わが家の困った夫の話です。わが家には4歳と2歳になる息子がいます。 そんな息子を溺愛するのが夫。息子が可愛くてかわいくて仕方ないようで、数少ない貴重な休みも息子たちを連れて公園へ出かけ、オムツだって嫌がらずに替えてくれる、わりと協力的な夫。ここまでは世間でいう良いイクメンなんですが…。
夫は月1万円の自分のお小遣いから、息子たちにおもちゃを貢ぐのです!! 私は、誕生日でもクリスマスでもない何でもない日におもちゃを買うことに断じて反対派。おもちゃは特別な日に買うものだと思っています。
「息子たちには今あるおもちゃを大切にする気持ちを持ってもらいたいから、おもちゃを買い与えるのやめて」と何度も夫にお願いしました。
しかし息子たちが喜ぶものを買ってあげたときの反応が、夫にとっては何よりも嬉しいようでやめてくれません。 ウルトラマンにハマっている長男のために、夫が貢いだウルトラマン人形が家には山のようにあります。
そんな困った夫と子どもたちと一緒に出かけたある日、事件は起こりました。
長男の誕生日だからとプレゼントを買いに出かけたのですが、おもちゃが多く並ぶ店内に大興奮した長男。 興奮し、あれもこれも欲しがっていたのですが、
「ほんとに欲しいものだけにしなさい」と厳しく注意すると、その言葉に納得した長男は約束通りおもちゃを1つに絞りました。 問題はここからでした。
「これもついでにカゴに入れといて~」と夫が自分の買う品をカゴに入れたのです。 夫がサラッと、自然に買い物カゴに入れた商品の下には、なんとウルトラマン人形が3体も隠されていたのです!!
夫は散々お願いしているにも関わらず、まだこの場に及んでバレないように隠してカゴに入れ、知らない間に購入させようとする作戦をとったのです。
なんともおバカすぎる夫の作戦。私がこのまま気づかず購入するわけもなく…。もしレジで追加されたウルトラマンに気づいたとしても、すぐ返却したことでしょう。
「おもちゃは1つにしなさい」と言った言葉に、その場でダダをこねることなく素直に応じた4歳の長男。 長男が生まれてから約4年間、何度も話をしてお願いしてきたにも関わらず、まだまだ繰り返す33歳の夫。 長男よりも物分かりが悪い主人を見て、あきれを通り越して、悔しいですが爆笑してしまいました。
もうちょっとしっかりしてよ! そう思いつつ、追加されたウルトラマンを、夫に元の場所へ返しに行ってもらいました。
(ファンファン福岡公式ライター)