半同棲とはどこから?メリットやお金の実態、話し合いのポイントを紹介

 半同棲とは、カップルがどちらかの家へ定期的に通っている状態のこと。ただし明確な定義がなく、「半同棲とはどこから?」「家賃などのお金や家事分担はどうしてる?」と疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。

 そこで今回は、半同棲の定義とメリット・デメリット、パートナーとスムーズに話し合うポイントを紹介します。

 アンケートからみえてきたリアルな実態や半同棲から同棲・結婚に至った人の経験談も紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね!

目次

半同棲の定義とは?【同棲との違い】

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 半同棲とは、2人で1つの住所に暮らす同棲とは異なり、カップルがどちらかの家に定期的に通っている状態のことです。

 半同棲には「週の半分以上を一緒に過ごす」「自分の生活用品を置いている」などの特徴があり、デートやお泊まり以上に深い関係といえるでしょう。

半同棲とは

  • カップルそれぞれに自宅がある(例:2人とも一人暮らし、どちらかが実家暮らしなど)
  • 週の半分以上、どちらかの家で生活をともにしている
  • 自分の生活用品を半同棲先に置いている

半同棲のお金や家事分担はどうしてる?【アンケート】

 今回は半同棲の実態と本音を調査すべく、20歳から35歳までの女性100名にアンケートを実施!

 お金や家事分担に関する質問では、カップルのリアルな生活がみえてきました。

半同棲を経験した女性は約3割!

 アンケートでは、「恋人と半同棲したことがある」と答えた人は全体の約30%でした。

 「付き合ってすぐに盛り上がって」「将来の同棲や結婚に向けて」など、さまざまな理由から半同棲を始めるカップルがいるようです。

半同棲のお金の負担割合は「男性が多め」のカップルが多数派

 気になるお金の負担割合は、家賃や生活費は男性が多めに払うケースが50%を超えていました。

 実際には、どちらの家で半同棲するかやカップルの収入の差によって変わってくるようです。

 なかには、「家賃は彼氏、食費は彼女」のように項目ごとに分担しているカップルもいました。

半同棲の家事分担は女性側に偏ることも

 家事分担では、全体の70%近くの女性が「自分が多く担当する」と回答していました。

 一緒に暮らすようになると、女性側に家事の負担が偏りやすい傾向があるようです。

 考え方はカップルによって異なりますが、自分自身が納得できているかや無理がないかがポイントになるでしょう。

半同棲から同棲や結婚を望む女性は8割以上!

 将来に関する質問では、80%以上の女性が同棲や結婚へのステップアップを前向きに考えていました。

 半同棲を始めてから月日が経ち、「私たち、この先どうなるんだろう?」と不安に感じている女性もみられます。

アンケートでのコメント

  • 盛り上がった勢いで半同棲を始めたので、次に進むきっかけをつかめない(33歳)
  • いつか結婚したいが、居心地がよいので今のままでいいかもともと思う(28歳)
  • 結婚したいけれど、なかなかプロポーズされる気配がない(30歳)

半同棲のメリットとは?【ほどよい距離感でいられる】

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 半同棲には、パートナーと常に生活をともにする同棲や結婚にはないメリットがあります。

 ここでは、アンケートのコメントをもとに、半同棲ならではのよいところをみていきましょう。

好きな人と一緒にいられる

 半同棲の大きなメリットは、好きな人と長い時間一緒に過ごせることです。

 半同棲をすれば、デートの帰り際に「もっと一緒にいたい」と願う名残惜しさや離れているときの寂しさが解消されるでしょう。

アンケートでのコメント

  • 彼氏と一緒にいる時間が増えて楽しい(33歳)
  • 彼氏と頻繁に会えるので寂しくない(30歳)

一人の時間をもちやすい

 同棲や結婚にはないメリットでは、一人の時間を大切にできることがあげられます。

 四六時中生活をともにする同棲や結婚では、慣れないうちは相手に気を遣って疲れることも。

 ほどよい距離感を保てるところも半同棲の魅力といえるでしょう。

アンケートでのコメント

  • 一人になりたいときに帰る家がある(27歳)
  • ケンカしたときに自分の家に帰って頭を冷やせた(25歳)

