医療事務試験の受験経験者に聞いてみた! 受験理由と医療事務のメリットとは?

医療事務試験の受験者に受験した理由は何か、医療事務の資格を取ってよかったことについて聞いてみました! 今後、医療事務の資格取得を目指している人、試験の受験を控えている人はぜひ参考にしてみてくださいね。

目次

アンケート概要と回答者

情報:資格取得に関する調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年11月6日〜19日(14日間)
人数(男性・女性):20代〜60代の男女265人(男性82人、女性183人)
※人数比は以下を参照
今回、回答した医療事務試験の受験経験者数は24人

医療事務の受験者

出典:イエゴト調査隊

医療事務の受験者の年齢

出典:イエゴト調査隊

医療事務とは

種類
医療事務技能審査試験(メディカルクラーク®)
医療事務管理士技能認定試験
診療報酬請求事務能力認定試験
医療事務認定実務者(R)

年間試験回数
医療事務技能審査試験:年12回
医療事務管理士技能認定試験:年6回
診療報酬請求事務能力認定試験:年2回
医療事務認定実務者(R):年12回

医療事務技能審査試験(メディカルクラーク®)について

医療事務技能審査試験(メディカルクラーク®)は、病院やクリニックのおいて、患者さんの診療報酬の請求事務業務や、窓口業務、医療事務として求められる業務遂行能力を証明する試験。一般的には「メディカルクラーク®️」と呼ばれ、各地の医療機関で業務に当たっています。資格は医科と歯科の2種類。在宅受験が可能で、医科・歯科それぞれで試験日程や回数が異なります。

医療事務管理士技能認定試験について

医療事務管理士は医療事務関連業務の知識・スキルを証明する資格。現在日本にあるその他の医療事務資格の中でも最も古いのが特徴です。試験は年6回実施され、合格率はおよそ50%。在宅でのインターネット受験を実施しており、自宅での受験が可能です。

診療報酬請求事務能力認定試験について

診療報酬請求事務能力認定試験は、「診療報酬請求事務」に特化した医療事務資格。資格は医科・歯科の2種類に分かれており、出題範囲は「診療報酬請求事務能力認定試験ガイドライン」となっています。試験日程は年2回。全国で一斉に行われ、「診療報酬点数表」をはじめとしてそのほかの資料の会場への持ち込みができます。

医療事務認定実務者(R)について

医療事務認定実務者(R)は特定非営利活動法人 職業技能専門教育研究機構が実施する医療事務関連資格。医療事務職としてのスキル・知識を保有していることを証明するもので、合格率は6〜8割程度。在宅での受験が可能で、学科と実技の2科目90分の構成となっています。

医療事務の試験を受けたきっかけは?

医療事務の試験を受けるきっかけは何だったのでしょうか? 同じような境遇の人はぜひ参考にしてみてください。

  • 「これからも長期で勤められるような資格が欲しかった。また、自身が医療事務を行なっているため」(30代女性)
  • 「転職を考えた時、地元で働けること、土日祝休みなこと、勤務時間帯、女性が長く働けること、を考えて、まったく他業種から目指すことに決めました。難易度も適切でした」(30代女性)
  • 「旦那の転勤についていく時に何も資格がなく就職するときに困ると思ったため。自宅で勉強ができ、在宅受験ができるのと短期間で資格がとれるものにした」(20代女性)
  • 「手に職だと親から言われて資格がほしかった。その中でも医療系は職に困ることがないと思ったから」(30代女性)
  • 「どこにでも医療機関があるので就職難になった時にも就職先があるかなと思ったからです」(20代女性)

住む場所が変わっても仕事が探しやすい資格

夫の転勤や引っ越しで住む場所が変わっても、どの土地で仕事が探しやすいという理由で受験している人が多い印象。医療機関であれば、比較的どの地域でも働き口が探しやすいのが医療事務の特徴であるため、結婚・引っ越しを想定して資格を取る人が多いようです。

医療事務の試験を受けてよかったことは?

医療事務の試験を受験した結果として、よかったことを答えてもらいました。

  • 「自宅で自分のペースで勉強ができるので焦ることなく取り組む事ができた。定期的に課題を提出して返答用紙も間違ってる箇所は分かりやすい内容で書いてあるので復習もしやすかった。分からないところはネットを通じて質問することができたので、とても助かった」(20代女性)
  • 「自宅で勉強しても資格を取ることができるということがわかったのがよかった。今後もなにか役に立ちそうな資格を取ってみたいと思った。」(30代女性)
  • 「転職において資格は応募先に採用されるための判断材料になるので、取得後は役立つ武器になった。未経験でも採用ありと記載されていても、やはり資格を持っているのとないのとでは面接官に与える印象は大きく変わると感じた。無事、第一志望の転職先に就くことができた」(20代男性)
  • 「医療業界に就職する際に履歴書に書くことができて、面接時に評価されました。勤務中も知識がいかせました」(20代女性)
  • 「自分のペースで進められるのが良かった。また、実際に資格取得後、希望していた場所で働くことができました」(40代女性)
  • 「転職、転々職に有利でした」(30代女性)

自分のペースで学習ができ在宅受験できる資格もある

資格を取るメリットに関して、転職や転々職で有利だったと回答する人のなか、同じくらい多かったのが「自分のペースで勉強できた」という声。勉強のしやすさ・受験のしやすさで、現状の自分自身の状況を圧迫せずに資格にチャレンジできるのは大きなメリットと言えるでしょう。

まとめ

今回は医療事務の資格取得に関してアンケートを実施。夫の転勤や引っ越し、転職を想定して資格を受験する人が多い印象でした。転職や転々職で有利だったという声の一方で、自分のペースで勉強できたこと、在宅受験ができたことをメリットに挙げる人もいました。今後医療事務の資格の取得を検討している人はぜひ参考にしてみてくださいね。

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

料理、掃除、買い物、子育てなどなど、家の中には様々な「イエゴト(=家事)」があります。そんな様々な「イエゴト」を、【ファンファン福岡イエゴト調査隊】メンバーが調査していきます!

目次