子育ての悩みを夫と共有したいと思っても、共感してもらえることが少なく、悩んでいる妻は多いと思います。一方わが家は、夫婦で子育ての悩みを共有することはできるものの、夫が父親同士の会話に共感できないことに悩んでいます。
「親はなくとも子は育つ」と言い放つ上司に毅然(きぜん)と反論!
わが家では体の弱い私に代わり、夫が家事・育児全般を担ってくれています。時には子どもに
「もう、早くしなさいよ!」などと、母親口調になるほど。そんな夫は、同じように子どもを持つ同僚と会話がかみ合わず、困ってしまうことがたびたびあるといいます。
例えば、毎日自分で料理する夫は、子どもが
「ごはん食べたくない」と言うと、憤りを覚えるそうです。そして、私が作った食事を子どもが食べない時も
「せっかく作ってもらったものを無駄にするな!」と叱ります。
ところが、夫の同僚たちは
「ちゃちゃっと作り直してやればいいのに」と言って妻を責めるとか。夫が
「じゃあ、自分が何か作ってあげれば?」と言うと、バツが悪そうに黙り込むらしいのです。
また、子どもが熱を出すとすぐに休みを取る夫は、子育てを一通り終えた男性上司から
「親はなくとも子は育つぞ!」と、よく言われるとこぼします。気の強い夫はそのたびに、
「それは、あなたの代わりに奥さんが子どもを見ていたからですよね!」と反論。しかし上司には馬耳東風だそうです。
子育てをしながら働く女性の同僚とは話が合うものの…
一方、夫は職場にいる子育て中の女性たちとは話が合うらしく、夕食の献立の話などでよく盛り上がっているといいます。子育てについてのアドバイスもらうことも多く、私としても喜ばしいことです。
しかし夫は、彼女たちに
「うちの旦那は、家事も育児も何もしないよ」と愚痴をこぼされると、
「なぜこの人の旦那さんは、自分と同じように仕事を頑張っている奥さんに家事も育児も丸投げするのだろう?」
「なぜこの人は自分で生活費を稼ぐことができるのに、家事や育児をしない旦那さんと暮らし続けるのだろう?」と憤りや違和感を覚えてしまい、イマイチ共感できないとも話します。
正直なところ、夫から聞く男性同僚や、女性同僚の旦那さんは、あまり良い父親とは思えません。そして夫は男性の同僚から
「家に奥さんがいるのに、そんなに頑張る必要あるの?」と言われ、“変なヤツ”扱いをされていて、私もモヤモヤしてしまいます。夫の職場では、”家事や育児は全て妻に任せるのが普通”とされているようです。
男女関係なく、親であれば誰もが子育ての悩みを分かち合えるように、家事も育児も主体的に取り組む父親がスタンダードな世の中になれば良いのになと思う、今日この頃です。
(ファンファン福岡公式ライター/ぼたん)