投稿を見てみました。すると、豪華なランチやスイーツ片手に微笑む写真、洋服の自撮りなど、キラキラした投稿でぎっしり埋め尽くされていて…。

 Y美の投稿にイイねをしつつ「SNSの投稿にすごく熱心なんだなぁ…」と、少し圧倒されました。
 そんなY美が、お互い子連れでカフェに行こうと誘ってきたのです。そのカフェは海外のオシャレな雑貨をたくさん揃えていて、SNS映えすると話題のお店。しかし、子連れで行く雰囲気ではなく…。

 「子連れは迷惑じゃない?」と聞くと、
 「ちゃんと見とけば大丈夫!」と言うY美。うちの娘は比較的おとなしめですが、Y美の子(男の子)は常に走り回ったり人の物を触ったり、とにかくやんちゃなタイプ。カフェでじっとしていられるか不安でした。

SNSの写真撮影が最優先!?

写真AC

 ランチの日になり、私と娘、そしてY美親子の4人でカフェに行きました。席につき
 「何食べる?」とY美に聞くと
 「先にSNSの写真を撮らせて!」と、店内の写真を撮りまくるのです。

 すると、席でハシャいでいたY美の子が勢いよくテーブルに乗り出し、コップが倒れてテーブルが水浸しに! しかしY美は
 「じっとしててよ~」と軽くテーブルを拭き、すぐ撮影に夢中。「写真よりも自分の子を見ててよ…」と、少しモヤっとしました。

 オーダーをしてしばらくすると、全員の料理が届きました。あつあつのハンバーグにトロトロのチーズ、
 「熱い内に食べよう♪」と私が言ったその瞬間。

 Y美がまた
 「待って!」と言い、全員の料理を寄せて
 「SNS映えしそう!」と、何枚も写真を撮り始めたのです。その間、私と子どもたちはただ待つばかり。かなり待ってやっと食べ始めると、トロトロだったチーズが冷めて少し固くなっていて…。この時点で、Y美のSNSのハマり度合にかなりイラついていました。

ドン引き! 子ども放置でSNSに過熱

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 食事を終えると、退屈になったY美の子が靴のままソファーに寝転がったのです。Y美はスマホに夢中だったので私が
 「靴は脱ごうね」と注意しても、聞く耳をもたず…。

 すると今度は、Y美の子が一人で店内を暴走し始めたのです! 廊下側に座っていた私が追いかけると、店員さんがきて
 「お子さまが店内を走られるのは困ります」と注意を受ける始末…。すみませんと謝りつつ、心の中で「なぜ親でもない私が怒られるの?」と、Y美への怒りが爆発寸前でした。

 席に戻ると、何も知らないY美が私に
 「最後にみんなで写真を撮ってSNSに載せていい?」と、能天気に聞くのです。子どもを放置して、SNSに過熱するY美にイライラしていた私は「SNSに載せるのはごめん」と断りました。

 すると
 「親子ランチ楽しかったし、お願い!」と言われ、思わず「楽しくなかったわ!」とキレそうになった私。きっとY美は、ランチが楽しかったのではなく「ママ友と親子ランチに行ったキラキラした私」をSNSでアピールしたかったのだと思います。

 写真を断ると、Y美は急に不機嫌になりそのままランチは終了。Y美とはこの日以来、ギクシャクしていてあまり話していません。たまに見るY美のSNSは、今でもキラキラした投稿で埋め尽くされています。それは構わないのですが、SNSの世界よりも「目の前の子ども」の世界を大切にしてほしい、そう願います。

(ファンファン福岡公式ライター/餅キナコ)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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