「九州国立博物館」魅惑のなんだ!? コレクション <前編>

 九州国立博物館(福岡県太宰府市)の館蔵品には、知られざる名品がいっぱい! 見た目のインパクトで目を引く「何だこれ!?」という作品をピックアップして紹介します。※現在4階展示室に展示されている文化財の紹介ではありません。

目次

ポルトウンスンカルタ <年代:江戸時代17世紀>

出典:九州国立博物館
出典:九州国立博物館

あやしい人物満載。メイド・イン・ポルトガル

 ポルトガル伝来のカルタを日本風にアレンジ。日本や中国、西洋の衣装をまとった人物が緻密に描かれています。当時、カルタ賭博が流行しすぎたために、18世紀後半には幕府がカルタを禁止してしまいます。今も昔も、オトナの遊びはほどほどに~。

山水花鳥螺鈿蓋付ナイフ入れ <年代:江戸時代 18世紀>

出典:九州国立博物館

古代ギリシャの壺みたい? 中を開けると、あら!

 山水花鳥螺鈿蓋付(さんすいかちょうらでんふたつき)ナイフ入れは、色鮮やかな青貝が艶やかに光る木製漆器。上部を押し上げると内部はビロード張りになっていて、円状に並んだ穴にナイフが入ります。こんなに豪華なナイフ入れ、パーティーの時にでも使ったのかしら。江戸時代でも「インスタ映え」間違いなし!

人形人参 <年代:江戸時代 18世紀>

出典:九州国立博物館

こ、これは、もしかして人間!?

 「にんぎょう」ではなく「ひとがた」と読む、その衝撃にノックアウト。見た目はちょっとこわいけど、当時人の形をしたものは大変珍重されたそう。対馬藩主の宗家に伝わるこの朝鮮人参は、日朝貿易で最大の利益をあげたなんともスゴい人参なのです。

銅製瓔珞付経筒 <年代:平安時代 12世紀>

出典:九州国立博物館

上部は蓋。中には何が入るのか?

 銅製瓔珞付経筒(どうせいようらくつききょうづつ)は、四王寺山出土と伝わる銅製の経入れ。蓋はガラス玉と銅のスパンコールで飾られています。「末法」という終末思想が広がった平安時代、仏教の教えを未来に残そうと、経筒に経巻を納めて埋めました。古代のタイムカプセルです!

九州国立博物館

住所:福岡県太宰府市石坂4-7-2 電話:050-5542-8600(NTTハローダイヤル)

九州国立博物館公式ページ

WHAT’S THIS? 魅惑のなんだ!? コレクション Vol.2【九州国立博物館】

※この記事内容は公開日時点での情報です。

目次
閉じる