世の中、何でも男女平等になってきましたね。ホワイトデーのお返しもその1つで「3倍返し」から「同価格程度のお返し(男女平等)」になってしまったなぁと日々感じています。でも昔のホワイトデーはすごかったんです…!
昭和生まれの私はホワイトデーが楽しみだった!
私は今までバレンタインデーにチョコレートを渡した男性には、「3倍返し」と言われるぐらい豪華なお返しをいただいてました。 小学生の頃は本命の男の子に、溶かして固めただけの簡単な手作りチョコレートを渡していました。ところがホワイトデーには、可愛いケースに入ったキャンディーやクッキーをもらっていたので、毎年期待に胸を膨らませていたものです。 平成の半ば頃に働いていた職場は、女性は3人、男性は15人ほど。管理職はほぼ男性で、総合職の女性スタッフは珍しい、男性優位な職場環境です。バレンタインデーになると女性は一人2,000円出して、男性みんなで分けて食べられるチョコレートを渡していました。 それなのにホワイトデーのお返しは、有名パティシエのスイーツを買ってきてくれる人やブランドのメイク用品や小物を返してくれる人もいて、トータルだと「3倍返し」どころではないお返しの量! 私は毎年とても楽しみにしていました。
令和は男女平等の時代
時代は変わり、今は男女平等の世の中になりました。イメージや古い考えで男女の役割を押し付けることはあってはならないと思っているので、私もホワイトデーは「3倍返し」が当たり前! という考えは捨てなければいけないと思っています。でも私はプレゼントされることが大好きです! プレゼントって、もらうと自然と笑顔になりますよね。さらに私は、プレゼントしてもらえるような愛される女性になりたいと思って、若さを保つ努力をしたり、人間関係を良好にできる啓発本を読んだり、自分なりに努力してきたつもりです。
結婚したらホワイトデーも変わるもの?
今思えば、結婚前は夫からのホワイトデーも奮発してもらっていました。 夫は私より7歳年上です。私が準備するのは普通のチョコレートでしたが、デートの帰りにのお礼の言葉を添えて渡すと、夫は毎年喜んでくれていました。ホワイトデーのお返しはクッキーと一緒にブランド小物もあり、とっても嬉しかったですし、結婚してからも続けてほしいと思っていました。 しかし結婚後はお互い平等にお小遣い制になったので、3倍返しは自然となくなってしまいました…。 日々の生活が第一なので、誕生日などのイベント時は家計費を使って家族みんなで食事をするようにしています。 唯一お互いがお小遣いを出すのは、バレンタインとホワイトデーだけ。しかも夫はお小遣いの残高によって、バレンタインチョコを渡した時に「ホワイトデーは期待しないでね。」と言うのです! 本心は、お小遣いを貯めて、今でも3倍返ししてくれることを望んでいます。でも臨時の小遣いがほしいと言われるのはイヤなので口には出せません。 今は年に1回飛びぬけた幸せを求めるよりも、ささやかな幸せと穏やかな生活を求めるようにした方が良いのかなと思うようにしています。ただ男女平等の世の中とはいえ、正直3倍返しの時代が懐かしいなぁ、と思ってしまいます。今年もちょっとだけ、夫のお返しに期待してしまうのでした。 (ファンファン福岡公式ライター/伊藤 みやた)