「マリンワールド海の中道」8つの謎を解く!〜ファンファン調査隊 地元企業大解剖 第10弾〜

 「マリンワールド海の中道」は4月18日(木)で開業35周年を迎えます。今回は飼育する希少な生き物やハプニング、周年記念として誕生した新エリアについて紹介!「マリンワールド海の中道」の意外と知らない謎に迫ります…!

目次

【ナゾ1】今年で35周年! これまでの歩みを教えて!

開業当時の様子

 1989年4月18日開業。現在の建物の正面向かって左側半分のみでオープンしました。当初は「対馬暖流」をテーマにさまざまな生き物を展示し、温帯から寒帯までをイメージした順路だったとか。この頃からイルカショーが開催され、連日大にぎわい。チケット購入の列が、外のイルカのモニュメントまで続いたそうです…!
 そして95年に全館オープン。過去最高の150万人が来館し、外観も現在の形になりました。

現在。貝殻のような形の外観が目印!

 その後、2017年に全館リニューアルオープン。九州7県の水辺を紹介したいという思いから展示テーマを「九州の海」に変え、一部水槽から壁、床、天井などを改装しました。

 現在350種類3万点の生き物を飼育。うち2万点は、外洋大水槽を泳ぐ真イワシが占めています。

【ナゾ2】将来日本でラッコが見られなくなるって本当?

 「マリンワールド海の中道」では、89年よりラッコを絶えず飼育しています。ピーク時は全国に122頭いましたが、ワシントン条約によって輸入ができなくなり、国内繁殖もうまくいかなかったことから現在3頭まで減少。国内の水族館で見られるのは、三重県にある「鳥羽水族館」の2頭(キラちゃん、メイちゃん)と、「マリンワールド海の中道」の1頭(リロくん)です。

ラッコのリロくん

 リロくんは、和歌山県にある「アドベンチャーワールド」からやってきたオスのラッコ。「鳥羽水族館」にいるキラちゃんと兄妹です。リロくんは3月30日で17歳に! 人間でいうと70~80歳にあたります。

 これまで当たり前に見てきたラッコですが、実はかなり貴重。日本で見られなくなる可能性が高まり、いま国内外からの来館者が増えています。

【ナゾ3】長寿の生き物を教えて!

バンドウイルカ「ハッピー」

美人イルカのハッピーちゃん

 「ハッピー」は、唯一89年から飼育されているイルカ。推定35歳。人間でいうと40代にあたります。性別はメス。「マロン」「ハル」の母親です。90年からイルカショーに出場し、現在も活躍中! 多くのトレーナーより水族館歴が長く、みんなの大先輩のような存在です。

シロワニ「3番」

シロワニの3番くん

 「シロワニ」とはサメの仲間。とても臆病で穏やかな性格が特徴です。95年に「マリンワールド海の中道」が国内初飼育。オーストラリアの水族館から空輸で運び、その時の1匹である「3番」が今も生きています。
 見られるのは外洋大水槽。「3番」はオスで、約3mの長い体が特徴。鼻先が上にカーブしています。

【ナゾ4】水槽にまつわる秘密を教えて!

 昔、水族館ではガラス製の水槽が使用されていました。より丈夫で透明度の高い「アクリルガラス」が採用されたことで、大きな水槽の設置やイルカを飼育できるように。アクリルガラスに厚みをもたせることで大きな水圧や衝撃に耐えられるようになり、大型の水族館が増えていったそうです。

 「マリンワールド海の中道」の水槽の水は、玄界灘の沖合に取水口があり、そこから地下のパイプを通ってきています。海ノ中道駅に海水を貯める貯留槽があり、そこから大事に使用しています。また、出入り口の大階段の真下には「ろ過装置」があり、ここで水を循環させてきれいに。新鮮な玄界灘の水も補給しています。

 掃除は小さな水槽だと半年に1回のペース。外洋大水槽は、1,400トンの水を支える躯体がもたないことから、全排水での掃除は行ったことがないそうです。

【ナゾ5】これまでに館内で起きたハプニングはある?

 ショーでのハプニングは多々起きるそうで、イルカやアシカがトレーナーのいうことを聞かないことがたまにあるとか。特にイルカはベテラン勢が多く、トレーナーを見分けているため、新人トレーナーは試されるそうです。そのためトレーナー側が「先輩、お願いしますよ!」と“ヨイショ”してショーに挑むこともあるとか! ショーでは、イルカとトレーナーの面白い関係性にも注目してみては♪

 その他、水槽からエイや水ダコが出てしまったり、水槽ショーでマイクが入らなかったり…と水族館ならではの珍事件も。企画広報の藤丸さんは「いろいろなことが起こって毎日楽しいですよ」と話します。

【ナゾ6】新エリア「アイランドステージ」では何が見られるの?

