ママ友は子どもの似た悩みを持ち情報を共有できるため、心強い存在ですよね。ただ子どもを通したお付き合いは、驚くようなトラブルが起こることも。人生初のママ友がとったまさかの行動の数々… ご覧ください。
人生初のママ友との出会い!
自治体のベビーマッサージで、初めて彼女(A)と出会いました。私の10カ月の娘とAの子どもが年齢や性別が同じことで意気投合し、連絡先を交換しました。私の人生初のママ友です。子連れでイベントに参加したり、お弁当持参で公園で遊んだりと、楽しく交流していました。
ある日Aの自宅にお邪魔することになったので、リンゴをお土産として持参しました。Aの自宅は2階建ての一軒家で小さなカフェのような雰囲気です。私が持参したリンゴは喜んでもらえたようで、さっそく切って出してくれたのですが、Aは自分の子どもの分だけしか用意しません。Aの子どもの前だけに置かれたリンゴ。娘が手を伸ばしたら
「食べたい? でもこれは、うちの子の分だし」といって、出されたのはひとかけら。
なんだかモヤっとしながらも会話を続けていると、Aから
「あ! 次は前から話していたお店でランチしない?」と誘われました。一瞬ためらいましたが、子連れOKのオシャレなお店に興味があったため
「いいね! 行こう」と約束したのです。
目の前にあるものは何? 悪気すらないAの行動とは!
ランチのお店は、ママがのんびり食事しやすく配慮された、素敵なお店。新鮮なお野菜たっぷりのオシャレなランチに充実した子どもの食事と大満足。
「おいしかった! また来ようね」とAが言ったので
「そうだね! じゃあ、そろそろ行く? レジで割り勘だね」と私。するとAが、何事もないような表情で
「財布忘れてきたかも…」と、言うのです。
「じゃあ今度返してくれたらいいから、お金立て替えておくよ」と、Aの分も支払うことに。Aは笑顔で
「ごめ~ん! お願いできる? ちょっとトイレ行ってくるね」と席を外しました。するとおもむろにAのカバンをあさるAの子ども。そこから取り出したのは長財布…。(ん? 財布忘れたんじゃ…)
私が混乱しているとAが席に戻り、自分の子が財布を出していても驚く様子もなく言いました。
「あー、それお金が入っていない方の財布なんだよね」私の頭の中で警報が鳴ります。(確信犯… いや、返金されれば問題ないのだろうけど…)
その後の展開に唖然
それから1カ月、その間に会ったのは2回。Aは、一切ランチ代について触れません。これが最後と3回目に会った時も返金しようとする素振りはなく、私は帰り際に言いました。
「そうだ、ランチ代お願いできる? 今月ピンチで」すると、Aは無表情で
「何のこと?」この瞬間、Aはヤバい人と確信。レシートとLINEを見せるとAは動じもせず普段通りの表情でお金は返されました。
この出来事から少しずつAと離れ、顔を合わせなくなり1カ月。ある日、
「ちょっといい?」と一時保育で知り合ったママ友(B)が、神妙な面持ちで声をかけてきました。話を聞くと、なんとAがランチ代を払わなかった側を私にして周りのママ友に言いふらしていたのです。「そんな人ではない」と、Bは私に真相を確認しにきたのだそう。
まさかAがそこまでヤバい人とは思わず、二度と関わらないと決意。事の次第を聞いたBは
「こわすぎる…」と、ドン引きしていました。その後もAはママ友作りに励んでいるようですが、誰も近づかないそうです。私の人生初のママ友は、忘れられないほどヤバい人でした。
(ファンファン福岡公式ライター/なちりん)