相手の生活習慣や価値観がわかる

 共同生活をしてみると、デートだけではわからない相手の一面を知ることができます。

 それぞれが大切にしたいこだわりや価値観は、一緒に住んで初めてわかることが多いもの。

 将来結婚を考えているのであれば、「一緒に暮らせる相手か」「極端に合わない部分がないか」を見極めるヒントにもなるはずです。

アンケートでのコメント

  • 一緒に住んで、生活スタイルやこだわり、金銭感覚などがわかった(33歳)
  • お互いの生活リズムを確認できたので、いざ同棲するときに違和感が少なかった(31歳)
  • 相手が家事をしない人だとわかった。将来を考えるうえで参考になった(30歳)

自由な恋愛を楽しめる

 恋人との将来を考えて半同棲する人がいる一方で、結婚に縛られない自由さをメリットにあげる人もみられました。

 アンケートでは、「彼とは結婚までは考えていない」「同棲や結婚よりも気楽」と答える女性も。

 「今は仕事や趣味に集中したい」「ライフプランはゆっくり考えたい」という人もいるようです。

アンケートでのコメント

  • 将来について深く考えていなくても一緒にいられる時間が取れる(25歳)
  • 大学生のころは自由な半同棲を楽しんでいた(29歳)

半同棲のデメリットとは?【生活の不満やマンネリ化も】

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 半同棲では、お金や家事への考え方や負担の偏りが不満につながる場合が多いようです。

 アンケートのコメントをもとに、半同棲でトラブルになりやすいデメリットを紹介します。

家賃や生活費の負担があいまいになりがち

 半同棲をしているカップルのなかには、お金に関する悩みを抱えている人もいるようです。

 違和感があっても、「なんとなく今の状態が続いている」「お金のことは話しづらい」とモヤモヤを感じていることも。

 ともに生活するうえで大切なことだからこそ、機会を見て話し合っておきたいですね。

アンケートでのコメント

  • 生活費をどちらが負担するかで揉めた(31歳)
  • どれくらいの金額を相手に渡せばいいのかわからなかった(28歳)

家事分担の偏りが不満につながりやすい

 アンケートでは、家事分担の偏りに不満をもつ女性もみられました。

 いざ一緒に暮らしてみると、パートナーが家事をしないタイプだったり女性が担当する雰囲気になってしまうことも。

 生まれ育った家庭や性別の固定観念に縛られず、お互いにとって納得のいく家事分担が必要になるでしょう。

アンケートでのコメント

  • 相手が家事をまったくしてくれない男性だった(33歳)
  • 私の家が半同棲場所だったので、家事などは自分がやることが多く負担に感じた(34歳)

マンネリ化して結婚が遠のくことがある

 半同棲とはいえ、一緒に過ごす時間が長くなると次第にマンネリ化に陥ることも。

 お互いに居心地のよさや信頼関係が芽生える一方で、ドキドキ感が減ったり飽きを感じることもあるでしょう。

 同棲や結婚へのステップアップを目指しているなら、早いうちにアクションを起こしたほうがよいかもしれませんね。

アンケートでのコメント

  • 家で過ごす時間が長くなり、お出かけしなくなった(28歳)
  • 半同棲は長引きやすいので、将来について必ず話し合うことが大切(33歳)

半同棲から同棲や結婚につながるタイミング

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 現在パートナーと半同棲中の人のなかには、同棲や結婚にステップアップしたいと考える人も多いでしょう。

 ここでは、半同棲から卒業するきっかけとしてよくみられるパターンを紹介します。

2人にとって区切りがよいとき

 「付き合って○年目」「○歳までに結婚」など、カップルにとって区切りのよいタイミングで決断を下す人は多いもの。

 あなたに具体的な希望があるなら、日常会話のなかで「○歳までに結婚したいな」のように口に出すとスムーズに進むかもしれません。

 結婚の意思を固めるまでの期間に、お互いの生活スタイルや価値観をしっかり把握しておきたいですね。

身のまわりの環境が変化したとき

 「仕事が落ち着いた」「転職や転勤が決まった」などの環境の変化も、2人の進展の大きなきっかけになるでしょう。

 経済的にも精神的にも結婚に踏み切る自信がついたことで、晴れてパートナーにプロポーズする人も。

 ただし、結婚とともに自分自身の退職や遠方への移住が必要になる場合は、慎重に考えることも大切です。

借りている家の契約更新が近づいたとき

 賃貸住宅の契約更新を機に「本格的に一緒に住もうか」「結婚しようか」と考える人もいるようです。

 家を借りると、入居してから1~2年後に契約更新を迎えるケースが多いもの。

 普段は将来についてあまり話す機会がないカップルも、話し合うよいチャンスになるでしょう。

半同棲で気をつけること3つ

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 恋人とともに生活するときは、お互いが納得できるルールを決めておくと快適に過ごせます。

