年長になると、ランドセル選びが盛んになりますね。うちは何と、年中のときには次女のランドセルを購入済みでした。入学式の洋服もお下がりですむことが決まって嬉しい反面、時間もお金もかけて奮闘した長女の入学準備をふと思い出しました。あまりの差に、次女への申し訳ない気持ちが湧いてきて… モヤモヤしてしまった母の決意とは。
次女の入学準備
昨年の春、次女は年長になりました。
ゴールデンウィーク頃から、店頭には新作のランドセルが並び、周りはラン活の話に花が咲く中…。実はわが家は、もう既にランドセルをゲットしていました。
なぜなら、まだ年中になったばかりの頃。たまたま通りかかったバッグ専門店で閉店セールをしており、そこで型落ちの特価になっていたランドセルを衝動買いしてしまっていたからです！
ここで少し言い訳させていただくと、衝動買いしたのは事実ですが、次女本人が
「どうしても赤とピンクの混ざったこのランドセルがいい！」と、店頭でランドセルを背負ったまま
「お願い～！ お願い～」と、ずっとせがみ続けられた、というのもひとつの理由です。
さすがにまだ年中になったばかりだし、来年になったらまた違う色やデザインがいいと言い出すかもしれないと思っていたので
「もう少し他のも見てみたら？」と諭しました。
しかし、結局なんだかんだ言って「そのランドセルを買いたい」と思っているのは私自身でした。なにせ値段が魅力的過ぎたのです！
大手ランドセルメーカーで新作なら6、7万円くらいするであろうものが、前年の型落ちラスト1点ものということと、お店が閉店セール中というラッキーが重なり、なんと2万円台でした。
結局、保証期間をちゃんと1年延長してもらったうえで購入を決め、次女は大喜び。
「ママ、ありがとう！」とご満悦でした。
ちなみに入学式の洋服も、ご近所のお姉さんからのお下がりで、あっさり解決です。
一方、長女の入学準備は？
長女のランドセル選びは、世間の波に乗り遅れまいと、年長のゴールデンウィークからスタートしました。
先輩ママたちから
「早く買わないと、好きな色が選べなくなる！」と聞いていたので、親子共々気合が入っていたのです。パンフレットを取り寄せてみたり、アプリでカスタマイズのデザインを見てみたり… ああでもないこうでもないと悩み疲れ、結局セミオーダーで購入を決めました。
今振り返ると、「あのブランドの、あの色の、あのデザイン！」とものすごいこだわりがある場合以外は、そんなに急がなくとも気に入るランドセルを買うことができる気がします。
入学式の服も色々なブランドを調べ、百貨店にも足を運び、お気に入りを購入。長女もすっかり満足した様子でした。
長女と次女の差に思うこと
姉妹や兄弟がいれば、お下がりはある程度仕方のないことかもしれません。
でも、私の力の入れように長女と次女で差があるなと思ってしまい、次女には何だか申し訳なくなりました。
でも次女本人は、その差に全く気付いておらず、むしろお気に入りのランドセルを誰よりも早く手に入れたことを誇らしく思っている様子。鏡の前でランドセルを背負っては嬉しそうにしています。
「やっぱり違う色が良かった！」とならずに、ほっとしている母です。
お下がりの入学式の洋服もかなり気に入っているようで
「このリボンがかわいい～！」とこれもまた鏡の前で試着しては楽しそうにファッションショーをしています。その様子を見て微笑ましく思う一方、やっぱり心のどこかで申し訳なさがありました。
次女の入学式に向けて決意！
次女は、お下がり事情に慣れていて、着古した感じのものは慣れっこといった感じです。
ありがたいことに、お下がりはお姉ちゃんのものだから「自分もお姉さんになった」というある種のステイタスのような考えが次女にはあるようで、サイズが合えば喜んで着てくれます。
ただ、姉妹でも好みや体形は違うもの。これから入学に向けて新しく買い揃えるものは、次女の好みを出来る限り叶えてあげたいと思っています。
もちろん「お金をかければいい」というわけではないので、皆さんもお下がりを上手く利用しつつ、下の子に新品を購入するときは、上の子のときと同じくらい一緒に選ぶことを楽しんでみてくださいね！
（ファンファン福岡公式ライター / めめこ）
