保育園は子どもにとって、1日の大半を過ごす、生活の場。安心して通うことのできる保育園に預けたいのが親心ですよね。入園してから「こんなはずでは…」とならないように、園見学で保育園を見極めたいところです。でも、園見学って何を見たらいいの…? という人に、元保育士で現在3歳と5歳のこどもを保育園に通わせている私が、園見学でぜひ見てほしいポイントをご紹介します。
ポイント1 施設環境
大切なわが子が生活する保育園は、安心できる環境であってほしいですよね。
まずは、園内の清掃が行き届いているか衛生面のチェックをしましょう。シャワーや水道の水回りはもちろん、子どもがハウスダストアレルギーや喘息気味の場合は、ほこりがないことは絶対条件。保育室も必ず見せてもらいましょう。
忘れがちですが、トイレも園生活では必ず使う場所。トイレトレーニングを行う場にもなるため、チェックは欠かせませんよ。
また、危ない箇所がないかの確認も大切です。ロッカーやテーブルの角、ドアなど施設の構造で不自然な箇所がないかの確認も行いましょう。
・おもちゃ、絵本の質
・園庭、遊具
・プール
・駐車場
なども入園後には使うこととなるため、目で見て確認しておくことをおすすめします。
ポイント2 保育士
わが子の成長を一緒に見守るパートナーとして、保育園の先生は心強い存在となります。人格形成に大切な乳幼児期の子どもたちにとって、親以外の身近な大人である先生との関わりはとても大切です。
ぜひ、保育の活動時間に見学に行き、子どもたちと関わっている姿を見てください。表情や声色、雰囲気は理想的なものであることが大切です。保育士の声掛けも耳をすまして聞いてみましょう。子どもと丁寧に関わっているか、けんかや失敗に対してどのような対応をしているか、違和感がないか確認します。
子どもを傷つけるような言動や乱暴な関わり方をしていないか… 昨今の保育士の痛ましい事件に巻き込まれてしまわないよう、見極めていきましょう。
・保育士の人数配置
・保育士の経験年数
・資格者の人数(無資格の保育士が常勤している園もあります)
・看護師の有無(看護師が常勤している園もあります)
なども聞いておくと、先生について把握できるため安心かと思います。
ポイント3 在園児
疑いたくないですが、園見学だから… と、よそ行きな保育をする保育士がいることも事実。でも、ご安心あれ! 在園している子どもの表情にはウソがありません。生活しているありのままの子どもの姿をチェックしてみましょう。
生き生きとした表情で遊んでいて、保育士と仲睦まじく関わる姿が見られれば、園生活を楽しんでいて、保育士との関係が作られている証拠となるため安心です。
また、わが子と同じ学年の在園児をチェック。もしかしたら近い将来お友だちになる子かもしれません。園見学の少ない時間では詳しく知ることはできませんが、男女比や活動内容など確認できる範囲で見て、わが子の入園後を想像してみましょう。
まとめ
保育園の見極めは難しく、人によって合う・合わないがあります。地域から配布される説明資料だけで保育園を決めるには不安ですよね。保育園の見学は随時行っている園がほとんど。気軽に問い合わせるところから始めてみましょう。
私は、上記のことに加えて、園見学に足を運んだ時の第一印象や保育園全体の雰囲気を重視して園選びを行いました。
現在も通園中ですが、見学時と同じ良い雰囲気のまま園生活を送ることができています。みなさんの保育園生活が、より充実したものになる参考となりますように。
(ファンファン福岡公式ライター / Mina)