娘が保育園年中の時に初めて、バレンタインに男の子へチョコレートを渡したときのエピソードです。チョコを渡したい男の子の名前を聞くと、なんと4人! 果たして、そのうちの何人が本命なのでしょうか…。そして娘が「本命用」として本気で選んだチョコレートとは!?
「好きな男の子にチョコをあげたい」と、娘が選んだお相手は…。
ある日、
「もうすぐ好きな男の子にチョコをあげる日だから私もあげたい」と突然言い出した娘。バレンタインデー直前だったので、きっとまた保育園で聞いてきたのだなと思いつつ、
「誰にあげたいの?」と娘に質問しました。
すると
「A君と、B君と、C君と、D君!」と、なんと4人の男の子の名前があがったのです。
しかも、その男の子達を好きな理由もそれぞれ。絵本を譲ってくれた、当番の仕事を手伝ってくれた、ボール投げが上手、足が早いなど、男の子によって違う理由がありました。
ただの友達へ渡す友チョコではなく、4人全員に「本命」として渡したいとのこと。年中にして、早くも恋多き女の子のようです。
本命チョコはスーパーでは買えない?
まだ年中だし、あまり高価なチョコを用意してももらった側が困るので、お手頃価格のチョコを娘に選ばせようと思い、スーパーのバレンタインコーナーへ連れて行きました。
しかし、娘は微動だにせず、商品を手に取ることさえしません。
「かわいくないから、これじゃない。違うお店がいい。」と言うので、近所の他のスーパーに行くものの反応は同じ。 仕方なく、大きな商業施設へ連れて行きました。OLさんや女子高生など、大人の女性で賑わっているバレンタインコーナーをどんどん進んでいく娘。最初は、ハイブランドのチョコならではの高級感に目を奪われ、3,000円もする商品を選びましたが、さすがに年中では早すぎます。
高級品を諦めてもキラキラしたかわいい商品ばかり手に取りますが、どれも金額は大人が選ぶ商品と大差ありません。 今後の親同士の付き合いを考えると、もらった側が気を遣ってしまうようなものはあげたくない、でも娘のキラキラしたかわいいものをあげたい気持ちも尊重したい。
どうしたものかと考えながら、色々な種類のチョコが並ぶ棚を眺めていた時に、ある事を思いつきました。
気持ちを表すには、◯◯チョコが最高!
ズバリ、手作りチョコです! 今までチョコ作りをした事がない娘はやる気満々!
大好きな気持ちを込めて、ハートの型にチョコを溶かし、チョコペンで一つずつハートを書いてその上からアラザンやチョコスプレーなどをトッピング。ラメ入りのラッピング袋に入れて完成です。
ありがたいことに、チョコをあげた男の子達は全員喜んでくれたようで、
「もったいないから、食べないで飾っておくって」という嬉しい感想がママ友から届きました。
そして、ホワイトデーはそれぞれの男の子から、クッキーやキャンディー、手作りのイヤリングといった素敵なプレゼントを貰いました。
娘は、自分で一所懸命に作ったチョコを渡す事ができ、さらに素敵なお返しをもらえたことで、初めてのバレンタインはとても満足したようです。
年中なのにも関わらず、本気度の高いバレンタインだったので、もっと大きくなった時のバレンタインは、本命は何人いてどんなチョコを渡すのか、今から楽しみです。
(ファンファン福岡公式ライター/tamura)