社宅のマウントママ 新1年生娘のランドセルにも信じられない一言!

 旦那の会社の社宅に住んでいた時の話です。旦那の先輩の娘さんと、わが家の娘は同じ年齢でした。先輩の奥さんは私より6歳年下で、私とは全然好みが違って派手で目立ちたがりな性格。最初の頃は家族ぐるみで仲良くしており、休みの日も一緒に遊んでいました。同じ社宅だし、旦那同士も仲がいいからと結構近い距離感で付き合っていたのですが、だんだんマウントママの素顔が明らかになり…。

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子どものことで張り合ってくる

 娘は長女でしたが、すぐサイズアウトすると割り切って値段の安い洋服を着せるようにしていました。保育園に通っていたので着せやすくて動きやすいデザインのものがほどんどです。

 けれども、時々はちょっと名前の知れたキッズブランドの服を買う事もあります。いつもと違うかわいい服を子どもに着せていた日、いつものように子ども同士を遊ばせ、親同士で話していると先輩の奥さん(Aさん)が一言。
 「あれ? ○○ちゃん(私の娘)の着ている服、うちの子の保育園用の服とおそろい~」

 本人に悪気はないんだろう、とプラスに考えたのですが、こういうやり取りがこれまでにも何度かあり、内心イラっとすることも。しかし、自分の方が年上だからとぐっとこらえて対応しました。

 Aさんは見栄っ張りなところがあり、普段からハイブランドのピアスをしたり、ボーナス時期には韓国旅行へいったりと金銭感覚もわが家とは全然違います。

ついに堪忍袋の緒が切れた!

写真AC

 小学校入学を翌年に控えた頃、ランドセルを何色にするかというのが保育園でも話題に。娘は、これまでは何を決める時も私が勧めるもので納得していましたが、ランドセルは濃いめのピンクが気に入り
 「これがいい!」と即決。自分の意志で決められたのも嬉しかったようで、何度も背負っては鏡を見ていました。

 ある日、いつものように社宅内で子どもたちを遊ばせていた時のことです。Aさんが
 「〇〇ちゃんってランドセル何色にした?」と聞いてきました。

 「あ、うちは濃いめのピンクにした。本人がそれがいいって」と言うととても驚いたような顔をして
 「それ、うちの子には絶対やめときって言うたやつやん!」とまさかの返しが…。

 「それってわざわざ言わなくてもいいんじゃないの?」と思いましたし、私の事ならともかく、娘をけなされたようでさらに嫌な気持ちになりました。彼女は意地悪く言ったという風でもなく、むしろ親切で教えてあげたという風な気持ちであったのかもしれません。

今となって思えば

写真AC

 その後しばらくして、わが家は子どもの小学校入学を目前に社宅を出て、戸建てに引っ越しました。学区は同じだったので、先輩の娘さんがランドセルを背負って登校している姿を時々見かけることがあったのですが、わが家と違う薄いピンク色のランドセルでした。

 数年後に先輩宅もAさんの希望で、駅近の土地が高いところに、一番高いと言われるハウスメーカーの家を建てて引っ越ししました。今となっては子ども同士も別々の友達を持ち、別の進路を選んで家族の交流は一切ありません。

 旦那同士が先輩後輩という関係だったので、わが家よりも全て一歩上でありたいと思っていたのかなと思います。同じ社宅で、子どもも同じ年という事から始まった付き合いでしたが、結局は心底信頼できる仲にはなれませんでした。

 環境が似ているとはいえ、そこで気の合うママ友が見つかるとは限りません。身近なところでは深い付き合いはせずに、挨拶や当たり障りのない会話程度にしておく方がトラブルを回避できるかもしれませんね。

 (ファンファン福岡公式ライター / ともともママ)

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