子どもを大学に行かせるには、結構なお金がかかります。娘の将来のためにと学資保険を掛けていたものの、大学1年目であっという間に底をつき…。そんなピンチを脱するために、家族みんなで協力して頑張ることにしたのです。
現実は思った以上にお金がかかり、大ピンチ!
娘が生まれてすぐ、将来のためにと郵便局の学資保険を始めました。世帯収入を考え、月々の掛け金は郵便局側が提示する額の最低ラインにしていました。本来なら学資保険だけで大学4年間の学費を賄うのが理想でしたが、現実はかなり厳しいものでした。 というのも、娘が昨年入学した私立大学は、半年分の授業料だけで50万円超え。交通の便もよくないために通学には車が不可欠です。 下りた学資保険は、大学の入学金や授業料、自動車学校の費用で、1年生の時点で使い果たしてしまいました。通学の用の車は夫婦でローンを組んで中古車を購入しました。 高校まではずっと公立でお金がほとんどかからなかったこともあり、「無事に卒業させることができるだろうか」と不安になりました。しかし、娘が「この大学で勉強したい!」と言っている以上、親としても頑張るしかありません。 奨学金は、社会人になってからの返済の負担を考えると、できるだけ頼りたくない。そこで娘が大学1年生の冬に家族会議を開きました。そして、夫婦で仕事を頑張りつつ、家族全員で出費を減らそうと決めました。
卒業まで乗り切るために、家族みんなで工夫して節約
わが家の節約について紹介します。 ■削れそうな出費は、とことん削る ・シャンプー、リンス、化粧水などは大容量品を購入して詰め替え ・食材は週1回まとめ買い ・本は図書館で借りる ・映画やドラマは定額制の動画配信サービスで鑑賞 ・私の車は処分 この中で特に効果的だったのが、食材のまとめ買いでした。余計な物を買わなくなり、1カ月でそれまでの食費から何と2、3万円の節約に成功しました。 読書や映画鑑賞は家族共通の趣味ですが、図書館や定額制サービスの利用で、出費が格段に減りました。 車を持っているとガソリン代や税金、車検代など維持費がかかるので、これを1台分に抑えたのも大きかったです。 完全にやめるのではなく、お金のかからない方法にシフトチェンジしただけなので、思っていたほどストレスも感じませんでした。 たまには「映画館の大きなスクリーンで迫力のある映画を見たいな」と思うこともありますが、娘の卒業までは「とにかくがまん、がまん」です。 ■私の収入は全て貯金に回す それまで、私の仕事の収入の一部は自分のために使っていました。それを全て娘の学費に充てることにしたのです。そのかいあって、ほとんど奨学金に頼らずに済むようになりました。生活費は全て夫の収入で賄うことになりますが、今のところ大きな問題はありません。 とはいえ、この先何かアクシデントが起きれば、たちまち困ってしまうギリギリの家計。節約生活を続けているとめげそうになる日もありますが、家族みんなで励まし合って、無事に卒業の日を迎えたいと思います! (ファンファン福岡公式ライター/牧野ゆか)
子どもの携帯代が高いと思う方へ ~私は、100万を高1娘に投げました~