感動的な立ち会い出産のはずが…残念な旦那に医師が激怒したワケ

立ち会い出産に、どんなイメージがありますか? 筆者は、二人の子供を無痛分娩で出産しました。麻酔のおかげでほとんど痛みはなく、初産も二人目も、旦那に立ち会ってもらい、リラックスしながら、出産することができました。

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旦那のせいで、感動とはほど遠い立ち会い出産になったことに…。何が起こった?

 妊娠中の友人Aさんにこの話をしたところ「そんな穏やかな出産が憧れ。私も無痛分娩で、立ち会い出産にする!」と意気込んでいました。それから数ヶ月後、彼女の旦那のせいで、感動とはほど遠い立ち会い出産になったと聞いたのです。さぁ、何が起きたのでしょう。

出典:ファンファン福岡

ビデオカメラを準備して立ち会い出産に来た旦那。痛そうにしていても撮影を続ける…。

 “麻酔が効いているおかげで、陣痛は、生理痛くらいの痛み”“分娩台に乗る直前まで、友人達とLINEをするくらい余裕があった”  無痛分娩を二度経験した筆者は、周囲に「無痛分娩サイコーだよ!無痛分娩は費用がかかるけれど、お金の問題さえなければ、何人でも産める!」と豪語して、無痛分娩をすすめていました。  その話に興味を持ち、「私も絶対に無痛分娩で産む」と決意したのが、友人Aさん。無痛分娩の実績が多い病院を探し、分娩予約をしました。  出産日が近づいても、「無痛分娩=完全に痛みから解放された出産」というイメージが先行し、まったく怖くなかったのだとか。映像関係で働くAの旦那にも、「麻酔が効いているから、まったく痛くないんだって。貴方、出産の瞬間も撮りたいんでしょ?立ち会い出産で撮影してもいいよ」と気軽に許可していました。  そして出産日当日、ビデオカメラ持参で病院を訪れた旦那。前日からAが泊まっている病室を訪れると、意外なことに、痛みにのたうちまわっているAの姿がありました。 「無痛分娩だから、痛くないんじゃなかった…?!」  そうです。本来であれば、麻酔が効いて、ほとんど痛くないはずの無痛分娩ですが、初産の妊婦の場合、麻酔が効いた状態では、子宮口が開くのに時間がかかり、お産が遠ざかることがあるそうです。そのため、Aは一度麻酔を切って、子宮口が開くまで待つことになりました。  麻酔が切れてしまえば、鈍痛が襲いかかります。完全に痛くないお産だと思っていたのに、まさかの陣痛を味わう羽目になってしまい、心の準備が追いつきません。あまりの痛みに、体中にじっとりと脂汗がにじみ、骨盤はメリメリと割れてしまいそうに痛みます。けれど、妻から撮影許可をもらったA旦那は、のたうちまわっている姿を見ても、カメラを向けて撮影をしています。

立ち会い出産に来ていた旦那が病室から姿を消す。

出典:ファンファン福岡

「ねっねぇ…腰が割れそうに痛いから、このテニスボールを腰に当てて、痛みを和らげるのを手伝って…」  痛みの波が少し遠ざかった時に、Aは旦那にテニスボールを渡しました。すぐにでも腰に押し当てて、痛みを逃がして欲しいのに、旦那は「えー!カメラ持ちながら、ボールで押すなんて、できるかなぁ?!」なんて呆れたことを言っています。  「カメラはいいから!」怒気をにじませながら、Aが急かすと、旦那は渋々といった様子で、三脚を立ててビデオカメラを固定しはじめました。  そして、助産師さんにやり方を教えてもらい、ボールを押し当てはじめましたが、まったく痛みが和らぎません。見当違いの場所ばかり、ボールを押し当ててくるので、痛みのあまり我を忘れたAは、「もうあんたはいい!助産師さん、替わってください!」とぶちぎれました。  ようやく子宮口が開きはじめ、再び麻酔を入れてもらい、痛みが嘘のように消えていった時、気づけば、旦那の姿が病室にありません。いつ分娩室に移動して、立ち会い出産になるか分からない状況なのに…と、苛々しながら待っていると、旦那が満足そうに戻ってきました。

立ち会い出産に戻った旦那は言いつけを守らず邪魔で医師に叱られることに。

出典:ファンファン福岡

 「今、分娩室にカメラを持って入っていいか、許可をとってきたよー!」こんな状況で、まだ撮影するのかと、がっくりきてしまいます。  しかも、助産師さんには「分娩室にビデオカメラを持っていっても構いませんが、必ず妊婦さんの頭の側から撮ってください。妊婦さんの足の側には、助産師や医師が処置していますから、決してそちらにいかないでください」と言い聞かされていました。  そしていざ、分娩の時。なかなか出てこない赤ちゃん。 医師が「赤ちゃんがスムーズに出られるように、会陰切開をするね」とAに声をかけられました。会陰切開という聞き慣れない言葉に興奮した旦那は、言いつけを守らず、助産師や医師が忙しそうに立ち回る足の側に移動して、赤ちゃんが出てくる瞬間を撮ろうと身を乗り出しました。  その時です。ガツンとビデオカメラが、助産師の持っていた器具に当たって派手な音を立てました。 「旦那さん!さっきから邪魔なんだよ!奥さんが頑張っているのに、なにをやってるんだね。今すぐ分娩室を出て、廊下で待ってなさい!」  医師はピシャリっと旦那を叱りつけ、手早く処置をはじめました。旦那は助産師に促されながら、廊下につまみ出されてしまいました。結局、感動的になるはずだった、分娩の瞬間、そこに旦那の姿はなく、生まれてきた瞬間を映像に残すこともできませんでした。  思い通りにならなかった、Aの立ち会い出産。 「出産の時に、旦那ほど頼りにならない人は、いないね!旦那がせっかく撮った、陣痛中の映像だけど、見られたものじゃないの!本当に役に立たない!」Aは笑いながら、そう話しました。 (ファン福岡一般ライター)

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