義母に合鍵を渡したら黙って家に入ってくるように…それを撃退した秘策とは?

 お恥ずかしい話ですが、先日、鍵をなくして夜中に自宅から閉め出されてしまいました。玄関のインターフォンを鳴らしても、旦那の携帯電話にかけても応答無し。熟睡した旦那の耳には、どんな騒音も届かないのでしょう。閉め出されてから30分、深夜0時をまわり、カッカッと頭にきていた私はついに暴挙に出ました。

目次

義母などの「親しい人に合鍵を預けたい」に友人は大反対!その理由は?

 「いい加減起きろー!鍵開けなさーい!」 寝室に向けて怒鳴り、旦那を叩き起こして事なきを得ました。こんな騒動が起こると「万が一のために、親しい人に合い鍵を預けたい」と考えてしまいます。

 けれども友人は
 「合い鍵を預けてはいけない!」と大反対。その理由はなんだったのでしょう?

断り切れずに合鍵を渡した後、義母が勝手に家に入ってくることに…。

出典:BrianAJackson/iStock/Thinkstock

 「合い鍵を預けたら、『さぁ勝手に自宅へ入って下さい』と招き入れているのも同然。親族から合い鍵を取り返すことが、どれだけ難しいか! 過去に戻れるなら、姑に合い鍵を渡さなかった! そもそも、義実家のそばに家を建てなかった!」

 友人のぼやきは無理もありませんでした。きっかけは、義実家から徒歩10分の場所に、新居を建てた時のこと。姑に
 「何かあった時のために、合い鍵を預かるわよ」と言われ、断り切れずに鍵を渡してしまったのです。
 何かあった時… それは、思いがけず、すぐに訪れました。
  「スーパーにお買い得品があったから、貴方の家の分も買ってきた」
 「息子と孫に食べさせてあげたいお土産があったのよ」姑は、ちょっとした物を持参して、勝手に合い鍵で自宅へ入ってくるようになりました。その頻度は、週に1回程度。いつ来るか分からないので、部屋を散らかしっぱなしにもできず、気が休まりません。

 当時、眠るのが下手な0才の育児で、朝も晩もないような生活をしていたため、姑の来襲はストレスの原因になりました。泣き疲れた子どもと一緒に横になっていた時のこと。ふと目を覚ますと、姑が枕元に立っていたのには心底びっくりしました。
 「息子が働いているのに、昼から惰眠をむさぼっているなんて、良い身分ね」 という嫌味が、ぐさりと突き刺さりました。

 「姑が突然来たら、自宅でくつろげない。困っているから、合い鍵を取り返して欲しい」 そう旦那に訴えても、
 「悪気はない。孫の顔を見たいだけだろう」と姑をかばうばかりで、ちっとも埒があきません。

義母から合鍵を奪い返すため、一芝居うつことに!

出典:SIphotography/iStock/Thinkstock

 またある時は、子どもが昼寝をしている合間に、ちょっと一休み… と、海外ドラマを観ていたら、突然姑が登場! なんの物音もしないまま、急にリビングの扉が開いて姑が現れたので、本当にドラマの中の殺人鬼が出てきたのかと思って、悲鳴をあげてしまいました。
 「心臓に悪いから、突然入ってくるのはやめて下さい。そんなに頻繁に合い鍵を使うなら、返して下さい」 たまりかねて、姑に頼みましたが、
 「見られて困るようなことをしている貴方が悪い」と合い鍵を返してもらえません。

 そこで、義母から合い鍵を奪い返すため、一芝居うつことにしました。年末、友人は子供を連れて実家に帰省することになりました。旦那は仕事のため一緒に帰省しません。その時に、こっそりと旦那のキーケースから自宅の鍵を抜き取りました。もちろん、旦那は鍵がなくなっていることを知りません。

 友人が3時間かけて実家についた頃、旦那から
「ごめん! 自宅の鍵を落としてしまったみたいだ。鍵がなくて自宅に入れない」とSOSの連絡がありました。しめしめ… 自分の鍵が盗まれたとも知らず、鍵を落としたと謝る旦那に少し溜飲が下がる思いがしました。

 「もう外は寒いのに、自宅に入れないなんて大変! 何かあった時のために、お義母さんに合い鍵を預けているから受け取ってね」心配しているふりをして、姑宅に向かうように仕向けました。

 あれほど、合い鍵を返すことをしぶっていた姑も、息子にお願いされては渡さない訳にいきません。旦那は、姑から受け取った合い鍵をそのまま使う間に、自分の鍵がなくなったことをすっかり忘れてしまいました。

「鍵のことは全部息子さんに」義母に合鍵を渡さない断り方とは?

 その後、姑から
 「この前みたいに閉め出されることもあるし、心配だから合い鍵を預かるわよ」と何度も言われましたが、友人は同じ轍を踏みません。

 「うちの鍵は最新のもので、簡単にコピーできない仕組みになっているんです。普通の鍵屋さんでコピーを作ることもできませんし(大嘘)。鍵をなくしたのは息子さんなので、鍵のことは全部息子さんに言って下さいね」と、断固として鍵を渡さないことにしているそうです。

(ファンファン福岡一般ライター)

あわせて読みたい
義実家に同居…妻の苦労は伝わらず?自己中な旦那をギャフンと言わせた爽快な一言  今年のお盆はいつもと状況が違いますが、”お盆の帰省”と聞いただけで気が重くなる方もいるのではないでしょうか。ご苦労様です。義実家では息子に戻ったかのようにく...
あわせて読みたい
非常識な義両親…新婚さんのマンションに、布団とペット持参で現れた 新婚時代に、義両親にされて嫌だったこと。きっと誰しも「あの時は嫌だった…」と思い出す出来事があることでしょう。もしかしたら「あれも、これも嫌すぎて、義親と疎遠」なんて人もいるかもしれません。友人は、大型連休が近づく度に、嫌な思い出が蘇ります。何が起きたのでしょ
あわせて読みたい
土地は祖父からのプレゼント 夢のマイホームを手に入れた代償とは? マイホーム購入を決断してからというもの、週末など仕事が休みの日は家族で土地探しやモデルハウス巡りにいそしんでいた友人。しかし、一生に1度の大きすぎる買い物。場所や予算など総合して考えると、なかなか候補地が絞り込めず、結論が出せないでいたそうです。

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

ファンファン福岡(fanfunfukuoka)は、街ネタやグルメ、コラム、イベント等、地元福岡・博多・天神の情報が満載の街メディア。「福岡の、人が動き、人を動かし、街を動かす」メディアを目指しています。

目次