福岡市内から車で1時間ほどで行ける佐賀県唐津市で日帰り旅をしませんか? 唐津城をはじめ名勝・虹の松原、唐津くんちなど歴史、文化、自然が調和した街です。編集部が注目した唐津のおすすめスポットを紹介します。
キュートなカレードリア サイフォン式コーヒーも【珈琲 檸檬樹】
1988年から営業を続ける落ち着いた雰囲気の喫茶店です。オーナーの増本一夫さん夫婦が物腰柔らかに出迎えます。
店名は梶井基次郎の小説「檸檬」が由来で、根付くようにとの思いを込めて「樹」の字を加えたといいます。
2011年、唐津の地域おこしとして「唐ワン咖哩(カリー)」のメニューが募集されました。当時、1号店として増本さんが考案したのが唐ワン咖哩「カレードリア」(950円、ミニサラダと飲み物のセットは1,350円)です。
食パンの器に“食べられるふた”が添えられ、キュートに見えてボリュームは大。バターライス、キーマカレー、チーズが分厚いパンの中に詰まっています。SNS(交流サイト)を見た旅行者などに人気だそうですよ。
こくがあって味わい深いホワイトソースが入った「ドリアボート」(950円)、「グラタンボ―ト」(同)は女性に支持されています。
「スープピラフ」(900円、セットは1,300円)はお店のまかないから生まれたメニューで、スープに浸されたピラフのもちっとした食感が印象的です。ホワイトソース、トマトソース、コンソメが選べます。
12月から5月までお目見えする「ビーフシチューセット」(サラダ、ライスかトースト、デザート、飲み物で2,000円)も要チェック。地元の人に愛される日替わりの「おまかせランチ」(850円、飲み物付きは1,200円)もあります。
さらに、「クリームあんみつ」(800円)、「チョコレートパフェ」(同)などのデザートも充実していますよ。
コーヒーはサイフォン式でいれられます。こく、深みが出るドリップ式に対してサイフォン式はすっきりとした仕上がりになり、食後に好まれるんだとか。
理科の実験のようなサイフォン式の抽出を初めて見た編集部は興味津々。コーヒーの香りに癒やされながら、増本さん夫婦が醸し出す穏やかな時間に浸れます。
珈琲 檸檬樹(かふぇ れもんじゅ)
住所 佐賀県唐津市新興町2936-7
電話 0955-73-4919
営業 10:00~20:00
休み 月曜
駐車場 12台
雑貨からお菓子まで1,000点近くの土産がそろう!【唐津市ふるさと会館 アルピノ】
JR唐津駅の東側にある「唐津市ふるさと会館 アルピノ」では雑貨、地酒、民芸品、お菓子、食品、農・海産品など1,000点近い商品を取り扱っています。
唐津神社の秋季例大祭「唐津くんち」の曳山をモチーフにした「曳山帽子」が目を引きました。小さい子ども用に人気だといいます。
「唐津くんち」時期の10月ごろに入荷され、よく売れるそうです。「鯛ぼうし」(4,200円)「青獅子ぼうし」(3,500円)の2種類があります。
「夢甘夏ゼリー」(470円、2Lサイズ)は不動の人気。甘夏の皮が器になった“プルプル食感”のゼリーです。甘夏独特のほろ苦さが甘みを引き締めています。
製造を始めて35年になる「甘夏かあちゃん」(唐津市呼子町)の山口めぐみさんは「春先、夏、秋に取れた果汁をブレントしています。食べるときは、皮ごと切ってみてください。香りが広がりますよ」と話します。唐津の人に愛され、贈り物にも選ばれている商品。東京のホテルでも提供されているそうです。
2023年の10月に販売を始めた「KARATSU THE BEER」(450円)は、唐津で初めて誕生した地ビール。芳醇(ほうじゅん)な味わいの中に、唐津産・清見みかんの爽やかさが感じられます。
今後、唐津南高校の生徒が大切に育てたホップが材料として使われる予定だそうです。パッケージの細部にも注目を。 ビールの泡の部分に唐津城と唐津の海が表現されています! こだわりが詰まった一本です。
店内にはカフェも併設。席数はイートンとカフェを合わせて10席です。
レモンの出荷時期に合わせて、看板メニューの「唐津産レモンスカッシュ」(500円)が提供されていました。唐津産レモンを漬け込んだ自家製シロップが使われています。ほのかに甘く、すっきりとた味わいです。
「げんこうノンオイルドレッシング」(600円)もおすすめ。唐津市・固有品種の柑橘“げんこう”を使ったヘルシーでさっぱりとした風味です。
ほかにもサイダーなどの飲み物、調味料、野菜をはじめ、唐津焼の器も並んでいました。土産選びにぴったりの場所です。
唐津市ふるさと会館 アルピノ
住所 佐賀県唐津市新興町2881-1
電話 0955-75-5155
営業 9:00~18:00(夏休み期間は ~19:00)
休み 奇数月の第3木曜、元日
駐車場 あり
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