【痛い話】ホチキスで留めたのは、自分の指だった!

私がとある企業で事務をしていた頃の話です。事務といっても、部署の何でも屋さんみたいなポジションで、電話が鳴れば一番に出ますし、雑務全般こなしていました。大変だったのは、多い時には1日100名以上ある来客の受付を私含め2人でこなしていたことです。来客が少ないときはいいのですが、多いときはてんてこ舞いになり、そして悲劇は起きました。

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会議資料を100部用意することに!

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 ある日、社外の人を呼んでの大事な会議が行われることになり、資料を100部ほど用意することになりました。
 印刷も終盤に差し掛かった頃、なんと資料の一部にミスを発見! 大急ぎで担当社員に訂正してもらいましたが、今まで印刷したものがボツになり、一から印刷し直しすることに…。会議までに間に合うかどうか、怪しい雲行きになってしまいました。

 大事な会議とあって、オフィスにはピリピリした雰囲気が漂います。

急な来客がたてこむ

 会議開始まであと1時間。やっと印刷が全て終わり、まとめて資料作りに取り掛かかろうとした矢先、ぽつぽつと来客が。私は一旦資料作りの手を止め、受付に回りました。

 こういう時に限って、予定外の来客が続いたりするのです。なんと、外国籍の集団のお客様がこちらに向かってきます。何やら英語で一生懸命話しかけてくるお客様… 資料作りどころではなくなり、やむを得ず2人で対応することにしました。

痛い! 思わぬ悲劇が

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 会議の時間が迫る中、その会議に出席するためのお客様が続々と来社してきます。なんとか手の空いた社員が資料作りを引継いでくれていたので、作業がストップすることはありませんでしたが、資料が完成していないので皆の焦りはピークに。

 そんな時、お客様の波が一瞬途切れた瞬間がありました。ここぞとばかりに私たちはホチキス留めを開始します。「いいぞ、このまま最後までいけるー!」と猛烈な早さで作業を進めていきました。もう無心でバチンバチンと留めていたところ… ふっと顔をあげるとお客様が立っていました。

 焦って笑顔で対応した瞬間、手だけはバチンバチンとホチキス止めを継続していたようで、間違えて自分の指をホチキスで留めしてしまったのです!

顔を引きつらせながら接客

 一瞬何が起きたかわかりませんでした。見ると、指にはしっかり芯が刺さり、どんどん指から血が噴き出してくるのが分かりました。そのとたん、痛みと恐ろしさが押し寄せてきます。

 これを今みんなに見せたら、驚くかな、いや恥ずかしいな、というか会議の資料間に合ってなくてピリピリ中なんだ! と頭の中に色々な思いが駆け巡り、「ここは笑顔で接客に徹すべし!」と自分に言い聞かせました。

 幸いなことに受付をする机にはティッシュ箱があり、ジンジンする指に大量のティッシュを巻きつけて、誰にも悟られないように、なんとか接客をこなしました。

 悟られないように… していたつもりでしたがすぐに横にいた事務仲間が
 「どうしたの?」と気づいてくれたので、
 「指をホチ留めしちゃったー!」と言った時の、彼女の驚きの顔を今でも忘れません。すぐ芯を取るように言ってくれ、恐る恐る自分で抜いた瞬間が一番怖かったです。

誰かにヘルプを出すのも大事

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 結局、私が指にけがをしたことは、他の社員にの耳にも届いてしまい
 「休んでていいよ!」と言ってもらえたので、資料作りの戦線から外れました。

 いそいそとトイレで絆創膏を三重にしてオフィスに戻った時は、資料作りは終わり、少し時間は押したものの会議は無事始まっていました。

 後から事務仲間に聞いたのですが、私が資料作りから抜けた後、お客様には少し待っていただくよう一言謝罪をし、社員総出でホチキス留め作業をしたそうです。最初から潔く、「接客と資料作りの同時進行は無理です」と誰かに助けを求めていれば、自分の指をホチキス留めしてしまうことなんてなかったな、と思った出来事でした。

 傷はどうなったかといいますと、なかなかの深さで突き刺さっていたので、傷口がキレイになるまで1カ月くらいかかりました。利き手ではなかったが不幸中の幸いでした。

(ファンファン福岡公式ライター / めめこ)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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