追徴課税20万?! 2年前のツケが今頃やってきたワケ

 結婚してからも実家の自営業を手伝っていた私。ある時、妹夫婦が家業を継いでくれることになりました。私は実家を去り、別のパートを始めることに。夫としては、新しい仕事をあまり良く思っていなかったようです。そんな中、驚きの事態が起こります…。

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やりがいを見出しフルタイム勤務に

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 夫の会社では「家族手当」、「扶養手当」があり、支給される条件が「配偶者の収入が103万円以内」と決っています。夫曰く
 「103万円以内にしておいて会社から手当もらった方がいいで。年間30万はもらえるから130万円働いて所得税やら住民税引かれることを思ったら得や!」という事で、実家の手伝いをしている時は103万円に収まるように気を付けていました。

 しかし私は新しく始めたパートで、責任ある仕事を任され契約社員として勤務するようになりました。手当てがもらえないので、主人はあまり良く思っていなかったようですが、私はイキイキ働いていたと思います。

 それから月日は流れフルタイム生活4年目を迎えた時。人間関係の悩みや、子どもの骨折での通院などが重なり、自分に限界が訪れていると感じました。調べると、鬱の兆候があると気付き、仕事を辞めることを決意したのでした。

新しいパートを探して

 あれほどやりがいもあり、イキイキしていた頃のことも、時が経つと「無理な生活をしてたなあ」と思います。それ以来、仕事を探す際は
 「103万円以内、扶養範囲内での勤務を希望」と必ず面接でも伝えるようにしていました。

 ありがたいことに、その条件で3社ほど採用していただきました。しかし自分がやりたい事ではなく、金額の条件だけで選ぶと仕事内容が合わないことも多々。楽しく勤められる職場がみつかったと思ったら、数カ月でお店が閉店してしまうこともありました。また時給と時間を考えて働いていても、タイムカードの打刻とズレがあることもあります。

 すると先日、主人が会社から電話で
 「フルタイム辞めてから即扶養に戻したよなあ」と焦った感じで聞いてきました。社会保険は個人で加入しましたが、辞める時に保険証も返したし、主人の保険証の扶養にも戻っているので
 「うん。戻ってると思う」と伝えたのですが、税務署から主人当てに「扶養是正調査の対象者」というお知らせが来たようなのです。

2万円だけ超えてる!

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 それから気になって、これまでもらった源泉徴収票など家にあった分を探しまくりました。最終的に、市役所の税務課で該当年度の所得証明をもらって確認。なんと指摘年度の収入が「132万円」と印字されているではありませんか!

 主人に確認すると
 「会社的には103万でないと扶養手当は満額もらえへんけど、税法上の扶養130万以内なら金額は減るけど大丈夫」と。2万オーバー? これまで勤めた職場、それぞれの金額は少ないと思っていた給与は、合算したら結構あったのか… と愕然。でも「ま、2万オーバーだし。追徴課税といっても大した金額ではなかろう」と高を括っていました。

 ところが、帰宅した主人は
 「今月給料ほとんどないわ」と呆れたように一言。最初は意味が分かりませんでした。追徴課税などをまとめた金額「20万円」が今月の給与天引だそうです…。

 主人にしてみれば、最初から
 「働くなら103万に収めてくれ」と言っていたのにこんなことになったので少々腹が立っているようでした。私がもっとしっかり給与を管理していたらと思うと…。税金関係のことをあまりにも知らなさ過ぎました。もっと身の回りのお金のことを勉強しないといけないと反省しています。

(ファンファン福岡公式ライター / ともともママ)

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