新エリア「アイランドステージ」。白い模様の内側がステージです

 「かいじゅうアイランド」の新エリア「アイランドステージ」では、新イベントとして「GoGo アザラシ」と「ペンギンパレード」を毎日開催。ステージは(写真の)白い模様の内側。観覧の際はステージを360度囲うようにして見ます。

ゴマフアザラシのクーくん入場! 陸での動きがかわいすぎ!

 「GoGo アザラシ」では、アザラシ2頭が登場し、手を振ったり、敬礼をしたりとかわいいしぐさや鳴き声を披露してくれます。

敬礼! かわいくポーズを決めるクーくん

 その他、アザラシの口の中や食べ方、体の模様から足の爪までを間近で見ることができます。今まで知らなかった新しい発見があるのでは♪

こんなに間近で爪を見ることも!

 開催は平日10:50~(1日1回)、土日祝10:50~/13:50~(1日2回)。1開催あたり10分程度となります。※開催日時は変動する可能性あり。詳しくは公式サイトを確認してください

アシカのカズくんも今後登場するかも♪

 今後アザラシに加えて、体の大きなアシカも登場するかもしれません!

海の中道海洋生態科学館 アザラシ担当 小城さん

 アザラシ担当の小城さんは「アザラシを間近で見れるのでぜひ来てください! かわいい表情や得意技を披露するので写真に収めてもらえたら」と話します。

【ナゾ7】新エリア「ペンギンビーチ」の見どころは?

新エリア「ペンギンビーチ」。泳ぐ姿を真横から見られます

 「かいじゅうアイランド」の新エリア「ペンギンビーチ」は、ケープペンギンの生息地である南アフリカ・ボルダーズビーチを再現したエリア。砂場でくつろぐ姿やプールで泳ぐ様子を間近で見ることができます。

2017年からある「ペンギンの丘」

 現在「マリンワールド海の中道」にいるペンギンは計27羽。既存の「ペンギンの丘」はそのままに、「ペンギンビーチ」には10羽程度が引っ越します。

日なたぼっこ中のペンギンたち

 「アイランドステージ」で開催される「ペンギンパレード」は毎日12:50~実施。4~5羽が登場し、ペンギンを深く知ってもらうための解説などが行われます。※登場個体数や開催日程は変動する可能性あり。詳しくは公式サイトを確認してください

一列になって歩く姿を見られるかもしれません♪

 また、これまで限定的に実施してきた「おやすみペンギン」を毎日開催!「ペンギンビーチ」から小屋へ帰る姿をすぐそばで見ることができます◎。時間は16:00頃の予定。

海の中道海洋生態科学館 ペンギン担当 福永さん

 ペンギン担当の福永さんは「新エリアでは、ペンギンの見れなかった一面が垣間見えます。近くで見れるイベントを準備しているのでぜひお越しください!」と話します。

【ナゾ8】館内ショップ「SEA FOREST」の人気アイテムは?

おとな人気No.1「マリンワールドオリジナル ステンレスタンブラー」1,980円

 保温・保冷で機能性抜群のタンブラー。「飲まんとね」の言葉と共に、ラッコがビールを持つ愛らしいイラストが目を引きます♪ 自宅ではもちろん、職場でも使いやすいのでは。

子ども人気No.1「マリンフレンズ ウォーターキーホルダー」880円

 人気の生き物がプカプカ浮かぶウォーターキーホルダー。ラッコやイルカ、スナメリ、アナゴ、クマノミなど全16種類がそろいます。子どもへのお土産に喜ばれること間違いなし!

人気急上昇中!「マリンワールドオリジナル 抱きまくらっこ」3,980円

 1~2年前から販売中の抱きまくら。TBSドラマ「Eye Love You」にも登場しているアイテムです。もちもちふわふわの触り心地に、すやすやと眠るラッコの表情がたまらない♪ 自分用に購入する人が多いそうです。


 オープンして35周年。これからも進化し続け、いつでも皆さまにとってほっとする場所でありたいと思っています。最近、水族館デビューした方はもちろん、子どもの頃から久しぶりの方も、楽しく癒やされること間違いなしです!

企画広報 藤丸亜矢さん

マリンワールド海の中道

住所 福岡市東区西戸崎18-28
時間 9:30~17:30(通常営業時間)
休館 2月第1月曜とその翌日
料金 大人2,500円、シニア(65歳以上)2,200円、小・中学生1,200円、幼児(3歳以上小学生未満)700円
電話 092-603-0400

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

「ファンファン福岡/サブクリップ」(福岡都市圏内配布、福岡市地下鉄駅駅設置)紙面に掲載した話題、編集部員が突撃取材した話題などを紹介します!

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