熊本の荒尾を舞台にした長編映画「女優は泣かない」11月3日(金)大牟田にて先行公開!

 CMディレクターでもあり、「働かざる者たち」「おしゃれの答えがわからない」「面白南極料理人」「賭けからはじまるサヨナラの恋」など数々のドラマ作品の脚本・監督を手がけてきたディレクターの有働佳史さん。生まれ育った熊本・荒尾を舞台に長編映画初監督に挑んだ「女優は泣かない」が、11月3日(金)からDenkikan、セントラルシネマ大牟田にて先行公開、12月1日(金)から全国順次公開となります。

目次

崖っぷちの女優と若手ディレクターが“自分の居場所”を見つけるまでの物語

©2023「女優は泣かない」製作委員会

 スキャンダルで女優の仕事を失った主人公、梨枝は、ドラマ部志望の若手ディレクター・咲と共に“女優が生まれ故郷の熊本で素顔を見せる”密着ドキュメンタリー撮影に渋々挑むことに。互いに衝突しながらも、女優復帰と希望部署への異動をかけて再起を図ろうとする2人。そんな崖っぷちの彼女たちが、家族の問題や才能の限界などの厳しい現実に直面しながらも、過ちやコンプレックスを乗り越え、やがて自分の居場所、ルーツを再発見するまでを描いています。

 有働監督は、脚本完成に2年近くを費やし、2021年8月に一度クランクインするも、コロナ禍の影響で、2日目にして撮影中断。その後、1年3ヶ月を経て、2022年10月末に再クランクインし、2023年11月に九州先行公開、その後、12月に全国公開を迎えます。企画立案から、完成まで6年。まさに有働監督の「地元で映画を撮る」という執念が生み出した渾身の一作です。 

 スキャンダルで女優の仕事を失った主人公・梨枝を演じるのは、「鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成」「あちらにいる鬼」「スイート・マイホーム」と出演作が相次ぐ蓮佛美沙子さん。そして梨枝と衝突しながらもバディとして結束していく若手ディレクターの咲役には、「サマーフィルムにのって」「お耳に合いましたら。」「旅するサンドイッチ」「宝飾時計」など映画やドラマ、舞台と幅広く活躍する伊藤万理華さん。梨枝の同級生でタクシー運転手の拓郎役には、2024 年のNHK連続テレビ⼩説「⻁に翼」、映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」の公開も控える上川周作さん。3人の他にも個性豊かな俳優陣が顔をそろえます。

ストーリー

 スキャンダルで女優の仕事を失った園田梨枝が10 年ぶりに地元の田舎町に帰ってきた。理由は密着ドキュメンタリーの撮影のため。しかし、現場にやってきたのはテレビ局のバラエティ班AD・瀬野咲ただ一人。 全くソリが合わない二人の前途多難な撮影がスタートする。
 なるべくこっそりと撮影をしたい梨枝の気持ちとは裏腹に次々と現れる知人たち。やがて小さな町で噂が広まり、撮影のことを内緒で帰郷した梨枝の存在も家族の耳に入る 父・康夫と大喧嘩の末、町を飛び出した梨枝。その父は今、末期ガンで生死の境を彷徨っていた。父の病状を知りながら、父を避けていた梨枝に怒り心頭の家族。
 果たして、ドキュメンタリー撮影の行方は?そして、梨枝と康夫の確執は…

「女優は泣かない」

公開日:11月3日(金)Denkikan、セントラルシネマ大牟田にて先行公開
12月1日(金)~全国順次公開
配給:マグネタイズ

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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