今や多くの幼稚園で実施されている「プレ保育」。その詳しい内容を知らないまま対象年齢を過ごしてしまった私たち親子は、後になって大いに後悔することになってしまったのです…。
プレ保育ってなに?
現在、数多くの幼稚園で実施されている「プレ保育」。幼稚園選びの際に、この制度を活用された方も多いのではないでしょうか。
プレ保育とは、年少さんより一つ下の年齢のお子さんを対象とした入園体験のクラスです。プレ保育の内容は、実施している幼稚園によって様々な特色があります。
基本的なスタイルとしては、週に1日程度、親子で幼稚園に通い、工作や絵本の読み聞かせ、お誕生日会などを体験することができるというようなものが多いようですね。
幼稚園への入園申し込み前に、実際に園の雰囲気を把握することができたり、子どもが同じ年齢のママ友ができたりと、メリットの多いプレ保育。
私はお恥ずかしながら、こんな制度があるということを、次男が3歳後半になるまで知りませんでした。 というのも、現在長男が保育園に通っており、次男も長男と同じ保育園への通園を希望していたので、プレ保育は全くノーマークでした。
幼稚園入園に向けてプレ保育を利用しているママ友の話を聞いても、
「楽しそうだけど、次男も保育園を利用するつもりだから利用は無理かな…」 と、まるで自分とは関係ないことのように思っていた私。 「利用したくなったら電話してみよう」くらいの感覚で、のんびり構えていました。 ところが…。
保育園に入園できない事態に!
保育園利用申請書を提出したものの、利用調整結果を知らせる一次通知にも二次通知にも「利用決定」の文字は見当たりませんでした。
3月になって届いた三次通知も、内容は「保留」のままで、次男の保育園の利用許可はついに下りませんでした。
何とかなるだろうと考えていた私ですが、何とかならない!ということにようやく気付かされ、保育園以外の選択肢を必死で探すことに…。
そしてこの時点になって、やっと幼稚園のプレ保育の重要性を、身をもって知ることになったのです。 ギリギリの時期の申し込みだと、幼稚園の教育方針が自分の子どもに合っているのか、実際に通っている幼稚園の子どもたちの様子はどうなのかなど、実際に子どもを通わせるにあたって気になるポイントを確認する機会がほとんどありません。
しかも、人気の幼稚園は早々に定員オーバーで、入園はキャンセル待ち。幼稚園によっては、プレ保育利用者の入園優先枠があるそうなので、そこもうまく活用すべきだったと反省しきりです。
結局、次男の健康上の理由で通園は難しいと判断されてしまい、入園はできませんでした。 親子で通園できるプレを早めに利用して、先生たちとしっかりコミュニケーションを取ってお互いに慣れていれば、もしかしたら通園への道が開けていたかもしれないという思いが拭えない私なのでした。
(ファンファン福岡一般ライター)