映画「ゆとりですがなにかインターナショナル」岡田将生さん、松坂桃李さん、水田伸生監督が来福！

2023年10月13日

　2016年に日本テレビ系列で放送され大きな話題を呼んだドラマ「ゆとりですがなにか」が、令和の時代に満を持して映画化！ 10月13日（金）の公開を前に来福した岡田将生さん、松坂桃李さん、水田伸生監督が語った作品への愛や映画「ゆとりですがなにかインターナショナル」の魅力をお伝えします。

6年ぶりの映画化！時代は変わった。俺たちは…どうだ!?

　日本テレビ系列で2016年4月に放送された連続ドラマ「ゆとりですがなにか」。

　《野心がない》《競争意識がない》《協調性がない》と揶揄される“ゆとり世代”と社会に括られたアラサー男子3人が、仕事に、家族に、恋に、友情に、迷いあがきながらも懸命に立ち向かうストーリーです。

　当時、若年層の男女から熱狂的な支持を集め数々の賞を獲得。人気と実力を兼ね備えたキャスト人の熱演も話題となり日本中を席巻しました。

　翌2017年にはスペシャルドラマ「ゆとりですがなにか純米吟醸純情編」が二夜連続で放送され、多くの視聴者に愛される人気作となり、今回待ちに待った映画の公開となりました。

　6年ぶりのスタッフ再集結となった、映画「ゆとりですがなにかインターナショナル」。

　夫婦仲はイマイチで家業の酒屋も契約打ち切り寸前の坂間酒造の次男「坂間正和」を演じる岡田将生さんは今回の映画の話について「本当にうれしかった」、そして「自分の中でとても大切な作品、大切なチームだったのでご褒美みたいな気持ちで撮影に臨みました」と語りました。

　一方、優しく真面目だけれどいまだに女性経験ゼロの小学校教師「山路一豊」を演じる松坂桃李さん。6年ぶりの「ゆとりですがなにか」の現場について「久しぶりにメンバーに会うと、一瞬で、あの時間が戻ってきた感覚になった」そうです。

　そして「水田監督のもとで“山路”として居られることが素直にうれしく楽しかった」と撮影現場の様子を振り返りました。

「ゆとりですがなにか」映画化ですがなにか

ゆとり3人組が映画でさらにバージョンアップ!?

　松坂さん、岡田さん曰く、映画の撮影現場は「完璧」「万全な体制」で、「ドラマからずいぶん時間がたっているのに、変わっていない状態でやらせていただいているのが嬉しかった」と声を揃えます。

　そして松坂さんはこの映画で「より集中して宮藤官九郎さんの脚本に向き合えた」とも。

　これについて水田監督は「連続ドラマは放送日という制約があるのでペースダウンすることが許されず、出演者もスタッフもどこかハイな気持ちになってやっています」とドラマならではの事情を語りつつ、「それに比べると映画は自分たちのペースで、冷静さを持ってやることができました。それがドラマと映画と大きな違いかな」と、解説してくださいました。

　さらに「ドラマとは撮影スタイルやスタッフも、機材も（ドラマでも映画機材を使っているので）、撮影行為の内容は変わっていないけれど、ドラマと映画という出口の在り方でずいぶん違うものだと思いました」と水田監督。映画への期待がますます高まります。
　
　「ゆとりですがなにか」のメインキャストはみな主役級の実力者である岡田将生さん、松坂桃李さん、柳楽優弥さんの3人。

　それに加え、多くの映画賞を受賞する実力派俳優・安藤サクラさん、話題作への出演が途切れない仲野太賀さんと吉岡里帆さん、大ベテランの吉田鋼太郎さんが引き続き出演。それぞれ癖の強いキャラクターを嬉々として好演しています。

　そして今回新たなキャラクターとして「ゆとり」に新風を送り込むメインキャストが木南晴夏さん、上白石萌歌さん、吉原光夫さんの3人。

　ほかにも新旧大勢の豪華キャストが「あの人がこんなところに？」的な、贅沢極まりない出演の仕方で登場するそう。見逃せません。

水田監督は“恩師”のようなもの

　「久しぶりの撮影現場はやっぱりみんな笑っていました。こんなに平和な現場があるんだと思うくらい和やかでした」と昨年の撮影の様子を振り返る松坂さん。

　岡田さんも「友人と会っている感覚に陥ってしまうくらいほどアットホームな現場で、常にみんなで正解を探していくセッションは心地よく、この現場ならではと思いました」と、お二人にとってとても愛おしい現場だったようです。

　岡田さん、松坂さんにとって水田監督はどんな方なのでしょう？

　「水田監督は“恩師”のような方です」と岡田さんも松坂さんも、声を合わせてうなずきました。水田監督はちょっと照れ臭そうに「仲間じゃないのか…」と笑いましたが、お二人とも「“仲間”はベースで…いえ、おこがましいです！」と恐縮しきり。

　そして「水田監督がいてくれるからゆとりの現場は成立する。水田監督にいてもらえるからいろんな選択肢が広げられた中から自由にお芝居ができたんです」と溢れるような感謝の思いも述べられました。

　そこでふと、岡田さんはドラマ「ゆとりですがなにか」のあるシーンを思い出します。

　「すごく狭い階段で山路と坂間が大喧嘩をするシーンがあったんですけど、普通ドラマだったらやらないような狭い空間で、大の大人が子供のように本気で喧嘩するなんてって、最初はびっくりしました」

　「でも、やってみるとこんなに面白くなるんだって、感動しました」

　そんなふうに「ゆとりの現場ではいろいろな表現の仕方を教えていただきました」という岡田さんの言葉に松坂さんも大きく頷き、「ゆとりの現場で学んだことが、その後の違う現場でも生きています」と、岡田さん、松坂さん共に、水田監督に対して感謝しきりでした。

人生、谷あり山あり、ゆとりなし!?

　完全なるコメディでありながら、ユーモアにくるみつつ社会問題をつくのが宮藤官九郎脚本の「ゆとり」シリーズの醍醐味。

　映画「ゆとりですがなにかインターナショナル」では、日本を代表する超豪華トリオと最強クリエイター人が再び終結し、あらゆる世代、そして世界に贈る新たなコメデイー映画を爆誕させます！

映画「ゆとりですがなにかインターナショナル」ストーリー

　野心がない、競争意識がない、協調性がない「ゆとり世代」。かつて勝手にそう名付けられた彼らも30代半ばを迎え、それぞれ人生の岐路に立たされていた…。

　夫婦仲はイマイチ、家業の酒屋も契約打ち切り寸前の坂間正和（岡田将生）、いまだに女性経験ゼロの小学校教師・山路一豊（松坂桃李）、事業に失敗し中国から帰ってきたフリーター・道上まりぶ（柳楽優弥）。

　家族、仕事、仲間、ライバル、不倫疑惑、マッチングアプリ、エビチリ、二日酔い…彼らの前に立ちはだかる“人生の試練”…！

　そして、Z世代、働き方改革、コンプライアンス、多様性、グローバル化…という想像を超える新時代の波も押し寄せ、物語は予想外の展開へ…!!

　喜怒哀楽渦巻く予測不能なドタバタ人間ドラマが、新時代の幕を開ける！