担任の先生の「アタリ」「ハズレ」について考える

 幼稚園に限らず、子どもの担任の先生についてママ同士が「アタリ」「ハズレ」と言い合う場面に何度も出くわしたことがあります。幼稚園教諭として言われる側、母として言う側を経験した現役幼稚園教諭のママが、改めてこの「アタリ」「ハズレ」について考えてみようと思います。

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それは親にとってか、子どもにとってか

出典:写真AC

 担任の先生の「アタリ」「ハズレ」を口に出して言うのは、子どもが小さいほど「親」ですよね。わが子は中学生と高校生ですが、そのくらいになると親よりも子ども本人が「アタリ」や「ハズレ」、「今年はラッキー」「大好きな先生でよかった」「サイアクー」などと言うようになります。この頃になると親も学校教育に慣れてきているし、先生と関わる機会もグンと減るのでママ同士の会話も「まあしょうがないわね」という感じです。  でも子どもが小さいほど、担任の先生と密に連絡を取り合わねばならないことも多く、「アタリ」か「ハズレ」かは特にママに大きな影響を与えるようです。ママが「アタリ」と思えれば、その一年は心穏やかに過ごせることでしょう。「ハズレ」と思ったら、先生のやり方や学級だよりなどに神経をとがらせる場合も。  しかし、ママが「アタリ」と考える先生が、子どもにとっても良い先生なのでしょうか。  幼稚園教諭の経験から言えるのは、親から人気のある先生=子どもにとってもいい先生、というわけではない場合も多くあるということです。「なんであの先生は親から人気なのかしら」と同僚同士で首をかしげる先生もいました。  ハキハキしていて、保護者との会話がスムーズにでき、時に笑わせるような面白いことを言う先生は人気が高いのですが、中でも保護者に厳しいことを言わずに「幼稚園では大丈夫です!」「よくできていますよ!」といいことしか言わない先生の受けがいいようです。  いろいろ導いていかなければならない点がたくさんあるにも関わらず、幼稚園での子どもの様子を保護者に正しく伝えない先生は、果たして「アタリ」でしょうか。  また、行事が上手にできる先生も人気です。特に運動会や発表会などで成績(順位)が良いクラス。これは裏を返すと、必要以上に厳しく指導している場合もあります。

ハズレと言われてしまう先生、本当にそう?

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 一方で「ハズレ」と言われるのは、まず第一に「新卒」の先生ですね。  経験がないので、頼りなく感じてしまうのは当たり前です。ただ、新卒の先生には必ずフォローの先生が付くので逆に安心かもしれません。  そして何より「熱意」は圧倒的にあります。理想に燃えて教員になったのですから、一生懸命やろうとします。保護者対応などには不慣れでも、子どもに対しては熱意をもって接します。わが子も何度か新卒の先生が担任になったことがありますが、どの先生からもそれを感じました。  また一見厳しい先生は、親からの評判はあまり芳しくありませんでしたが、子どもからは人気だったりしました。  どの先生になろうとも、基本的には1年間は変わることがありません。園長などにクレームを言うこともできますが、親の先入観ではなく、子どもが楽しめているか、成長しているか、という観点で見るといいかもしれません。

子どもへの愛情を感じられるか否かで判断を

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 幼稚園の場合、親から離れて初めて触れる大人が幼稚園の先生です。親以外の大人からたくさんの愛を感じることは、子どもの愛着形成の第一歩です。  どの先生が担任になっても、子ども自身が先生から愛されている、と感じられれば、その子にとって素晴らしい先生だと思います。  「幼稚園が好き」「先生が好き」「楽しい!」  子どもからそれらが伝わってきたら、子どもと先生の関りを温かく見守ってほしいと思います。  もし、それが感じられなかったり、先生から疎んじらているかもしれないと感じたときは、保護者が子どもの一番の味方になって、園に相談してください。  担任の先生の「アタリ」「ハズレ」は、親ではなく子どもの目線で見極めるといいかもしれませんね! (ファンファン福岡公式ライター/nanako)

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