息子が新1年生になり、悩んだのが鉛筆を上手に持てないことでした。ぐー握りで鉛筆を力強く持ち、角度もほぼ直角…。せっかく削った鉛筆の芯がバキバキと折れてしまう始末です。そこでわが家で実践した、矯正に役立った方法をご紹介します
直面した1年生の壁
春からピカピカの新1年生! 息子は大好きなキャラクター文具をそろえ、やる気満々でした。 慣れない手つきで鉛筆を削り、買ったばかりの筆箱にセットしています。そんな姿をほほ笑ましく見ていたのもつかの間、いざ小学校に入学すると「文字を読むのが苦手」など、心配なこともたくさん出てきました。 中でも一番悩んだのが、鉛筆を上手に持てないことです。 ぐー握りで鉛筆を力強く持ち、角度もほぼ直角…。せっかく削った鉛筆の芯がバキバキと折れてしまう始末です。 私は息子に「親指と人さし指、中指の3本で軽く鉛筆を持つんだよ」と教えるのですが、なかなかうまくできません。何度も教えているうちに「お母さんのやり方だと字が書けない!」と、かんしゃくを起こしてしまいます。 どうすればよいものか…。1年生になって直面した最初の壁でした。思い返せばクレヨンで絵を描いていた幼児期から、ぐー握りでした。もっと早いうちから、握り方を教えるべきだったと後悔しました。
矯正に大活躍したアイテムとは?
鉛筆が上手に持てない悩みをママ友に相談していたところ、矯正に効果的な方法を教えてくれました。 それは「三角鉛筆」を使うこと。息子が普段使用している鉛筆は、円もしくは六角形のものがほとんど。三角鉛筆は名前のとおり、軸が三角形になっています。 三角鉛筆を持つと、自然と親指と人さし指、中指が各面にフィットしました。最初は使い慣れない三角鉛筆に「使いづらい」とわめいていましたが、慣れてしまえばお手の物です。ぐー握りだったのが、しだいに正しい鉛筆の持ち方に改善されていきました。まさにこれは秘密兵器です!
子どもに適した矯正グッズを使ってみる
もう一つ試したものが、指を正しい位置にそえられる「サポーター」です。専用の鉛筆にサポーターを差し込むと、指をそえる場所が出来上がります。 簡単で便利なアイテムだと思いましたが、息子の場合は三角鉛筆の方が使いやすかったようで、サポーターは家に眠っています。いろいろ試してみて、一番子どもに適した方法を見つけるのもポイントだと思いました。 三角鉛筆を使ってしばらくすると、鉛筆の芯がバキバキ折れることはなくなりました。大人にも言えることですが、一度クセがついてしまうと直すのに時間がかかります。子どものうちに、正しい持ち方を教えておきたいと感じた体験でした。 (ファンファン福岡一般ライター)