 ここでは、パートナーと半同棲をスタートするときに注意したいポイントをみていきましょう。

1.お金や家事分担を話し合う

 家賃や生活費の負担割合や家事分担など、生活に必要な項目はしっかり話し合いましょう。

 例えば、家事であれば「実家では母が家事をしてくれたから、女性の私がやらなきゃ」「収入が少ないほうが家事をすべき」などのイメージにとらわれてしまうこともあるかもしれません。

 しかし、2人の帰宅時間や休日の違いから現実的に厳しいこともあります。現状を考慮しながら、納得できる方法を決めていきましょう。

2.たまには外に出かける

 カップルのマンネリ化を防ぐには、定期的にお出かけすることをおすすめします。

 ラクだからとおうちデートが続くと「一緒にいてもつまらない」「付き合い始めより扱いが雑になった」と不満につながることも。

 頻度を決めて外デートをしたり近所の気になるスポットを散歩したりなど、できることから始めてみましょう。

3.半同棲の目的と期間を決める

 現在の恋人と結婚したいと考えているなら、半同棲の目的と期間を話し合うとスムーズです。

 「彼と意見が違ったらどうしよう」と怖い人もいるかもしれませんが、年月が経ってからすれ違うよりも早く確認したほうが未来の可能性を広げられます。

 「私はこう考えているのだけど、あなたはどうかな?」「大事なことだから話し合いたいな」など、あなたが聞きやすい表現で質問してみましょう。

将来について話し合うときのコツ【みんなの声も紹介】

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 「話し合いとはいっても、実際にどう伝えたらよいのだろう」「彼に重いと思われたくない」と悩んでいる女性も多いのではないでしょうか。

 最後に、半同棲から同棲や結婚にステップアップした人のコメントをもとに、パートナーと前向きに話し合えるヒントを紹介します!

お互いの意思を確認する

 半同棲から同棲や結婚に結びついた人のなかには、相手の意思をストレートに確認する人が多くいました。

 「彼と結婚したい」「ずっと一緒にいたい」考えているなら、相手の気持ちを知ることも大切です。

 言い出しづらい人は、誕生日や記念日、季節のイベントなど、ポジティブな雰囲気になれるタイミングで切り出してみましょう。

アンケートでのコメント

  • 私から「今後どうするの?」と聞いて、結果結婚することになりました(31歳)
  • クリスマスを機に、2人の結婚について話し合いました(28歳)

不安な気持ちを正直に伝え

 「この先どうなるんだろう」「結婚が遠のくのかな」と不安なら、思い切って相手に素直な気持ちを伝えてみましょう。

 心配だからといってインターネットやSNSで男性心理を調べるだけでは、パートナーの本当の気持ちはわからないもの。

 「不安だから確認したいんだ」「聞いてくれてありがとう」と前向きな気持ちを伝えると、お互いに気持ちよく話し合えるでしょう。

アンケートでのコメント

  • 「半同棲をダラダラ続けることに不安がある」と伝えた(28歳)
  • 自分の気持ちを伝えたら、相手もちゃんと考えてくれた(31歳)

今後の計画を立てる

 将来への意思が固まっているカップルであれば、今後のプランを立ててみてはいかがでしょうか。

 結婚式や新生活スタートなどの具体的な時期を決めると、スケジュールや必要な資金を考えやすくなります。

 お互いの希望を出し合いながら前に進むなかで、生涯のパートナーとしての信頼関係も深まるはずです。

アンケートでのコメント

  • 結婚について話し合い、新生活や結婚式などを2人で決めていきました(28歳)
  • 半同棲に不安がありましたが、今後について話し合ったら前向きになれました(32歳)

半同棲から進展するには日々のコミュニケーションが大切!

 半同棲とは、カップルがどちらかの家に週の半分以上の頻度で通っている状態のことです。

 相手と生活をともにすると、デートだけではわからなかった生活習慣や価値観が見えてくることも。
 
 半同棲から同棲や結婚に進みたいなら、お互いの意思や小さなモヤモヤについてもしっかり話し合い、前向きな関係を築きましょう。

【データ出典】
恋愛に関するアンケート
調査日:2024年3月30日〜4月2日
有効回答数:100人
(インターネットによる20〜35歳の女性へのアンケート調査)

(ファンファン福岡公式ライター / Satoko)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

恋愛のお悩みがある人集合!あなたが一歩踏み出せる情報を発信します。

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