婚活に向き不向きあり!? 気付けば相手をアリかナシかで判断していた…

『婚活をする』ということに少し恥じらいがありながらも、とにかく出会いを大切に、お相手と真摯に向き合っていこうと意気込んで活動を始めたはずだったのですが…。どうやら私には不向きだったようです。

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25歳、気合を入れて婚活開始!

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 独身時代の婚活経験談です。25歳を過ぎたあたりから結婚を意識するようになり、婚活を始めることにしました。

 元々人見知りが強く、知らない人と話したり大勢での飲み会などは苦手だったので、私の中では相当な一大決心だったと記憶しています。

 まずは友人主催の合コンや大手企業が開催するお見合いパーティなどに参加し、『出会いの場』に場慣れすることから始めました。(結局最後まで慣れることはできませんでしたが… 笑)

付きまとう、妙な焦り

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 とにかく多くの人と出会って、進展か、次の出会いに繋げなければ! 婚活中はそんな妙な焦りに常に付きまとわれているようでした。

 「毎週のように出会いの場に足を運ぶ(苦手)→ 知らない人と愛想よく会話(苦手)→ とても疲れる→ やる気を失う」

 何度も打ちのめされてやめようと思っても、また例の妙な焦りが襲ってきて奮い立たされるのです。この一連の流れを何度繰り返したことか…。

性格よりも条件重視になっている…!?

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 婚活を始めた当初は、純粋に色々な人との出会いを楽しみたいと思っていました。そうすれば上手くいく… と。

 しかし私には苦手なことに幾度も立ち向かう疲労を上回る楽しさを見つけることは不可能でした。そして知らず知らずのうちに効率を求めるようになっていったのです。

 婚活は恋愛する相手を探す場ではないと割り切り、条件重視。今振り返ると、初対面の男性相手にまるで採用面接をしているかのような思考になっていたのかもしれません。婚活で知り合って結婚するのだから絶対失敗したくない! という気持ちも大きくなっていたような気がします。

 当時の私が求めていた条件をはっきりとは覚えていないのですが、年収が高くて、貯金がたくさんあって、家事もひと通りできて当たり前。私の家族と仲良くできるような人で… と、どんどん欲深くなっていったのは確かです。完全に自分のことを棚に上げているので、こちらが進展を望んでも全く相手にされないことも多々ありました。

 中にはふたりで何度か食事に行ったり遊んだり、おつきあいに発展した方もいます。しかしいずれも純粋に楽しむことはできず、無意識に相手の行動ひとつひとつに対してアリかナシかで判別している自分がいました。そんな自分が心底嫌になり、婚活は休止することにしたのです。

人柄を重視

 そんな私を婚活卒業に導いてくれたのが今の夫です。夫と知り合ったのはまさに婚活休止中、私は結婚自体向いていないのかもしれないと諦めかけていた時でした。人当たりの良さに加えて相手のことを想って自分を変えようとしてくれる、私が知っている人の中で誰よりも優しい人。

 しかし離婚経験があり子どももいて養育費の支払いをしているので、きっと婚活の場で知り合っていたら「ナシ」と判別していたと思います。

 私は今でも婚活は自分には不向きだと心底思っていますが、何度も目的を見失ったり、たくさん間違えたからこそ条件ではなく人柄を重視することができたのだと感じています。

 不向きなことに向き合う時間は、無駄にはならないはずです!

(ファンファン福岡公式ライター/おーさと)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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