6歳・8歳の息子を持つママライター、永野栄里子です。
年齢を問わず、「歌が上手くなる方法を知りたい」と思う人は多いでしょう。コツを知って効果的な練習方法を実践すると、早い上達が見込めます。
今回は、歌が上手くなる方法やコツを解説します。子どもにおすすめの習い事も知り、「好き」や「得意」をさらに伸ばす参考にしてください。
「歌が上手い」と思われるポイント
上手な歌の定義はさまざまですが、「歌が上手いね!」と思われる人は、次の3点がしっかりできていることが共通しています。
音程
いくらいい声を持っていても、正しい音程で歌えていないと「歌が上手い」とは思われません。歌が上手い人には、音程にずれがなく歌えるという特徴があります。
声量
音程が取れている人のなかでも、声量がある人は特に「歌が上手い」と感じられやすい傾向にあります。声量がある人は小さい声でも歌えるので、強弱をつけて表現の幅を広げられます。音程がしっかり取れていて、さらに表現力もある歌は、魅力的に感じる人が多いのではないでしょうか。
リズム
リズム感も、歌のうまさに影響します。音程が取れていてもリズムが滅茶苦茶だと、曲のもつよさが半減してしまいます。また、リズムを崩さないまでも取り切れていないと、単調になってしまうため上手く聞こえません。
【プロ直伝!】今すぐ歌が上手くなる5つの方法をご紹介|毎日の練習や、歌が上手い人の特徴も(https://www.amgakuin.co.jp/contents/voice/column1/debut/sing-better)
歌が上手くなる方法7選!家でもできるおすすめ練習法を紹介(https://www.yoani.co.jp/gyokainavi-top/voice-actor/vo-knowledge/good-singer/)
子どももできる!歌が上手くなる方法
プロのような歌が歌えるようになるには、本格的なレッスンを受けたり日々特訓したりする必要がありますが、周囲から「歌が上手いね!」と思われるための方法は、比較的簡単です。
ここからは、子どもも実践できる、歌が上手くなる方法を紹介します。
歌う前にストレッチをする
歌と運動には関連性がないように思われますが、歌が上手い人は喉周りやお腹周りの筋肉をしっかりと使っています。歌う前にストレッチをすると、筋肉がほぐれてお腹から声を出しやすくなります。
ストレッチをしないで歌うと、声の響きがよくないだけでなく、喉を痛めることもあるので注意しましょう。
正しい姿勢で歌う
歌うときの姿勢を意識するだけでも、いまより上手く歌えるようになります。両足を肩幅に広げ、背筋を伸ばして胸を張るのが、歌の正しい姿勢です。姿勢が悪いと声の大きさや響きに影響しますし、足の幅が狭いと安定感がなく力強く歌えないので、ストレッチのあとには正しい姿勢で立って歌う準備をしましょう。
毎日歌う
歌に限らず、毎日コツコツ練習するのは上達への近道です。「週1回1時間」のように、練習頻度を低くして長時間歌うよりも、毎日5分、10分でも歌ったほうがよいといえます。歌う前のストレッチも毎日続けると、喉やお腹周辺の筋肉もほぐれやすくなるのでおすすめです。
滑舌よく歌う
滑舌がよくないと、歌詞が聞き取れなかったり表現が伝わらなかったりして、上手さが引き立ちません。滑舌をよくするには、口を大きく開けたり、母音ごとの口の開け方を意識したりするのが有効です。滑舌がよくなると、声量が増す、音域が広がるというメリットも得られます。
歌だけでなく早口言葉でも滑舌強化が見込めるので、遊びの一貫として取り入れるのもよいでしょう。
抑揚をつける
抑揚(強弱)がないと、音程やリズムが正しくても単調で上手さが伝わらない歌になってしまいます。歌詞の意味を理解する、伴奏を聴いて強い部分と弱い部分を意識するなどすると、自然に気持ちが入って抑揚がつけられます。
小学校の宿題でよくある「音読」も、ただ読むのではなく、情景や心情を考えながら行うと、抑揚をつけるトレーニングになるのでおすすめです。
歌が上手くなる8つのコツ!初心者向けのボイトレもご紹介(https://cyta.jp/3102/)
もっと歌が上手くなるためのコツは?
