最新DXで福岡生活がより快適になった4つの事例!

昨今よくニュースで目にするようになった“DX(デジタルトランスフォーメーション)”。「よく聞くけど、実際どんなこと?」とお思いの方、福岡はDX先進Cityです!ミニマルな暮らしと言えばこの人!アブローダーが、福岡のDX、そしてさらにその先のEXについても事例をもとに詳しく紹介してくれました。

福岡での生活は年々より快適になっています。僕自身、福岡に移住して10年近く経ちました。

特に福岡市内での生活は、DXが進んだおかげで、スマホだけで生活もできるように進化しています。スマホアプリを使って行きたい場所に移動できたり、ネットで役所手続きができたりとより便利になっています。

今回は、福岡の企業や行政のDX事例を紹介しながら、 福岡はどう変化しているのか赤裸々に紹介します。さらに、福岡のDXの未来に見えてくるEXも注目すべきポイントです。

目次

最新のDXが進む福岡での暮らし

最近、ちょっとずつ「DX」という言葉が使われはじめました。DXとはデジタルトランスフォーメーションの略です。意味をざっくりいうなら「デジタル化」です。

日本では企業が「最新のITを導入してデータを収集しながら経営に有効活用する動き」をDXと呼ぶことが多いようです。このDXが積極的に取り入れられています。

地方都市である福岡でも、ITを積極的に取り入れ、よりデータ分析を生かした経営の動きが加速しています。最新のテクノロジーを使った企業が増えたおかげで、福岡での暮らしは、さらに「住みやすい」環境になりました。

よりデジタル化が進むことでどう生活しやすくなっているのか。実際に福岡市に住んで感じる変化や福岡の企業のDX事例をポイントを絞って紹介します。

【1】移動はシェアサイクルや電動スケーター

福岡は「移動のDX」が進化しています。最新のDXを使ったスマホアプリだけで使えるモビリティ事業が活発です。

例えば、シェアリング自転車の「チャリチャリ」はスマホだけで使えます。このサービスは、福岡市のエリア内を1分6円で利用できるシェアサイクルです。

スマホアプリでQRコードを読み取れば簡単に利用することができます。僕自身、このサービスのヘビーユーザーです。かなり便利なので自分の自転車を持つ必要がなくなりました。

シェアリング自転車以外にも、2021年5月10日から電動キックスケーターの「モビー」というサービスが使えるようになりました。

LINEアプリで友達登録して使える電動のスケーターです。福岡市中央区を中心に公道を「ヘルメットなし」で移動できます。

時速は15kmとそこそこスピードが出るため、自転車並みに速く移動できます。毎日新聞の「電動キックスケーター、ノーヘルでOK 福岡市の公道で実証実験」の記事には、福岡市長が「ノーヘル」で電動キックスケーターを乗りこなしている写真が掲載されています。
https://mainichi.jp/articles/20210509/k00/00m/040/036000c

短い距離の移動であれば、車や徒歩よりもシェアサイクルやシェアスケーターが便利です。また、タクシーや電車で移動するよりもコスパよく使えます。

また福岡は福岡空港から博多駅まで5分で着けるほど「交通の便がいい」ことでも有名です。バスや地下鉄が使いやすいことはもちろん、スマホアプリだけで簡単に使えるモビリティが移動手段の一つとして定着している全国でも珍しいエリアです。最新のITやデータ分析を使ったサービスがどんどん生まれている福岡は、より住みやすい街に進化しています。

【2】DXが進む福岡市のスマホで役所手続き

行政機関や役所の手続きは煩雑なことがよくあります。特に引越した場合、役所で住所を変更することはもちろん、新しい引越し先での水道光熱関係の契約をしたりと手間がかかります。

福岡ではこうした諸手続きがより楽になるようなDXが進んでいます。福岡市は役所手続きもDXが進んでいるため、ネットで電子申請できる手続きも増えてきました。2020年11月には福岡市に「DX戦略課」と呼ばれる珍しい部署がつくられ、デジタル化が進んでいます。

福岡市の公式サイトには「インターネットでできる新しい電子申請システムで利用できる手続き」の一覧があります。https://www.city.fukuoka.lg.jp/soki/joho/net-tetsuduki/tetuduki-itiran.html

例えば、「区役所における引越し手続きのオンライン予約サービス」をはじめ、「水道の申し込み」や「市税の電子申告や納税」、「クレジットカードでの税金納付」、「公共施設の利用申込」など、多くの手続きをネットを使って完結させることができます。

いずれ、マイナンバーカードとスマートフォンがあれば自宅に書類が届く制度も作られる予定とのことです。ネットでできる手続きシステムが年々整備されているのが福岡市です。

また以前、福岡市はLINEを使った引越しサポートを実施していました。「【実証実験】LINEで引っ越しや証明の手続きをご案内します!」
https://www.city.fukuoka.lg.jp/shimin/kusei/life/line_hikkosi_syoumei_annnai_01.html

に掲載されているように、LINEの友達機能を使って引越し手続きをサポートする取り組み「引っ越し・証明案内サービス」を実験していました。こうした新しいDX推進への取り組みがどんどん行われています。

ITが進んでいない市町村と比べると福岡市の進みは早いです。まだまだ、ネット完結できない手続きもあるものの、DXが着実に進んでいます。

以前、「僕が田舎を出て、福岡に出稼ぎ移住した4つの理由」の記事で「福岡移住」がおすすめな理由を紹介しました。この記事を作成してから1年以上経ちましたが、福岡の生活はますます便利になっています。毎年少しずつデジタル化され、日を追うごとにDXの動きが加速している福岡は住みやすさが増しています。

https://fanfunfukuoka.nishinippon.co.jp/599375

【3】スタートアップカフェならスマホ予約で起業や税務相談ができる

福岡は起業や個人事業主にも優しい街です。ビジネス界隈でも有名なスポットが「スタートアップカフェ」です。ここは日本最大級のスタートアップの支援をしている場所です。官民共働型施設「FGN」のなかにあるカフェです。

