子どもには習い事は必須!?意外と難しい「習い事をしない」という選択

 2歳の次男が通っている幼稚園では、保護者が全体的に教育熱心。習い事はやって当たり前で、掛け持ちしている子どもも少なくありません。しかし子ども自身にやる気がない場合、無理してまで習い事をやらせるのってどうなんでしょう?

目次

ママ友は教育熱心

出典:Weedezign/iStock/Thinkstock

 「小さな子どもは、親が導いてあげるべき。」 そう語る幼稚園のママ友たちは、とっても教育熱心。 “子どもの可能性を引き出すため”という理由で、プール、英会話、ピアノ、将棋、そろばん、ダンス、リトミックなどのうち、2つか3つを2歳児に習わせています。
 「今日は、何の習い事?」
 「●曜日なら今の習い事とかぶらないから、ウチも掛け持ちさせてみようかな!」など。 園までお迎えに行くと、習い事の情報収集・交換するママ友たちが群れをなしています。

 そのような中、子どもの気持ちを確認した上で、「今は、習い事をやらない」という選択をしているわが家。 習い事はしていないので、ママ友たちの会話に入ることもなく、颯爽と園を後にしていました。

 しかし他のママ友からすると、「習い事をしていない」ことを、あまり良く思ってない様子。
 「どうして習い事をさせないの?」から、
 「習い事をしないなんて、子育てを蔑ろにしている」というように、逆に、園の中で悪目立ちしてしまうという事態になってしまったのです。

 「え? 本気で言ってるの…!?」

習い事の目的とは?

出典:chombosan/iStock/Thinkstock

 幼少期にいやいやピアノを習わされていたせいで、やりたいと思うまで習い事はやらなくてもいいのでは、と思っている私。正直いかにサボるか、そんなことばかり考えていたので、本人にやる気がなければお金を捨てるだけのように感じます。

 とはいえ、人は人、自分は自分。 羽生結弦選手のように、幼少期からアイススケートを続けていれば、オリンピックで金メダルを目指せるようになるかもしれません。 ママ友たちの言うように、習い事をすることで、子どもの可能性を開花させる可能性は、確かに否めません。 だから、習い事をしていることを否定も肯定もしません。

 ただ、ウチの子が習い事をしているかどうかを、ほかの誰かからとやかく言われる筋合いはないと思うんです。 そう思っている私の態度が、鼻についたのかもしれません。
 「習い事に通わせてもらえないなんて、○○ちゃんはかわいそうよね。」と、次第に影で囁かれるようになってきました。 私は全く気にしてはいないのですが、これでは次男がかわいそうです。

  「とりあえず、何か習わせてみる?」そう夫に相談しながらも、釈然としない私。 もう、「何か」という時点で、目的意識が希薄過ぎます。どうせ習うなら、次男のためにならないと意味がないし…。
  “ため”が、“いじめられないため”なのが問題なのです。

 本当に、厄介な幼稚園社会。 周りの目を気にして習い事をさせるべきか、頭を悩ませています。

(ファンファン福岡一般ライター)

あわせて読みたい
身近にあった習い事!幼稚園でできる習い事のススメ ママさんたちの「うちスイミングやってるよ」「うち英語」など、習い事に関する会話が聞こえてきたりすると「うち何も習い事していない!」と焦るママさんも多いのでは...
あわせて読みたい
毎月の月謝は6万円超! 子どもの習い事、断捨離はじめます! 皆さんのお子さんは、なにか習い事をしていますか? 幼児教育の世界でよく言われる「三つ子の魂百まで」「三歳児神話」という言葉や、早期教育に熱心なママ友の話を聞くと、「うちの子はまだ何も習い事をさせていない…。ここで後れをとったら、もう追いつけないのかしら」と不安になることもあるでしょう。筆者の子ども(5歳娘と3歳息子)が通う幼稚園は、課外活動が盛んで、幼稚園が終わった後、園内でピアノや体操、英語、リトミックなどを体験できます。習い事の送迎がいらず、便利なのですが、まだ二人とも何も習い事をしていません。というのも、こんな話を聞いたからなのです。
あわせて読みたい
「習い事を全部やめたい…」小1の娘が話す理由とは? 働くママにとって、子どもが小学校進学すると起こる問題、いわゆる「小1の壁」。保育園や幼稚園の保育時間より小学校は預けられる時間が短くなり、長期休暇中は子どもを一人で留守番させる状況もあります。「小1の壁」の事前情報で対策を考えていた私に起きた、予想外の「壁」をご紹介します。

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

ファンファン福岡(fanfunfukuoka)は、街ネタやグルメ、コラム、イベント等、地元福岡・博多・天神の情報が満載の街メディア。「福岡の、人が動き、人を動かし、街を動かす」メディアを目指しています。

目次