わんぱくな2歳息子にハラハラの毎日 ついに生死を分かつ事件勃発!

 我が家には、おませな4歳の娘と、わんぱくな2歳の息子がいます。私自身は姉妹で育ちましたので「小さな男の子ってどんな感じなんだろう?育ててみたい」と思っていましたが、まさか男の子が、こんなに訳の分からないことをする未知の生物だとは、想像もしていなかったのです…

 我が家の息子のアダナは、あの大ヒット漫画『進撃の巨人』由来の《死に急ぎ野郎》。ヨチヨチと歩けるようになった1歳の頃からこれまでずっと「あぁ!死んじゃう!!」と青ざめるシーンが多々ありました。  育児あるあるだと思いますが、子供が静かな時は、「悪い・危ないこと」をしていることが多いです。ある時、洗濯物を干して部屋に戻ってくると、息子の姿はなく、声もしません。束の間の静けさに嫌な予感を覚えながら、部屋のあちこちを探し、トイレの便器に向かってしゃがみこんでいる息子を発見しました。

出典:Stefano Ferrario from Pixabay.

 息子は、便器をのぞきこみ、内側をつつきながら、その指をお口にポイッ! 「あーーーっ!!トイレの水をなめたら、ばっちぃよ!」 と急いで息子の手をとると、指先に透明なゼリー状のものがついています。息子が舐めていたのは、水を流すたびにトイレがピカピカになる、トイレスタンプ洗剤でした…  便器の様子を確認すると、昨日、新しく設置したばかりのトイレスタンプが、もう半分もありません。指と口の周りを、ゼリー状のものでキラキラさせた息子は、ニコニコと笑いながら、「どぉじょー」とトイレ洗剤を勧めてきますが、それどころではありません。慌てて息子の口をゆすぎ、口の中のトイレ洗剤をかきだしました。  子供が、ボール型のジェル洗剤を誤飲する事故が増えていると、聞いた時には、「洗剤を口に入れる子なんている?」と思っていましたが、まさか我が子がトイレ洗剤をなめるとは…  結局、様子を見ていましたが、ケロッと元気そうなので、病院に連れて行くことはありませんでした。

 またある時は、おもちゃの車を乗り回し、階段上部に設置していたベビーゲートに激突。13kgが猛スピードで体当たりした衝撃で、ベビーゲートは吹っ飛び、息子は階段を落ちていきました。一部始終を目撃していた私は、びっくりした顔の息子がスローモーションで消えていく姿に、ただただ唖然。 ダダダーーン!!

出典:PublicDomainArchive from Pixabay.

 ものすごい激突音にハッと我に返り、階段を駆け下りてみると、おもちゃの車とベビーゲートが散乱。息子は、鼻と口から血が溢れ、ひっくり返った虫のような体勢でギャンギャン泣いていました。顔中の血を拭き取ると、口内が少し切れて、前歯2本がグラグラ… 「乳歯とはいえ、あと数年使わなきゃいけないのに、どうしよう」 と急いで口腔外科に連れて行き、グラグラの歯を接着剤で固定してもらいました。歯って、接着剤でくっつくんですね。子育てをしていると、妙な知識が増えます。  そんな《死に急ぎ野郎》が、ついに生死を分かつ事件を起こしました。

 田舎の実家は、家のすぐ前に国道があり、頻繁に車通りがある場所です。日頃、鍵をかけない実家の習慣があだとなり、息子はフラフラ~と勝手に外に出たのです。  ごはんの支度をしていた私と母が「あれ?息子がいない」と気づいた時、外で大きなクラクションが鳴りました。慌てて飛び出すと、国道と国道の間、中央分離帯で落ち葉を巻き上げて、キャッキャッと笑う息子の姿。悲鳴をあげる私達に向かって、手を振りながら、歩いてこようとする息子のすぐ脇を、自動車が走り抜けてゆきます。 「ぎゃーー!止まって!!迎えに行くから、待ってて!!」 と取り乱す私。  私は車道に出て「止まってください!!子供がいます!!」と叫びながら、中央分離帯まで全速力で駆け寄り、息子を抱っこして実家に戻りました。あれほど、肝が冷えたことは、後にも先にもありません。一人目の子の娘は、賢くなるように、英語や絵本の読み聞かせで、早期幼児教育に力を入れていますが、二人目の息子に関しては、「大人になるまで死なせない」という低い目標で育児をしています。 (ファンファン福岡一般ライター)

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