小学校の入学式は、園時代と違ってお堅いムード。親も子も、失敗しないかドキドキしますよね。私も、息子の入学式を楽しみにしていたのですが…。ある強烈なママが、信じられないトラブルを起こしてしまい!? そんなことまで、子どもにやらせていいの? と驚いた出来事です。
緊張の入学式! 強烈なママとの出会い
息子の小学校入学式は、新1年生と保護者のみ参列OK。ほとんどの人は、入学式に幼い兄弟をつれてこないのが慣習でした。もしつれてきた場合も、入学式の妨げにならぬよう、抱っこや手を繋ぐのは必須です。
そして入学式当日。
会場である小学校の体育館に、よちよち歩く1歳後半くらいの赤ちゃんを連れてきたママさんが2人いました。1人は入学式らしいワンピースのママ、もう1人は… ジャージのママ。
「ジャージ!? 入学式用の服を、赤ちゃんに汚されちゃったのかな…」と思ったのですが…。
トラブルメーカー ジャージママ!
ワンピースのママは、赤ちゃんを抱っこして入学式に参列。わが子が泣いたら、あやしていました。一方、ジャージママは、泣き叫ぶ赤ちゃんを体育館の床に放置! わが子を無視してスマホをいじっています。
「えっ、赤ちゃん床置き&スマホ!?」とビックリしましたが、今は入学式の最中。真顔でやり過ごします。
そのまま入学式は進み、新1年生と保護者は、集合写真を撮るためステージ前へ移動することに。なんとジャージママは、赤ちゃんを床に放置したままステージ前へ移動しています。
泣き止んだ赤ちゃんは、入学式の会場内をよちよち歩きで探検。
ついには、床や椅子の上にある参列者のバッグをぶん投げ、やりたい放題! 手に触れたものをつかんでは投げていきます。
式に参列していた在校生も、保護者も、暴れる赤ちゃんを見てざわざわ…。息子を含め、新1年生たちは、緊張した表情で硬直しています。真面目に頑張っているのに、周りが騒がしくなってかわいそうでした。
若い女性教師らしき人が、おろおろしながら赤ちゃんの近くで待機。赤ちゃんの姉らしき、新1年生の女の子だけが、ニコニコして赤ちゃんに手を振っていました。そしてジャージママは他人事のように無表情…。
先生からの注意にどうする?
そのとき、それまで注意のなかった学校側から、ようやくアナウンスが。
「危ないので、赤ちゃんの保護者の方は、手をつないでいただきますようお願い致します」
ジャージママは無表情のまま、面倒くさそうに赤ちゃんを確保。謝罪なんてナシ。でも、ようやく入学式に秩序が戻り、みんなほっとしたことと思います。
ジャージママのポリシーを聞いてさらにびっくり!
小学校入学後。ジャージママと同じこども園に通っていた人から聞いたのですが…。
ジャージママのポリシーは「子どもにいろいろ経験させたいから、迷惑なこともやらせる」だそう。そんなジャージママの娘さん(新1年生)は、毎日遅刻し、決まりを守れない問題児。放課後も、自宅前の道路にレジャーシートを敷き、友達や家族と長時間大騒ぎしているとか…。
子どもにいろいろ経験させたいのは、私も同じです。でも、新1年生みんなにとって1度きりの入学式をめちゃくちゃにするのは「いろいろな経験」なのでしょうか。
ジャージママは、いろいろ経験させたいと言うわりに、ボランティアや祭りの手伝いは不参加、卒園式もジャージだったそうで。
「ただ自己中なだけの人では…?」と思ってしまった私。
いろいろな価値観の親がいるんだなぁ、と勉強になった出来事でした。
(ファンファン福岡公式ライター / にこまむ)