夫を見るだけでイライラ! 育休を取ってくれたけど、もうコリゴリな話

 妊娠する前から育休取得を宣言し、妊娠中も私の体をいたわってくれた夫。「この人となら、つらい育児もきっと乗り越えられる…!」。そう期待を膨らませていた私でしたが、夫は見事にその期待を裏切ってくれました。自分からは一切動かず、休んでばかりの夫にイライラ。「亭主元気で留守が良い」を実感した体験談です。

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育休取得に前向きだった夫

 諸事情で私には幼い頃から母親がおらず、子育てで実家に頼ることはできませんでした。また、夫の母親も遠方に住んでいる上にバリバリのキャリアウーマン。とてもではありませんが、子育ての手伝いをお願いすることはできません。  

 そのような状況もあり、私の夫は子どもを授かる前から
 「育休を取得する!」とやる気満々。食事は三食作ってくれて、犬の世話もしっかりこなす夫でしたから、私も夫を信頼して妊娠を待ち望んでいました。  

 そして、いざ妊娠してみれば、階段の昇り降りは手を引いてくれ、高い所にあるものは率先して取ってくれ、妊婦検診にも毎回付き合ってくれ…。まさに理想的な旦那さま。このように、妊娠中のサポートもしっかりしてくれる夫だったので、「子どもが生まれたら、もっとすてきなパパになってくれるんだろうな。この人となら、つらい育児もきっと乗り越えられるに違いない!」と期待を膨らませていました。

 ところが、夫は私の期待を見事に裏切ってくれました。

実際のところ…?

出典:Ryan McGuireによるPixabayからの画像

 まず驚いたのは、産後退院して帰ったわが家の惨状。足の踏み場もないほどに家の中がぐちゃぐちゃ…。夫は私の入院中、毎日病院に来てくれていたのですが、それを理由に一切掃除をしていなかったのです。そこで、片付けるようにお願いすると、
 「何をどこにどう片付けるか一つ一つ教えてくれないとわからない」と仏頂面。一つ一つ話す元気がなかった私は、仕方がなく一人で家を片付けました。  

 その後も夫は、家にずっといるのに掃除をせず、赤ちゃんと遊ぼうともせず、一日中ゴロゴロ。私が先に仕事に復帰すれば
 「人と話せて息抜きできていいね」と嫌みざんまい。  

 「いやいや、あんたが働けばいいのに『育休を半年で申請したから今更短縮できないし、公務員だから副業もできない』って言うから私が働いてるんでしょ! 私だって産後たった1カ月半で、まだ体調も完全に戻ってないのに仕事復帰なんてしたくなかったわ!」と怒りをあらわにしてもヘラヘラとして馬耳東風。  

 確かに、夫はご飯を作ってくれていましたし、私がいない間の赤ちゃんのおむつ替えや離乳食もこなし、検診にも毎回付き合ってくれていました。それでも、家でも職場でも一息つく間も惜しんで頑張っていた私は、赤ちゃんを無理やり寝かしつけては惰眠をむさぼったりゲームに興じたりしている夫を見る度に、「何休んでんだ」とイライラする気持ちが募ってしまったのです。  

 夫の育休は半年ほどだったのですが、私としてはストレスが募るばかりで「育休早く終われ。早く仕事に行け」と毎日のように願っていました。  

 そのうち、家や職場で頑張りすぎてしまった私は過労で病に伏してしまい、それをきっかけに夫は片付けもしてくれるようになりました。しかし、育休中の夫の態度が私にとってあまりにストレスだったため、
 「2人目のときは1カ月だけでいいから」と宣言。実際、2人目のときには1カ月だけ育休を取得してもらい、職場に完全復帰してもらいました。  

 「亭主元気で留守が良い」というのは、こういうことのかな…などと思った体験談でした。  

(ファンファン福岡一般ライター)

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