ファンファン福岡編集部が2024年に取材をした店舗をまとめて紹介する本企画。今回は福岡市内にある編集部おすすめの居酒屋3店舗を紹介します。
※本記事は2024年に取材させて頂いた店舗のまとめ記事です。情報は取材時のものなので最新情報は、各店舗へ確認してください。
お魚ことら
店主の耳塚達也さんは、魚が評判の居酒屋「寅寅寅(とらさん)」(福岡市中央区高砂)店主の長男。父から調理を学んだほか、柳橋連合市場の魚屋で経験を積みました。だからこそできるのが、魚は事前に注文せず、その日市場で目利きして選ぶ仕入れのスタイル。最も状態の良いネタを選び、仲卸から直接仕入れます。
まずは「本日のおすすめ」をチェック。旬の天然魚を刺し身やあぶり、焼きなど多様な調理法で味わえます。「ことらのポテサラ」や「出し巻き玉子」などの一品料理も豊富でフードメニューは100種類近く! 日本酒や焼酎と合わせて居酒屋のように楽しめます。
「実はうち、お肉もおいしいんですよ」とささやく耳塚さん。鹿児島から仕入れる「豚ホルモン焼」にはのどの軟骨と頭肉を使用。締めには「手巻き寿司(ずし)」や「お茶漬」までそろう完璧なラインアップです。
お魚ことら
住所 福岡市中央区渡辺通5-3-23-1
プロスペリタ天神II 2階-A
電話 092-707-1960
営業 18:00~翌3:00、
土・日曜12:00~22:00
(L.O.各1時間前)
月曜休
※2024年3月29日号掲載
あて巻き酒場 けごむす 高宮店
けごむすの名物は「おむすび」ですが、高宮店では細巻きにした「あて巻き」が看板。福岡県筑紫野市にある自社の田んぼで、種まきから収穫乾燥まで手がけた「夢つくし」を使っています。その種類は、なんと20以上! 中央区薬院にある系列店「39酒場 魚平」の良さも詰まった新名物です。
おすすめは、漬けにしたサーモンのうまみがたまらない「サーモンいくら」や上質なトロを使った「鉄火」。天かすやたくあんが山盛りになった「悪魔のあて巻き」もくせになる味わいです。
このほか、朝びきの鶏肉を使った串物や「米ぬか味噌(みそ)」などの一品料理も提供。
1杯目は、セルフサービスで驚くほどお得な瓶ビールで決まり。2杯目以降は「山の寿」とコラボしたオリジナルの日本酒「ほたる」もぜひ試して。
あて巻き酒場 けごむす 高宮店
住所 福岡市南区清水1-24-30
電話 070-4213-3458
営業 17:00~25:00(L.O. 24:30)
不定休
※2024年7月5日号掲載
夜のクボ
香辛料や香草を使った独創的なおつまみが名物で、「スパイシーな風味がお酒に合う!」と、お客の心をつかんでいます。中でも人気のメニューは「旨辛クボチキ」や「豚バラと豆苗のクミンシード炒め」。
ドリンクにはさらりとした喉越しの「インドビール(キングフィッシャー)」や、鮮烈な香りが癖になる「カルダモン焼酎のソーダ割り」がぴったり。
居酒屋の大定番をアレンジした「カリーおでん」は、スパイスの効いただしが鼻腔をくすぐるエキゾチックな一品です。どのメニューもただ辛いのではなく、体の奥からじんわりと温まるような味付けなので、強い辛味が苦手な人でも安心して楽しめます。
「そもそも香辛料と酒場の親和性は抜群です。スパイス・おつまみ・お酒の組み合わせで、居酒屋の新たな魅力を発信したいですね」と店主の久保正三さんは話します。
夜のクボ
住所 福岡市中央区大名1-4-23
ロワールマンション大名101
電話 092-732-3630
営業 18:00〜23:00(L.O.22:00)
水曜休
※2024年9月6日号掲載