歌が上手くなる方法を実践して上達してきたら、もっと上手くなるためのコツも押さえて練習するとよいでしょう。
マイクを正しい位置で持つ
マイクを持って歌う場合、持つ位置によって聞こえ方が変わります。マイクの持ち方のコツは、以下の4点です。
・マイク先端が口の正面に来るように持つ
・マイクと口は近づけすぎず、こぶし1個分くらいあける
・マイクに対して顔を少し上げる
・脇を締めてマイクを固定する
正しい位置で音を拾うと、よりよく聞こえるのでぜひやってみてください。
歌声を録音して聴いてみる
自分で聞いている声と、周りに聞こえている声には差があるので、歌声を録音して聴いてみるのもおすすめです。客観的に歌声を聴くと、音程やリズムはもちろん、声の張り方や伸ばし方、滑舌などの改善点もより見つけやすくなります。「録音→課題発見→練習」を繰り返すと、自然に上達していくでしょう。
上手くなりたい歌を何度も聴く
好きな歌、「上手に歌ってみたい!」と思う歌は、練習にもより身が入り、スムーズに上達できる可能性が高いです。上手くなりたい歌がある場合は、まずは何度も聴いてリズムや音程、表現の仕方を真似してみましょう。
真似するなかでプロの声の出し方を習得できれば、オリジナリティを出して歌っても上手さが継続します。
曲のキーを自分に合わせる
自分の音域に合った曲や、声を出しやすいキーの曲を選ぶのも、歌が上手く聞こえるコツです。歌いたい歌のキーが合っていないと感じる場合は、曲のキーを変更することで合わせられます。カラオケではボタン1つでキーを自由に変更できるので、自分に合ったキーを見つけるのに活用できます。
歌が上手くなる方法とは?プロが考える最も効果が高い練習法を解説!(https://www.bee-music.jp/vocal/column/vocal-practice-method/)
子どもにおすすめの歌が上手くなる習い事
歌が上手くなりたい子どもは、習い事を通して力をつけるのもおすすめです。歌の上達に役立つ習い事には、どのようなものがあるのでしょうか。
合唱団
さまざまな地域で結成されている合唱団は、学校の合唱にも生きる歌唱力が養える習い事です。女の子の在籍率が多い傾向にありますが、最近は男の子を募集している団体も増えています。5歳くらいから入れる合唱団が多いので、小さい頃から歌う楽しさや、多くの人の前で披露する達成感などが味わえるでしょう。
ボーカルスクール
ボーカルスクールにはさまざまなコースがあり、カラオケで上手く歌えるようになるためのレッスンから、プロを目指すレッスンまで、好きなものを選べます。大人向けのレッスン、楽器レッスンを用意しているスクールを選べば、「親子で歌いたい」「弾き語りをしてみたい」という希望も叶えられます。
ミュージカル
歌やセリフ、ダンスで物語を表現するミュージカルも、歌が上手くなりたい子どもにおすすめの習い事です。劇団、地域の団体、習い事など形式もいろいろあるので、レッスン頻度や費用などを考慮して選ぶとよいでしょう。ミュージカルは歌以外の表現力も磨けるので、演技やダンスの世界にも興味がある子どもは、1つの習い事で「好き」を網羅できるのもメリットです。
民謡
地域の特色が表れる民謡は、日本の伝統文化の1つです。独特な歌い回しを習得すれば、自然と歌唱力がアップします。また、民謡を通して地域について深く知り、愛着を持てるのも特徴です。地域の団体に所属すれば、お祭りや行事など、披露できる機会も多くなります。
声楽教室
歌で音楽系の高校・大学を目指すなら、声楽教室に通うのも1つの方法です。声楽は腹式呼吸をしっかり使い、マイクなしで歌うジャンルです。現代的な歌謡曲ではなく、クラシックやオペラなどの楽曲を取り扱うことが多く、ボーカル教室にも声楽コースを設けているところがあります。
歌好きの子どもにおすすめの習い事8選|歌を習うメリットは?(https://cheer-community.com/contents/2142/)
歌が上手くなる方法はすぐ実践できる!コツをつかんで楽しく歌おう
歌が上手くなる方法やコツには簡単な内容も多く、大人だけでなく子どももすぐに取り入れることができます。「歌が好き」「披露する場が欲しい」という子どもは、紹介したような習い事を始めるのもおすすめです。
毎日の積み重ねで、楽しく歌って周囲にも「上手い!」と思われる歌声を目指しましょう。