■PM20:00~ 相席屋にて、男性待ち
お店に入ると、若いイケメン店員が席まで案内してくれた。店内は薄暗く、ムーディに仕立ててある。テーブルとテーブルの間には仕切りがあり、半個室状態。席に行くまでに、何組かの男女が相席しているのが見えた。
案内されたテーブルに着くと、イケメン店員がお店のシステムを説明してくれた。女性は飲み放題で無料。食べ物は別料金。 土曜日は男性客が少なく、相席するまでに時間がかかるかもしれないとのこと。お客さんはノー残業デーの水曜日と、金曜日に多くなるらしい。 女性が無料なのに対し、男性は飲み放題30分ごとにお金がかかるのが相席屋のシステムだ。30代以上限定の相席屋は通常の相席屋と少し違って、料金も高い。 平日は30分1500円、土日は30分2000円(通常店は土日1800円)。 しまった、土日は割高だから男性が少ないのか…!しかし、せっかく来たのだから、一組くらいは相席して帰りたい。 さらにイケメン店員は、大事なことを説明してくれた。 「どうしても相性の合わないお客様もいらっしゃると思います。その場合は、トイレに『席替え希望カード』がありますので、書いていただいて、そっと店員に渡してください」 「分かりました」と言いながら、しかしこのシステムには、なんだか心がざわざわする。 「それって、チェンジしたことは相手には分からないんですか?」と聞くと、「それとなくやんわり伝えるので大丈夫ですよ」とイケメン店員。
説明が終わったところで、ドリンクとおつまみを1品頼み、殿方の登場を待つことにした。 しかし、30分ほど待っても、男性は現れない。トイレに行く途中に他のテーブルを見ても、女性ふたりだけの席が目立つ。 女子が余っている! しかも、みんなキレイなのだ。世の殿方はどこにおるのじゃ!こんなにかわいい子がここに溢れておるのに!と男性たちに伝えたい気持ちになる。 スマホをいじりながら時間をつぶしていると、どちらともなく、「ねぇ……さっきの設定、どうする?」という話になり。 「うん。もう、めんどくさいね。いっか、36歳・フリーライターで」 「ありのままでいこう!」 このとき、すでに4杯以上は飲んでいる。 ダメなオンナ2人である。 ~【突撃レポート】婚活居酒屋「相席屋」に行ってみた!(3)へ続く~
婚活居酒屋「相席屋」突撃レポート~六本木店編(3)相席屋で得たものは?