真夏のキャンプにご用心! 日常の快適さを知るきっかけに…

 娘の7歳の誕生日に家族4人で初めてキャンプに行きました。しかし、楽しく出発した先に待っていたのは耐え難い1泊だったのです。「支払だけして別のホテルとる?」といい出す夫。だんだん元気のなくなる子ども達…。とにかく深く記憶に残るキャンプとなりました。

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お誕生日はキャンプに行こう!

写真AC

 キャンプに全く興味がなかったわが家。ですが、家族ぐるみで仲の良い娘の友達が何度も
 「楽しい」と言っていたこともあり、8月の娘の誕生日にキャンプへ行くことにしました。 しかし、わが家は全員潔癖のためテントではきっと眠れません。そこでエアコンや寝具も揃っているコテージキャンプを予約しました。

 ワクワクしながらコテージ到着。しかし、あるはずのものが見当たりません。恐る恐る係の人に
 「すみません、エアコンは…」と尋ねると
 「新型コロナウイルスの影響で全て撤去したんですよ!」と…。到着5分で顔面蒼白です。

 私が暑いところが大の苦手だと知っている夫は
 「支払いだけしてホテルとる?」と言い出します。しかし子ども達は初めて見る二段ベッドに大はしゃぎ! まさか、エアコンもテレビもないなんて… HPを見落としていた私が悪い。我慢して1泊することにしました。

キャンプに不向きな家族

 幸いなことにレンタルがあり、足りないものは全てレンタルします。係の人が親切に
 「キャンプっぽく寝袋もありますよ」と教えてくれたのでみんなに聞きます
 「寝袋がいい人?」返答なし。
 「お布団がいい人?」全員挙手。満場一致で布団に決定です。

 その後、川に遊びに行き、大はしゃぎの子ども達と全くテンションの上がらない私。夫に
 「車で涼んどく?」と言われます。

 一通り遊びつくし、部屋に戻ってもエアコンはなく、扇風機が2台あるのみ。そのまま水風呂へ直行です。家族の中で1番潔癖な夫は、古いお風呂場をつま先立ちで歩きます…。子ども達は裸にゴーグルで楽しそうに泳いでいるのが救いでした。

真夏のキャンプにご用心

写真AC

 しかし時間が経つと、元気だった子ども達も
 「あつーい! ひま!」と言いだします。あまりにもうるさいのでもう一度水風呂へ。水風呂で遊び、扇風機で涼むことを繰り返していると、日が暮れてきたので夕飯の準備を始めます。

 真夏にも関わらずクリスマスソングを流しながら、涼しいものしりとりをします。
 「かき氷・エアコン・雪だるま・アイス…」しりとりになっていなくても問題はありません。気持ちを涼しくしながらBBQの準備は完了です。

 5歳の息子には
 「BBQとか家で出来るやん!」と言われ、娘はボソっと
 「家に帰りたい…」とつぶやき、BBQは早々に終了したのでした。

 寝ようとしても、暑さと虫の音にイラ立つ夫と子ども達。そこで私は
 「今の気持ちを五七五で表そう!」と提案。
 夫「エアコンや・ああ恋しいな・エアコンや」
 娘「初キャンプ・エアコン恋しい・暑い夏」みんな日常が恋しすぎるようです。 

キャンプには向いている人・向かない人がいる

 翌朝、ぐったりで全員の顔から笑顔はなくなっていました。朝9時になった瞬間チェックアウトし、帰りの車内で
 「ここは天国だ―」と全員で叫びながら帰路につきました。快適キャンプの予定が、まさかの我慢大会に。帰りの車内で
 「家でエアコンを消して生活することはないから、いい経験が出来たね!」と、みんなでポジティブに話しました。

 帰宅後、お風呂に入りエアコンの効いた寝室でお昼寝。夜は庭でBBQをしました。もう私はキャンプには行きません。誰に誘われても、毎回丁重にお断りしています!

(ファンファン福岡公式ライター / ユズキ)

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