休日返上で子どもたちの引率 息子のチームメイトが発した言葉にブチ切れ!

スポーツ少年団の引率当番に当たり、2年生の男子児童5名を連れて会場へ行くことに。試合に負けたことをきっかけに「こんな試合おもしろくねぇ!」「アイツのせいだ!」「チームプレーなんだからそんなこと言っちゃいけないんだよ!」と子ども同士で叩く蹴るの激しい喧嘩に発展。「やめなさい!」と仲裁した私に、とある男子児童がトンデモナイ一言! これって今は普通なんですか?

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スポーツ少年団の引率当番

写真AC

 息子は小学校入学と同時にスポーツ少年団に入団しました。団員は同じ小学校の1~6年生までの男子児童たち。コーチ陣は団員の保護者のみで構成されているアットホームな少年団です。そして少年団には、見守り・応急処置・車出し・試合引率などを担当する「保護者当番」があります。

 男性のコーチがいると大人しくしている団員たちも、当番のお母さんしかいないと、練習中でも木に登る・砂遊び・虫探しをして遊び始めたり、指示に従わなかったりと好き放題です。入団したての私はそんなことともつゆ知らず、試合の引率を買って出たことを後々後悔することになるのでした。

試合に負けて八つ当たり

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 毎年恒例のスポーツイベントへの参加が決まり、団員の引率当番になった私。試合会場に到着し、受付や団員の試合出場のための準備を手伝います。あとは適当に試合を眺めて帰るだけ… とお気楽に構えていた時に事件は起こりました。

 一つ目の試合が終わった頃
 「こんな試合おもしろくねぇ!」と団員の一人A君が怒ってこちらに歩いてきました。どうやら試合に負けたようです。A君は保護者の間でも「大人しい子」というイメージが浸透している団員です。ところが、いつものA君とは様子が違います。

 向こうから大きな声で文句を言いながら歩いてきたA君は、すれ違いざまに思いっきり手で私を突き飛ばしていきました。「大人しい」と思っていた子に突き飛ばされ、唖然とする私。戸惑っているとA君が今度は別の団員、B君にも八つ当たりをし始めました。

 さらに何事かと近寄ってきたC君をも巻き込んで、叩いたり蹴ったり怒鳴り合いが始まりもう手に負えません。近寄って
 「やめなさい!」と一喝するもA君だけ止めません。B君C君は私の一喝でケンカを止めて立ち去ろうとしています。

 そしてB君C君が、A君に背中を向けたその瞬間… A君がB君C君の背中に飛び蹴りをしたのです! その後、A君は団員みんなに向かって
 「おまえら! 全員しね!」と叫びました。あっけにとられる私と、目が点の団員たち。

 我に返りここは大人の出番とばかりに
 「お友達みんな死んだら、試合もできないし一人ぼっちになっちゃうよ」と優しく諭してみたのですが、A君からの返事は
 「うるせぇ!」の一言。「こりゃ何言ってもダメだな」と冷たい視線をA君に向けていると、私の視線に気づきA君がさらに一言
 「てめぇ! なに見てるんだよ! こっち見るんじゃねぇよ!」

 休日返上して団員の試合引率・車出しを一人で、しかもボランティアでやっているというのに。お礼を言われるならまだしも罵倒されるなんて…。ついに私の堪忍袋の緒が切れたのでした。顔を真っ赤にして怒った私は、低学年の男子児童相手に
 「おまえが見てるんだろう!」と同じレベルの買い言葉で応戦してしまったのです。

引率当番がトラウマに

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 試合終了後、解散場所まで無事に団員全員を送り届け引率当番の仕事は終了したものの、その後も“低学年の子どもから乱暴な言葉遣いをされた”イライラと、“子ども相手に本気でキレてしまった自分”へのショックから、この一件はしばらく頭から離れませんでした。

 そして翌日はどっと疲れが出て、仕事もなかなか手につかず…。二度と試合の引率は引き受けないと心に誓ったのです。

 わが家では、「おまえ!」「てめぇ!」「しね!」等の乱暴な言葉遣いは一切許していません。私の周囲には、乱暴な言葉遣いをする子どもがあまりいなかったものですから、今回のA君の言動には非常に驚きました。

 この一件で「今の大人はこういう乱暴な言葉遣いを注意しないのかしら」と疑問に思った次第です。みなさんのおうちでは、お子さんはどんな言葉遣いをしていますか? 乱暴な言葉遣いをしていたら、どうしていますか?

(ファンファン福岡公式ライター/ダイワ エノ)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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