誰でも気になる「こころとからだ」をテーマに掘り下げるコーナー「ここから研究所〜INSTITUTE FOR MIND AND BODY〜」。
今年の夏は平年より暑い「猛暑」。7月下旬~8月上旬がピークといわれ、9月まで強い日差しと汗だくの日々が続きそうですね。そんな夏だからこその「髪の悩み」について紹介します。
「髪の悩み」感じてませんか? 夏の髪の手入れ法
A 今年は、いつにも増して暑いですね~。もう日差しが肌に刺さりそうです。
Y ここまで暑いと、体力的にもだけど、肌とか髪とかへのダメージが気になるよね。
A そうなんですよ。汗をたくさんかいてべたつく一方で、髪がパサパサしている気がして。
Y 実際に夏は紫外線が強く、皮脂量も他の季節の約2倍の1日5~8gの皮脂が分泌されるといわれてるの。べたつきを感じるはずだね。
A べたつきが出たりすると、どんなことが起こるんですか?
Y 皮脂が毛穴にたまると、酸化して抜け毛や臭い、炎症から薄毛などにもつながるそうだよ。
A むむむ…。
Y 紫外線は、地肌の弾力をつくる真皮コラーゲンの繊維を破壊するといわれていて、地肌の弾力を失うと髪が根元から立ち上がりにくくなり、頭頂部がペタンコになって、薄毛に見えたり、老けて見えたりすることも。
A 髪がゴワゴワするのは?
Y 原因はさまざまだけど、紫外線によって地肌に活性酸素がたまり、新しく生える髪もパサついて、まとまりにくくなるんだって。あと、扇風機やエアコンの風で髪を乾かすのもNGだよ。
A なるほど。この髪のダメージを回避するためには?
Y まずは
(1)帽子や日傘を使う
(2)髪の分け目などにUVクリームを塗る
(3)紫外線吸収成分配合のトリートメントを使う―。さらに過剰な皮脂酸化を生まないように
(4)揚げ物や肉類、甘い物が好きな人は摂取量の調整
(5)グルコサミンなどの栄養や保湿成分が含まれたシャンプーを使う― などもね。
A たくさんの対処法がありますね。まずは扇風機で髪を乾かすのをやめることから始めまーす。