娘の送迎のために、幼稚園の駐車場を利用していた私。しかし、幼稚園の駐車場内で車に傷をつけられてしまったのです。愛車に傷をつけたであろう女の子のママがとった非常識すぎる行動に、私は思わず絶句してしまい…。
幼稚園の駐車場で危険な行動をする女の子
娘の幼稚園には、送迎専用の駐車場があります。駐車場は子どもも出入りするので、車の乗り降りに気をつけるなど保護者みんなが注意して利用していました。私も車で送迎をしているのですが、ひとつ気になることが…。それは、同じ幼稚園に通う女の子(Rちゃん)親子です。
私は車の乗り降りのとき、娘が他の車に接触したり傷をつけたりしないよう注意しているのですが、Rちゃんの駐車場での行動がヒヤヒヤものなのです。Rちゃんは駐車場で砂利を蹴ったり、お遊戯会で使ったプラスチック製の棒のおもちゃを振り回したり…。周りのママも、駐車場でのRちゃんを見てヒヤヒヤしていました。
何より問題なのが、RちゃんママがRちゃんに一切注意をしないこと。周囲も「Rちゃんママはわが子に無関心な人」と捉えている人も多くいました。
しかもRちゃんママは、他の保護者とまったく交流をせず「話しかけるな」というオーラを出しているので、駐車場でのRちゃんの行動を周りも注意しにくかったのです。
「ガン!」愛車に何かが当たる音が!?
ある日のこと。幼稚園の駐車場に停めていた車に乗り込むと、Rちゃんが駐車場内に走って入ってきました。するとRちゃんが私の車の横で激しく回り始め、その瞬間「ガン!」と車に物が当たる音が。なんと、Rちゃんのリュックについていたプラスチック製のキーホルダーが私の車に当たったのです。
Rちゃんは何事もなかったかのように自分で助手席に乗り込み、Rちゃんママも知らない顔をしてそのまま車で出ていきました。慌てて車を降りてボディを確認すると、幸い目立つ傷はなかったものの苛立ちが込み上げてきた私。
「このままではいつか愛車に傷がついてしまう」そう思い、幼稚園に事情を話して駐車場内の注意書き(子どもを見ておくこと・他の車に注意を払うこと)のお便りを配布してもらいました。
その後、私はできるだけRちゃんの車から離れて停めるなど気を付けていましたが、とうとう恐れていたことが起こってしまったのです。
当て逃げされ泣き寝入りの私
娘のお迎えで幼稚園の駐車場に車を停めると、Rちゃんママが車で入ってきて私の真横に停めたのです。嫌な予感がしたものの、駐車場は満車で車を移動することもできず…。仕方なく、車を降りて園へ入りました。
お迎えも終わり娘と駐車場に戻ると、Rちゃん親子は先に帰っていて車がなかったのです。車に乗ろうと運転席のドアを見た瞬間、私は絶句しました。
お迎えまでは真っ白で無傷だった運転席のドアに、赤い塗料が付着しているではありませんか! Rちゃんの車は赤色で、私の隣に停めていたのもRちゃんの車…。思い返せば、Rちゃんはいつも自分で助手席のドアを開けて乗り降りしていました。
「Rちゃんの助手席のドアが当たったに違いない」ショックで頭の中が真っ白になった私。ただ、駐車場に防犯カメラはなく証拠もありません。幼稚園側は駐車場のトラブルには関与しないルールですし、Rちゃん親子を当て逃げ犯にして騒ぎを大きくするわけにもいかず…。
「もしかしたら正直に名乗り出てくれるかもしれない」そんな期待を抱きつつ、仕方なくその場を後にしました。しかし、Rちゃんママは思いもよらない行動をとったのです。
Rちゃんママの行動にドン引き!
なんとRちゃんママは、正直に名乗り出るどころか事件の翌日から自転車の送迎に変わり、ピタリと車に乗ってこなくなったのです。
きっとRちゃんママは、私の車のドアに傷をつけたことを知っていて気まずくなったのでしょう。結局Rちゃんママは卒園まで車に乗ってこず、シラを切りとおされました。
泣き寝入りするしかなく、今思い返しても悔しく腹立たしくなります。あまりにも非常識なママもいるのだと痛感した、ありえない出来事でした。
(ファンファン福岡公式ライター/餅キナコ)