夫はお金の管理に関与しません。出るお金も入ってくるお金も私が一括で管理しているため便利ですが、ときには困ることも。今回は、家計丸投げ夫から財産全てを預かるメリット・デメリットをお話しします。
金銭管理に興味がない夫
夫はお金の管理に興味がありません。
おかしな使い方をするとか、貯金ができないとかではないのですが、「収支を把握する・貯蓄を増やす」といった管理を面倒に思うようです。
同棲を始めた初日のこと。夫は、全財産である通帳とキャッシュカードを私に託し、
「これでやれるよね?」と言いました。やれるってどういうこと!? 夫が言うには、家計のやりくりを私に任せる、彼自身は小遣い制がいいそうです。銀行口座を私が管理してしまうと、夫の急な出費のときに困るのでは? と思い、夫名義のクレジットカードを作りました。
お金の管理を面倒がる夫は、クレジットカードの一枚も持っていなかったのです。
それから結婚し十数年、家計管理はすべて私が行っています。ここからは、家計を一括管理するメリットとデメリットをお話ししますね。
家計を一括管理する3つのメリット
1つ目のメリットは、総資産が把握しやすいこと。貯金はどれくらいなのか、ローンは残り何年でいくらか、クレジットの引き落としはいつ頃か、すべて把握しています。何年後に車を買い替える、といった長期プランが立てやすいので、メリットかなあと思います。
2つ目のメリットは、何のお金をどこから支出するか自由に決められること。わが家の場合、生活費や固定費は夫の口座から出し、レジャー費や教育費は私の口座から出しています。お金をどこから支出して何に使ったのか把握しているため、「なぜか貯金が減ってる!?」という事態に陥ったことはありません。
3つ目のメリットは、夫の言葉ですが「ストレスがない」そうです。夫には「小遣い制でいい」と言われましたが、結果的に、わが家は小遣い制になっていません。夫婦で決めた場所にお金を置いておき、必要な分を持っていく・お金がなくなったら私が口座から引き出しておく、という方法にしました。使えるお金に制限もないので、夫にとって気が楽なんだと思います。
家計を一括管理するデメリット
家計を1人でやりくりするのは、もちろんデメリットもあります。それは、大きなお金の動きがあるとき、とにかく面倒なこと。家や車を購入するローンの手続き、手付金の引き出し、銀行振込などなど。夫は
「わからないからな~」と言ってほとんど協力しません。私も働いているため、結構な負担なんですよね。昼休みに銀行へ駆け込んで、限りある時間で間違えないように手続きして… 常に気持ちが忙しかったです。
もし今後、大きなお金の動きがあるときは、夫に「○○をして!」と伝えておくなど、うまく立ち回りたいと思います。
最適な家計管理方法は夫婦による
私は家計を預かる身ですが、家計簿も書かないどんぶり勘定。現在の貯蓄額は○万円くらい、今月は○○の支払いがあるなあ、などと把握するのみなので、家計管理を任されてもストレスにはなりません。しかし、資産をきっちり管理したい人にとって、家計を丸投げされるのは負担かも。
わが家の夫は、私よりも面倒くさがりで、金銭管理をしたくないタイプ。
一方で、旦那さんによっては、絶対に管理されたくない人もいるでしょう。家計管理は、夫婦の性格やライフスタイルによってそれぞれ。正解はありません。
とりあえずわが家の場合は、私が一括管理するメリットの方が大きいため、このままやっていこうと思います。
(ファンファン福岡公式ライター/芦谷)