職場復帰と同時に1歳児の夜泣き再開! 疲労がピークになった結果…

 私の職場復帰をきっかけに一旦落ち着いていた長男の夜泣きが再開。日中は仕事、帰宅後は家事・育児、夜は夜泣き対応…。休む暇もなかった私は、疲労のピークに達し、ついに溜めこんでいた感情が爆発してしまいました。

目次

職場復帰と夜泣き

 赤ちゃんの夜泣き。これには世の中の多くのパパさん、ママさんが苦労されているのではないかと思います。わが家もご多分に漏れず、夜泣きには泣かされたクチでした。

 今振り返ってみると一番きつかったのは1歳の誕生日を迎えた頃。ちょうど、育児休暇が明け、私の職場復帰と同時に長男を託児所に預けはじめた時期と重なります。  

 母親と丸一日離れて過ごす、初めての集団生活。夜になると日中の不安や疲れが出てしまうのかしばらく落ち着いていた夜泣きが一気にひどくなってしまったのです。

 長男の夜泣きのスタートは、寝かしつけの時点から。おっぱいを飲ませながらなんとか寝かしつけ、そっとその場を離れようとした瞬間…! グスングスンと泣き始め、ものの1分もしないうちに本泣きに。  ああ、今日も始まったか…。

出典:photoAC

 ここからが、長男と私の長い夜の始まりです。
 抱っこしたり、おっぱいを飲ませたり、子守唄を歌ってみたり…。思いつくことはいろいろ試してみるのですが、怒ったように体を後ろに逸らしてイヤイヤ、ウエーン。危ないから、と布団の上に置くと、「そうじゃない!」とばかりに手足をバタバタして号泣。  

 じゃあ、どうすればいいの!? この時ばかりは、かわいいはずのわが子が憎らしく思えてしまいます。 長男はひたすら泣き、私は抱っこでひたすら歩く。やがて、お互いの体力が尽きてきた頃に、意識を失うように寝落ち…。  

疲労はピークに

 ある夜のこと、疲労のピークに達していた私は泣き出した長男をあやす気力すら起きませんでした。日中は普通に仕事をして、帰宅後は大急ぎで家事・育児。夜は夜泣きに付き合って、時には気が付けば朝という状態。一体いつ休めばいいの? 睡眠不足のせいで大幅にパフォーマンスも落ち、仕事も家事もやり残しはたまる一方。精神的にも体力的にも限界寸前のところまできていたのです。  もう嫌だ。もう無理。

出典:photoAC

 頭の中は、それだけがぐるぐる回っていて、何も考えられない状態。気が付けば、手元にあった枕を壁に思いっきり投げつけ、泣きじゃくる長男の隣で、私も一緒になって声をあげて泣いていました。

 隣で寝ていた夫も、これにはさすがに起きてきました。
 「もう、きつくて無理…!」夫の顔を見たとたん、ため込んでいた感情が爆発。泣きながら今までの辛さを訴えました。  夫は
 「分かった。とりあえず、寝ていいよ」とだけ言うと、長男を抱いてあやしてくれました。

 気まずさのせいか、母性本能のせいか…、結局その後、長男の泣き声が聞こえている間は眠ることができませんでした。でも、ただ体を横にしてウトウトしているだけでも、ずいぶん体が楽になっていくのが分かりました。私、こんなに疲れていたんだ…。布団をかぶって、またまた涙。夫には申し訳なかったけど、その夜は体力回復に専念させてもらいました。  

 それ以来、仕事が休みになる前日には、夜泣き対応を夫にお願いするようになりました。と言っても週1回程度だったのですが、あのいっぱいいっぱいさを共有できただけでも気持ちが楽になりました。

 もっとはやくヘルプサインを出せばよかったんだね。自分がつぶれる前に夫を育児に巻き込む、ということの大切さに夜泣きを通して気づかされたのでした。

(ファンファン福岡一般ライター R28)

あわせて読みたい
育児休業が理由? 毎度大変な部署へ異動・出向させられた夫 最近では、男性の育児休業についての報道を耳にする機会も増えました。しかし私の夫は4年前に育児休業を取ってから、毎年部署異動を繰り返しています。今回、育児休業を取った後に理不尽な目に遭い続けている夫についての話です。
あわせて読みたい
なんで飲まないの!母乳を拒否され自信喪失でノイローゼに  妊娠中の母親学級や助産師外来で母乳育児のメリットを知った私。内容を知れば知るほど「母乳で育てたい!」という気持ちが強くなっていったのですが、いざ産んでみる...
あわせて読みたい
ごはんを食べない1歳児 パクパク食べるようになった理由とは?! 離乳食、幼児食と、子どものごはんにはとても気を遣いますよね。塩は少なめにしないと、薄味にしないと…とついつい心配してしまいますが、それが行き過ぎると、逆効果かもしれません。

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

ファンファン福岡(fanfunfukuoka)は、街ネタやグルメ、コラム、イベント等、地元福岡・博多・天神の情報が満載の街メディア。「福岡の、人が動き、人を動かし、街を動かす」メディアを目指しています。

目次