コロナ以前は「誰でも使える無料のコワーキングスペース」でした。今現在は、利用が制限されているようですが、仕事ができるコワーキングスペースやスタートアップ企業向けのシェアオフィスなどが充実しています。

特にフリーランスや起業を考えている人におすすめなのが「無料相談」です。
https://startupcafe.jp/consultation/

スタートアップカフェでは、起業相談や税務相談が無料でできます。公式サイトから予約ができ、気兼ねなく相談をすることができます。

例えば、社会人であれば、副業の確定申告のことや最近話題の不動産投資の起業相談もできます。また、税理士の先生に税務の相談もできます。東京や大阪など福岡県外から不動産投資をしたり、起業するために移住してくる人も多いため、あらゆる人が相談しています。誰でも気軽に利用できるのがおすすめポイントです。

福岡市のスタートアップカフェであればスマホで簡単に予約できます。無料で相談できるため、困っていることが解決するのに、料金がかからないのです。DX推進が活発な福岡市だからこそ、スタートアップや起業の流れが生まれているように感じます。

僕自身、数年前に税金の相談に行きました。スマホを使って公式サイトから予約をして、フリーランスの会計や会社を作る相談をしました。資金力に乏しい創業期に悩みや不安を専門家の方に無料で相談できるのは本当にありがたいです。

【4】福岡生活はスマホ1台で生活も仕事もできる

福岡市での生活は「キャッシュレス」で完結できます。極端に言うとサイフを持たずに生活できます。僕自身、普段の生活ではサイフは持ち歩きません。それくらいQR決済やスマホ決済に対応したお店が多いです。これもDXの動きです。

僕は福岡で生活をし始めてからサイフを持ち歩かなくなりました。基本的に、福岡市での生活はスマホがあれば支払いができます。現金を持たずに困った経験は、銭湯のコインロッカーが使えなかった時くらいです。

個人で経営されている飲食店でもスマホ決済を導入している場所がほとんどです。DXが進んでいるため、お店側はスマホ決済のデータから来店者層やピーク時間の分析をして経営に生かしているそうです。

また、生活だけでなく仕事もデジタルに完結できるのが福岡の良さです。

以前、「ローカルも都市も、『ワーケーション』が旬。│ アブローダー的魅力分析と福岡ワーケーションスポット4選 」の記事でリモートワークやワーケーションができる福岡の魅力を紹介しました。

https://fanfunfukuoka.nishinippon.co.jp/739267

インターネットが利用できるカフェや無料で使えるコワーキングなど、フリーランスや起業家に嬉しい仕事が捗る施設がたくさんあります。

仕事もリモートワークできるようにすれば、福岡での暮らしはより快適になります。極端に言うと、福岡での生活は「スマホさえ」あれば完結できます。

DXが進む福岡は生活も仕事もしやすい

DXが進んでいる福岡は生活もビジネスもしやすい場所です。スマホで使えるシェア型マイクロモビリティも広がり、便利に使える移動手段が増えました。役所手続きも年々DXが進み、ネット完結できるようになりつつあります。起業や副業もネット予約で相談でき、さらにはコワーキングスペースやワーケーション施設も充実しています。

生活もスマホ決済を使えばより快適ですし、仕事もリモートワークができればスマホだけで生活も可能です。全国でも注目されている福岡移住は、ますます盛り上がっていきそうです。

この福岡の勢いは、福岡市長の働きかけが大きいと個人的には思っています。先日、福岡市長が自身の本を出版されていました。より福岡市がどんな取り組みをしているのか詳しく知りたい方は「福岡市長高島宗一郎の日本を最速で変える方法」を読んでみてください。今現在の福岡の勢いの理由がわかります。

福岡生活は企業DXも個人EXも進んでいる

今、DXがさらに進化した言葉が流行り始めています。それが「EX」です。「エンターテインメントトランスフォーメーション」として、人はワクワクすることや楽しさを求めている変化を指します。

例えば、最近ビジネス界隈でよく耳にする「QOL(クオリティ・オブ・ライフ)」という「人生の質」を上げるという考え方も、人生での「ワクワク」や「楽しみ」を求める動きです。

また以前、『20代からアーリーリタイアする時代へ。サイドFIREして生きるために働くことをやめる脱お金計画』の記事で紹介した早期リタイアをする「FIRE」のムーブメントも、嫌いな仕事を早々に引退して好きなことをして人生を豊かにしたいという流れです。

https://fanfunfukuoka.nishinippon.co.jp/1190156

福岡での生活は、企業のDXのみならず、個人のEXも進んでいると感じています。企業や行政のDXが進むに連れて、福岡での個人の生活もより快適で面白くなってきています。

実際、僕自身、スマホだけで生活できるくらい快適で便利になり、より「ワクワク」や「楽しみ」を求めて活動できるようになりました。DXが進む福岡の暮らしは、その先にあるEXも実現できるほど革新が起きています。

文=アブローダー

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

成長する地方都市 #福岡 のリアルな姿を届けます。福岡のまちやひと、ビジネス、経済に焦点をあて、多彩なライター陣が独自の視点で深掘り。 「フクリパ」は「FUKUOKA leap up」の略。 福岡で起こっている、現象を知り、未来を想像し、思いをめぐらせる。 飛躍するまちの姿を感じることができると思います。 https://fukuoka-leapup.jp

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