高校生向けの通信教育を選ぶとき、実際に使っている人の声って気になりますよね。今回は「スタディサプリ」に焦点を当てて、実際に高校生の子どもに使わせている保護者にアンケートを実施。実際の保護者の口コミを紹介しているので、利用を検討している人はぜひ参考にしてみてくださいね。
アンケート概要と回答者
調査概要:通信教育の利用に関する調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年11月6日〜19日(14日間)
人数(男性・女性):20代〜60代の男女8人(男性1人、女性7人)
スタディサプリのサービス内容
ここではスタディサプリの特徴について説明していきます。これから利用を考えている人はぜひ参考にしてみてくださいね。
スタディサプリの基本情報
・運営会社:リクルート
・対象学年:小学1〜6年生、中学1〜3年生、高校1〜3年生、社会人(英語)
・授業形式:通信・ネット
有名講師によるわかりやすい授業動画が4万本見放題
スタディサプリでは、参考書や入試対策の著書をもつ有名講師陣による「神授業」の動画が約4万本用意されており、これらが見放題です。また、講師監修の授業用テキストが無料ダウンロードでき、テキストと合わせて神授業を見ることでより効率的に学習することができます。
レベルに合わせて講座が選べる
自分自身の理解度や通学している学校の難易度に合わせて4段階のレベルを選択することができるので、自分自身のレベルに合わせた授業を受けることも、少し背伸びした上の授業のレベルも選択できます。画一的なレベルではなく、苦手を克服したい、大学受験に向けて土台固めをしたい、難関大学を受験したいなどの子どもが自分自身が望むレベルのコースを選択できるのは嬉しいですね。
難関大学合格に向けた難関大現役生によるコーチング
難関大学の受験は一般的な大学の受験に比べて当然ハイレベルで実戦的な学習が必要になってきます。そのため独学だけでは挫折やモチベーションが続かないなんてことも。スタディサプリでは難関大学の現役大学生が難関大学合格までコーチングしてくれる「合格特訓コース」があります。このコースではコーチングスキルを学んだ学生が、子どもの学習をしっかりサポート。また、別で科目サポーターが学習の質問を受け付けているのでつまづいて止まってしまうことも防げます。一人だと難しい難関大学受験にとって心強いサポーターと言えます。
実際の利用者に聞いた!スタディサプリって高校生の子どもに使わせるべき?
ここでは実際に利用している保護者の満足度や利用の決め手となったポイントや使って良かったポイント、気になったポイントについての口コミを紹介します。
【高校生版】スタディサプリの満足度は?
ここでは、実際にサービスを利用した満足度について星1(★)から星5(★★★★★)の5段階で評価してもらいました。その評価の理由と合わせて確認してみましょう。
スタディサプリの利用を決めたきっかけ
- 「大学受験がきっかけです。塾に通う時間がもったいないということとコロナで集団での授業を避けたかった」(40代男性)
- 「説明がとても丁寧でわかりやすいから選びました。通信を選んだ理由は子どもがマイペースだから」(50代女性)
- 「大学受験と学校での英語の成績向上のため、リーズナブルな価格で学習できるものを探していました。通信教育だと自分の都合に合わせて受講できるので良いと思いました」(50代女性)
- 「CMで気になっていた、学校が忙しくて塾に通うのが難しいため資料請求して内容が良さそうだったので選びました」(40代女性)
- 「塾通いしたこともありますが、往復の時間がもったいないのと、わからないところを学びたいという気持ちが本人にあったので、好きな時に好きな教科を学べるオンラインは便利です。値段も破格に安いです」(40代女性)
スタディサプリを選んだきっかけとして、「受講料が安い」「子どものペースで学習しやすい」という口コミが多い印象です。子どもが大学を受験するとなると予備校に通わせたり、通信教育を利用したりと何かと費用がかさんでしまうもの。また子どもとの相性が合わないとその費用すら無駄になってしまう場合もあります。子どものペースで、そして受講料も比較的安いスタディサプリはそういったニーズを掴んだ通信教育と言えるでしょう。
スタディサプリを使って良かった点は?
- 「動画を後で反復できる。体調不良なども振替しやすい」(40代男性)
- 「とてもマイペースな性格だから学習の仕方が合っていたのだと思う。ストレス無く勉強できて成績が伸びた」(50代女性)
- 「子どもが興味をひく教材が多く、親から勉強するように言わなくても自主的に勉強するようになりました」(40代女性)
- 「自分のわからないところを勉強できるので、子どもには合っていると思います。レベルもいろいろあるので、難関大でなければそれだけでも大丈夫かも。講師のレベルも高いです」(40代女性)
- 「持ち歩いて高校で活用できるところ」(40代女性)
スタディサプリを使ってよかったという思う点については「マイペースな子どもにぴったりだった」「レベルの高い講師の授業動画」「成績が伸びた」といったところです。スマホやタブレットさえあれば学習ができ、授業用のテキストをダウンロードすることもできるので、部活や習い事で忙しいという子どもにもぴったりな通信教育です。隙間時間で学習できるのに、有名講師の質の高い授業が約4万本見放題なのは嬉しいサービスですね。
スタディサプリを使って気になった点は?
- 「暗記をする科目などは一旦の不安がある。自宅でやっているので勉強中は家での生活に若干気を遣う」(40代男性)
- 「やはりWi-Fi環境のない場所では使えないので少し減点ですね」(50代女性)
- 「真面目にやっているのかどうかわかりにくい点が気になります。本人のやる気に任せないといけない点が少し不満に思います」(50代女性)
- 「本人のやる気がなければ続かない点です。また、質問するには別の申し込みが必要になります」(40代女性)
- 「選択式の為自由度が高いところ」(40代女性)
スタディサプリを実際に利用してみて気になった点としては、「暗記科目が不安」「ネット環境に左右される」「本人のやる気次第」という点。暗記科目は本人が覚えないことには始まりません。神授業で解説を聞いただけでは意味がありません。きちんと覚えるための反復学習が必要になるので、本人のモチベーションが重要になります。また、ネット環境が悪いと動画が止まってしまったりモチベーションが下がってしまう要因になり得ます。本人のやる気を削いでしまったり、そもそも本人のやる気が続かないなどもあるので、無料のお試し期間を利用してみるのがおすすめです。
まとめ
今回は高校生向けの通信教育としてスタディサプリに焦点を当てて、実際の保護者にアンケートを実施。何が決め手で選んだのか、実際に使ってみてどうだったのかを紹介しました。きっかけは価格やテレビCM、学校で支給されたなどが多い印象。ところが実際に利用してみると成績が上がったり、神授業によって理解度が上がった、モチベーションが上がったなどの声がありました。一方で、ネット環境や本人との相性は見極めるべきなので、無料のお試し期間を利用してみるといいでしょう。今後、利用を検討している人はぜひ参考にしてみてくださいね。