秘密の黒い薬を管理職に渡す社長。その正体は…

以前、会社勤務をしていた頃の話です。得意先との飲み会の前、恒例行事として、社長から必ず渡される謎の小包に入った真っ黒い薬がありました…。

出典:ファンファン福岡

 今年はいつもと様子が少し違いますが、例年であれば忘年会シーズン。中洲の飲み屋街を千鳥足でふらつくサラリーマンがふえる12月になると、毎年思い出す事があります。  私の会社は、飲み会が非常に多く、朝まで飲むこともザラ。そんな会社でしたが、大事な得意先への接待の際、必ず管理職以上に社長から渡される謎の薬がありました。  私も管理職になりたての頃、例にもれず、社長から直々に、しかも、会議室に一人ずつ個別に呼び出しを受け、謎の白い包を渡されました。これが恒例行事となっており、社長も「秘薬を授ける」といった厳しい顔で渡すものですから、ドキドキしたのを覚えています。「開けてみろ」と言われるまま、中を覗くと、黒光りする薬が約20粒程。大きさは正露丸より少し大きいぐらい。

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 どうやら、悪酔いを防ぐ薬とのこと、しかしながら、社長は「いいから飲んどけ。これが最も効く」と、その正体を教えてくれないのです。黒く光る様子から、すごく高価なもののように思えました。  この薬、確かに、悪酔いせず、次の日の影響が格段に違うのですが、明らかに社長が小分けした跡があり、多少苦いのは我慢できても、一回に飲む量がかなり多い。  酔いに効くサプリやドリンクなどは、コンビニに沢山並んでいますが、その中には見つからず、ネットで「二日酔い、薬、黒」などと検索しても出てこない。ドラッグストアの店員に尋ねても、やはりわからないとのこと。福岡には、全国でも有名な健康食品やサプリの通販会社が数多くありますが、その商品でもないらしい。

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 あの薬は一体、何だったのか…。長い間、ずっと謎のままだったのでした。私もその後転職し、数年経ったため、すっかりあの薬のことは忘れていました。  それが先日、突然その正体がわかったのです。ふと、テレビを見ていると、なんとあの薬が紹介されているではないですか!  その薬は、百草丸という漢方で、どうやら200年以上の歴史があるとのこと。全国的には有名ではないと思うのですが、長野県民からは抜群の知名度を誇り、みな知っているローカルな胃腸薬らしい。そもそも、二日酔いの薬ではない(効能はあるそうです)ので、検索しても出てこず、ローカルな漢方のため、福岡では探すことができなかったようなのです。社長は、全国転勤を繰り返していましたから、福岡ではほとんど知られていないこの薬を謎にしたかったと思われます。  それにしても、わざわざ個別に会議室に呼んでまで、秘薬にしたかったこの薬。社長のイメージ戦略にやられ、貴重なものとの思い込んだため、想像以上に効能があったかもしれません。 (ファンファン福岡一般ライター)

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