ママがいい! と言っていつも私にべったりだった長男。年長になった頃から可愛い反抗期が始まり、小5になった今も継続中…。そんな長男の言葉は、一見偉そうに聞こえるけれども、その内容は? 必死に主張しているのに、つい笑ってしまうエピソードをお話します。
甘えんぼうの可愛い長男
わが家の甘えんぼうの長男。幼稚園の年少から年中の頃は、初めての運動会でのかけっこやクリスマス会での劇などを一生懸命にする可愛い男の子でした。それが年長さんになると、成長し色々な事がいっきにお兄さんになっていきました。
今、やるべき事を理解し用意も早くなり、お友達と手紙交換をして遊ぶ約束をする、という事もできるようになっていきました。
と同時に言葉づかいも次第に生意気になっていきました。
遊ぶ時間、片づける時間、寝る時間など、時間に関して少しルーズな長男。「時間だよ」と声をかけても
「そんなのわかってるよ!」
「うるさいな!」
「ちょっと待ってよ!」と決まって言うように…。
そんなある朝、冷たい雨が降り、寒い中園バスを待っていると、長男がイキがりながら
「さみぃんだよ! 抱っこしろよ!」と顔を真っ赤にして言ってきたのです。
他のママの前での抱っこは少し恥ずかしくなってきた…。でも、寒いから抱っこしてほしい! と彼なりの葛藤だったのかと思います。何だか言い方がとても偉そうですが、言っている内容は可愛い、とクスっとなりました。
小学生になった長男の変化は?
小学生になるとますます、偉そうな言い方が増えます。
「宿題しようよ、後で自分が困るよ」と言っても、
「は? 別にいいし!」や
「お片付けしないと、おもちゃがなくなっちゃうよ」と言っても、
「うん、良かったね~」など斜めから言い返すような言葉づかいをしてきます。
長男の言動に悩んでいる時、教育に携わる知人から、
「この期間は【反抗期】という表現ではなく、【自己主張期】で、親に反抗して言い返すのは、自我が成長している証拠。【自己主張期】はなるべく怒らずに見守ろう!」 とのアドバイスがありました。
親としては、見守るとはどの程度? 実際の所、ほうっておいて大丈夫? この言動はどうなの? と悩む日々です。
私も長男の言い方に何度も注意してきましたが、今のところ効果がない状況です。
そんなある日、小5になった息子がお風呂場からいきなり何やら怒鳴ってきたのです。何事かと行ってみると…
「こえぇんだよ! 来いって! 前で待ってろって!」
要は「(お化けが)怖いよ! 一緒に来て(欲しい)! (お風呂の)前で待ってて!」と怒った表情で言っているのです。
言い方は相変わらず偉そうで全く共感できません。それでも、まだまだ10歳。お風呂場にいるかもしれないお化けが怖いのです。言い方はもちろん良くはありませんが、言っている内容に「まだまだ可愛いな」と思わず笑ってしまいました。
いつまで続く? 自己主張期
わが家は3人姉弟なのですが、3人の性格もバラバラ。遅刻しそうなときでもマイペース、人の話を真剣に聞いていないお調子者、5分前行動が基本の真面目な子もいます。なので、自己主張期もおそらくその子それぞれだという事もわかっています。
まだまだ続くであろう、自己主張期真っただ中で思うのは「子育ては期間限定である」という事。特に男の子が、「ママ~」と甘えてくるのは小学生までだろうと思っています。中高生の思春期の子育ては、まだまだ未知数な私。これからの10年はドキドキです。
長男の偉そうな言葉づかいは、学校の先生に確認すると友達の前ではしてないようで、少し安心しました。家の中だけなら、偉そうに甘えてくる長男を優しく見守ろうとクスっと笑えたお話でした。
(ファンファン公式ライター/MILKYFIRST)