子育ての弱音をSNSに投稿したことを後悔… 同期に言われた思わぬ一言

私は4年前に長女を出産。毎日新しいことの連続に戸惑い、時にはどうしたらいいかわからず涙を流しながら育児をすることもありました。もちろん辛いことばかりではありません。日に日に成長していく子どもの成長を楽しみながら、育児に奮闘する毎日でした。育児の記録として、時々SNSに投稿していた子どもの写真とその時の自分の心境。これが後に、フォロワーの双子ママからお叱りを受ける原因となるとは思いもしませんでした。

目次

育児とつわり

写真AC

 長女が1歳を過ぎた頃、第2子を授かりました。その頃の長女は夜泣きが酷い時期。夫と協力しながら対応するもなかなか泣き止まないこともあり、つわりで心身ともにしんどいと思ってしまいました。

 そんなある日、SNSに投稿した子どもの写真と自分の心境。お気に入りのおもちゃで遊ぶ娘の写真と共に
 「日中は機嫌良く遊んでいることが多いけど、夜中になると夜泣きがひどくてしんどい時がある」自分の心境を綴り、のちにこれも一つのいい思い出になれば良いなと思いながら投稿しました。

突然送られてくるDM

 すると、突然元同期からDMが届きました。元同期とは2人で遊ぶ程仲がいいわけではありませんが、仕事場で会ったら会話をする仲。自分の意思をしっかりと主張することができて、話す時はにこにことしていて愛嬌がある人でした。

 私が退職した後も、お互いSNSを投稿すると時折コメントやリアクションをする程度の仲でした。私が長女を出産した半年後に元同期は双子を出産。お互いSNSでの出産報告に
 「おめでとう!」
 「お互い育児頑張ろね」そんなコメントをし合っていました。

 いつもは直接コメントをしてくる元同期、その時はDMが届いたので、「DMを送ってくるなんてめずらしいなあ」と思ったのですが…。

許されない1人育児の弱音

写真AC

 DMを開くと予想もつかない内容でした。
 「1人しか育ててないのに弱音? こっちは2人育ててるんですけど〜! 1人育児なんだから弱音吐かずに頑張って」私の心境を綴った投稿を見て、不快な気持ちにさせてしまったのでしょう。

 その時は、双子を育てている元同期を不快にさせてしまった申し訳なさで
 「双子育児大変だよね。こんなんで弱音吐いてられないよね〜 ごめん」と返信しました。

 その後は特に返信もなく…。「相当不快な気持ちにさせてしまったんだろうな」と思い、距離を置くことを決めたのでした。

時間が経ってモヤモヤ

 双子を育てることは想像もできないほど大変なのに、1人の子どもを育てているだけでしんどいと思ってしまったら母親失格かもしれない。1人育児で弱音なんか吐いてちゃいけない… と思う反面、逆に「なぜ1人育児だと弱音を吐いちゃいけないの?」とモヤモヤとする気持ちが生まれました。

 そこで、いつも私の悩みを親身になって聞いてくれる親友に相談。すると親友は私に
 「その元同期の人も育児でいっぱいいっぱいで、周りの育児と比較して余計にしんどいと感じてしまっていた時期だったんじゃないの?」と一言。

 この一言で、そのパターンも考えられるんだなあと納得し、私のモヤモヤする気持ちは落ち着きました。

 そして元同期である双子ママにお叱りを受けて以来、SNSに自分の育児中の心境を綴ることはやめました。元同期はというと、今でも時折自分の双子育児の様子・大変さをSNSに投稿しています。

写真AC

 この一件で、私はSNSに弱音を投稿することはやめましたが、実際は弱音の吐き方は人それぞれだと思います。

 子どもが1人だろうと2人だろうと何人だろうと、しんどい時はしんどいです。辛い気持ちを言葉・声にすることで心が救われ、少しでも楽しく育児ができるママさんたちが増えますように、そう願っています。 

(ファンファン福岡公式ライター / ブランコ)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

ファンファン福岡(fanfunfukuoka)は、街ネタやグルメ、コラム、イベント等、地元福岡・博多・天神の情報が満載の街メディア。「福岡の、人が動き、人を動かし、街を動かす」メディアを目指しています。

目次