なかなか気づきにくい 妊娠が成立する時期と受診のタイミング

今回は、妊娠が成立する時期と受診のタイミングについてお話します。

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妊娠が成立する時期はいつ?

妊娠は、前回の生理初日を妊娠0週0日として数え始めます。生理周期が28日の場合、排卵日は妊娠2週0日前後。この頃に精子と卵子が出会うと受精卵となります。受精卵は細胞分裂を繰り返しながら1週間程度かかって子宮の内膜に着床。これが妊娠の成立です。時期は妊娠3週0日頃、つまり生理予定日の1週間前頃となります。生理予定日には妊娠4週(2か月)となりますが、厳密にいうと最初の3週間は妊娠していない期間になります。

出典:ファンファン福岡

妊娠が成立すると現れる症状

妊娠が成立すると、まず妊娠を継続させるために黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌され続けます。また、妊娠したときにしか分泌されないhCGホルモンの値も急激に上昇します。これに伴い、生理予定日前でも以下のような体調の変化が現れることがあります。

出典:ファンファン福岡

●体温が高温期のまま・・・黄体ホルモンに体温を高く保つ働きがあるため ●眠気・・・比較的自覚されやすい症状。疲れがたまっている場合も ●便秘・下痢・吐き気などの消化器症状・・・黄体ホルモンが胃腸の動きを鈍くさせる。いわゆるつわりの症状 ●乳房の変化・・・乳房のハリや痛み ●イライラ・涙もろいなどの気持ちの変化・・・ホルモンバランスの変化によって感情のコントロールがうまくいかない ●頭痛・・・黄体ホルモンには血管を広げる作用があり、血管の周りの神経が圧迫されて片頭痛を起こす ●下腹部痛・・・骨盤周囲の靭帯の緩み、子宮への血流が増えた違和感、子宮が大きくなろうとしている圧迫感を腹痛として自覚する ●おりものの変化・・・基本的に量はそのままで、着床の時期におりものに血が混ざったりピンク色になる(着床出血) 妊娠に気づきにくいのはなぜ?  これらの症状は、実は生理が始まる前に自覚する症状とよく似ています。また、風邪の初期症状と間違われることもしばしば。個人差もあるので体調が変化しない方もいらっしゃいます。そのため、基礎体温を継続的に測っている方や明らかな着床出血といったものがない限り、ごく初期の段階で妊娠に気づくということは難しいでしょう。

妊娠したかなと思ったら。受診の時期はいつ?

病院では、子宮の中に胎嚢といわれる赤ちゃんの部屋があることを超音波検査で確認します。胎嚢が見え始めるのは妊娠4週の終わりごろから6週にかけて。ですから、生理予定日を1週間過ぎたあたりが最初の受診の時期と考えておきましょう。ただ、頭痛や下腹部痛が強いときは妊娠の異常や他の病気との判別が必要な場合もあるため、早めの受診をおすすめします。

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