長女が年長クラスの頃、よく「どうして?」と質問をされました。いろいろなことに興味があるのはいいことですが、「天国はどこにあるの?」など、はっきりとした答えがわからない質問もよくされました。どう答えてあげるのがいいのかと保育園の先生に相談すると、驚きの一言を返されたのです…!
好奇心旺盛な長女
長女は明るく活発な性格で、絵本を読むのが好きでした。絵本を読んだときなどに、疑問に思ったことがあると、よく質問をされました。
調べれば分かる質問が多い中、はっきりと答えてあげられない質問もあり、困ってしまうことも。
特に困ったのが
「天国や地獄はどこにあるの?」
「人は死んだらどこに行くの?」といった内容の質問でした。
答えてあげたい気持ちはもちろんあるのですが、本で調べても、誰に聞いても明確な答えがわからない疑問に対して、どう答えてあげるのがいいのかわからずに悩んでいました。
保育園の先生に相談することに
私なりに本やインターネットで調べましたが、なかなか納得の行く答えが見つからず、「保育園の先生なら、何かアドバイスをくれるかもしれない」と思い、長く教育に携わっている園長先生に相談することにしました。
その日、保育園へお迎えに行ったときに
「園長先生に相談があるのですが、いらっしゃいますか?」と副園長先生に訪ねると
「外出中ですが、どうかしましたか?」と聞かれたため、まずは副園長先生に話してみることにしました。副園長先生は、以前長女の担任になったこともあり、会えば話をするような関係でした。
「長女は、天国や地獄はどこにあるの? 天国には行けるの? など、調べてもわからないことを聞いてくることがあります。正確な答えがわからず返答に困ってしまうのですが… そういうときはどのように答えてあげるのがいいですか?」と聞きました。
すると副園長先生は、なぜか明るい表情で
「長女ちゃんは何か悪いことでもしてるの?」と聞いてきたのです。びっくりして
「どういう意味ですか?」と聞き返すと
「誰かにいじわるしてるから、自分が地獄に落ちるかもって心配してるんでしょ?」と言われたのです!
先生の衝撃的な一言
私は、説明不足だったかなと思い
「本にも書いてないし、誰に聞いてもわからないということが、本人の中では不安なんだと思います。不安すぎて泣いてしまうこともあるので、私も辛くなってしまって…」と伝えました。
すると今度は
「ママ友でも作ったら? いつでも相談できるんじゃないの?」と鼻で笑うような感じで言ってきたのです!
私にとっては、ママ友にも相談しづらい内容だったから先生に相談したのに、まさかの一言に驚いてしまいました。
真剣に考えて欲しかっただけなのに
その後、担任の先生にも相談しましたが、副園長先生と同じようにアドバイスをもらうことはなく、
「みんな、そういう時期があるよね…」と言われただけでした。
難しい質問であることは、自分でももちろんわかっています。
しかし長女が成長していく中で、答えがわからないものに対し、納得のいく答えをどのようにして見つけていくべきなのか、相談に乗ってほしかっただけなのに… 鼻で笑うような態度を取られたことにとてもショックを受けました。
長女は、小学生になった今でも、疑問に思ったことがあると、私や夫によく聞いてきます。うまく答えられないときでも
「ママはこう思うけど、どうかな?」と、一緒に答えを探すようになりました。
今でも答えがわからないものに対し、娘は不安になってしまうときがあるようです。正確に答えてあげることはできないけど、長女の不安が少しでも和らぐような答えを一緒に探していきたいと思っています。
(ファンファン福岡公式ライター / emu)