体育会系カップル 恋愛は異次元?! 初めての【付き合い方】とは

 小中学校と筋金入りの体育会系だった私。当時、水泳選手として短髪色黒の自分に、「カレ」なんて異次元。水泳を辞めて高1で人生初カレが! ところで、カノジョとは一体、何するの?

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恋の予感?

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 私は、8歳の時スイミングの楽しさにハマり、中学卒業までスイミングどっぷりの生活を送っていました。
 早朝スイミング、水泳部、部活の後スイミング。そんな生活の私にとって、恋愛は遠いものでした。そのうち自分のスイミングの実力と熱意の限界を感じ、中学卒業と同時に水泳選手を引退。ショートだった髪の毛を伸ばし、容姿を気にするようになりました。
 憧れの先輩を隠れ見てキャーキャー言ってみたり、年上のカレがいる友達の話でドキドキしてみたり、それだけで満足していました。

 ある日、同じクラスの女の子Aから
 「私のカレの友達Cくんが、○○ちゃん(私)の写真が欲しいらしいの。撮らせて!」と急に言われたのです。動揺しながらも撮ってもらうと、また数日後、Aから
 「こんど私達と遊びに行こう!」とお誘いが。正直、Aとはそれほど仲良くしていなかったため驚きましたが、お誘いは嬉しかったので了承しました。

人生初デート

 遊ぶメンバーは4人。AとAのカレ、Cくんと私。初メンバーでも緊張するのに知らない男子と、いわゆるダブルデート。ついOKしたものの恥ずかしく、どうやって断ろうかと悩んでいたら迎えてしまったダブルデート当日…。


 「お待たせ!」AとAのカレ、そして初めて顔を合わせるCくんが登場。Aが
 「Cくんだよ!」とCくんを紹介してくれました。

 Cくんは、ハンドボール部所属で体育会系のガッチリ体形にハッキリした顔立ち。
 「はじめまして」と私。
 「あ、はじめまして…」と頭をかきながら、ペコッと頭を下げるCくん。大きめの身体を小さくして恥ずかしそうに挨拶してくれたCくんにキュン。ポツリポツリと話すCくんとの時間は思いのほか心地良かったのです。

ついに告白! そして…

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 その日をきっかけにCくんと友達に。ある日
 「今日、部活休み。話したいことがあるから、一緒に帰ろう」と言われました。そして
 「オレ、○○ちゃんのこと前からいいなって、話しててやっぱりいいなって…。付き合ってください!」と、真っ赤な顔のCくんからの告白。私の好きは恋心とは違いましたが、Cくんに好印象を抱いていたので
 「うん!」と笑顔でOK。
 
 ただ、私もCくんも小中学校と体育会系で恋愛超初心者同士。付き合うって何するの? とにかくカレカノは2人で仲良く下校くらいのイメージでした。ただ、基本Cくんは部活で一緒の下校は無理。その当時、高校生がスマホで気軽に連絡できる時代ではなく、遊ぶなら事前に学校で決めるか家の電話に連絡のため、都合がつかずほぼ遊べず。

 クリスマスイブも、プレゼント交換と少し話して終わり。
 私が思い描いたカレカノは、2人仲良く登下校、たまに学校帰りにデートしたり、休日に遊んだり、誕生日やクリスマスは一緒に過ごして…。それにはほど遠く、あまりにもシャイなカレにつまらなさを感じ始めたのです。

 付き合って3カ月目のある日。
 「ごめん。彼女じゃなくて友達に戻りたい」とCくんに伝えました。Cくんは何か言いたげでしたが
 「…わかった」と一言。それ以来になりました。

 今でもCくんは最後、何を言いかけたのかと、ふと思うときがあります。お互いシャイ過ぎたあの頃。優しくて不器用なCくんと、もう少し年を重ねてから出会っていたら違ったのかも…。と思える今でも忘れられない想い出です。

(ファンファン福岡公式ライター/なちりん)

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