【義母にドン引き】 え?これが出産祝い? 

出産直後は、心身ともに疲労困憊のママ。入院中の出産見舞いは、そんなママを少しでも労わる物をいただけるものだと思っていたのですが・・・。義母からの出産見舞いに心底驚き、ドン引きした、私の体験談をご紹介します。

目次

辛かった2人目の産後

写真AC

 経産婦の私。 確かに、1人目に比べたら、2人目の出産は楽でした。 しかし、中8年のブランク出産。 1人目を出産した20代の頃に比べ、年齢的にも体のダメージはハンパなく、久しぶりの授乳は乳首が切れて大参事。 それにプラスして、経産婦ならではの後陣痛は、体に響き渡るほどの凄まじい痛み・・・。 もはや、お見舞いすらもありがたく受け入れらる状況ではありませんでした。

 入院中は、できるだけ休ませて欲しいのが本音でした。 でも、だからと言って、避けたくても避け難いのが、義理両親のお見舞い。 医師から処方してもらった鎮痛剤を飲んで、主人に相談し、早く帰ってもらうのを条件に受け入れることにしたのですが・・・ これこそが、事件の始まりでした。

義母がお見舞いにやってきた!

 大きな百貨店の紙袋を抱え、病室に入ってきた義理両親。 義母は一言も発することなく赤ちゃんへ一直線に向かいます。
 「え?」 内心戸惑いつつも、そこは大人の私。 「孫は気になるよね、うんうん。」と静かに見守っていたのですが・・・

 「どっちに似ているかな?」と、義母からの記念すべき第一声。
 「ハイ?」 えっと・・・  まだ、目も開いてない赤ちゃんですよ? どっちに似ているかなんて、生まれたばかりのおさるさんみたいな顔で判断できるわけがないし。

 産後のお見舞いといえば、お祝いだけではなく、ねぎらいの言葉もいただけると思っていた私は、茫然。 依然
 「出産、おめでとう!」
 「大変だったでしょ?体の方は大丈夫?!」などの言葉は聞こえてきません。

 私の具合いが良くないことを主人から聞いて知っているはずの、義母。 出産経験があるなら、同じ女性として産後の辛さは分かっているはず。 だからこそ、産後の労わりや配慮はあって当然だと思っていたのですが・・・完全に、私が甘かった。

 すぐにでもお見舞いを置いて帰ってもらおうと適当に受け答えをしていた、その時。

紙袋の中身とは?!

写真AC

 「ハイ、お見舞い!」 と、義母は私に百貨店の紙袋を差し出しました。
 待ってました!!! 中身は何だろう? 百貨店ということは、ブランドのベビー服かな? センスが合わなかったらどうしよう・・・。 一瞬にして、色々な思いが、私の頭の中を駆け巡りました。 笑顔で紙袋を受け取ったその瞬間。 想像以上の紙袋の重さに、事態は一転したのです。

写真AC

 「・・・え?何ですかコレ?」
 思わず、口に出てしまった一言。 それもそのはず。 紙袋の中に入っていたのは、百貨店での購入品とは全く思えない代物。 まだ土が付いたままになっている、大量のじゃがいもと玉ねぎでした。 呆気に取られている私に対して、
 「ウチで作った野菜だから」 と、義母。

 全く意味が分かりません。 出産後、退院してすぐにお料理しなさいってこと・・・? 義母に聞きたいことは、山ほどある。 言いたいことは、それ以上にある。 しかし、痛み止めが切れたのか、私の体は痛みで限界間近。

 この野菜にどんな意味があるかなんて、どうでもいい。 義母が何を考えていようが、関係ない。 でも、それ以上に、百貨店の代物というフェイクに、チョットでも期待した自分も悔しい!
  「ありがとうございます」と、受け取った紙袋をベッドのサイドボードに置きながら、怒れる目線で夫にサイン。 夫はそのまま両親をロビーへと誘導し、義両親のお見舞いはこれにて終了。 しかし、だからと言って、私の怒りはそれで収まるはずもなく。 その後、戻ってきた夫に非難を浴びせたことは言うまでもありません。

(ファンファン福岡一般ライター)

あわせて読みたい
産後あるある? 手伝いに来てくれた実母と険悪ムードに 私には2人の子どもがいますが、どちらも出産の際には里帰りをしませんでした。1人目の産後は実母に自宅まで来てもらい、泊まりで床上げまでの手伝いをお願いしたのですが、来てすぐに険悪ムードが漂い、早々に母は帰ることになったのです。そのときのエピソードをお話ししたいと思います。
あわせて読みたい
初めての育児に浮かれ過ぎた私! 産後1週間でダウン 息子を出産し、退院の日を迎えると、助産師さんから「産後は体力を回復させるために、赤ちゃんの世話以外はできるだけ体を休めてくださいね」と言われました。しかし、私はその助言を無視してしまい、後に大きなダメージを受けることになったのです。
あわせて読みたい
夫の育休取得にイライラ! 思っていた生活と全く違った体験談 妊娠する前から育休取得を宣言し、妊娠中も私の体をいたわってくれた夫。「この人となら、つらい育児もきっと乗り越えられる…!」。そう期待を膨らませていた私でしたが、夫は見事にその期待を裏切ってくれました。自分からは一切動かず、休んでばかりの夫にイライラ。「亭主元気で留守が良い」を実感した体験談です。

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

ファンファン福岡(fanfunfukuoka)は、街ネタやグルメ、コラム、イベント等、地元福岡・博多・天神の情報が満載の街メディア。「福岡の、人が動き、人を動かし、街を動かす」メディアを目指しています。

目次