信じられない! 3針縫う大ケガをした息子 その時、夫がとった行動とは?!

大切なわが子が、保育園で大きなケガをしてしまったら、どうしますか? 私の夫の選択は、まさかの「何もしない」でした…。仕事中に、保育園から突然かかってきた電話。その電話で、私は驚きの事実を知ることになります。息子のケガを知っていながら、夫が何も行動しなかった理由とは? そして、そんな夫を変えることはできるのでしょうか?

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保育園から突然の電話

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 息子は1歳で保育園に入園しました。数カ月が経ち、やっと保育園に慣れてきた頃のことでした。仕事中に、保育園から携帯に着信があり、あわてて出ると担任の先生でした。そして突然こう言われたのです。
 「息子くん、今病院でお口を縫って帰ってきたところです。お母さん、何時にお迎えに来れますか?」
 「!?!?」
 一体何のことだかわかりません。病院? 縫う? 何を? 私は混乱しました。

 詳細を聞くと、息子がお昼に転んでアゴを打ち、口の中を切ってしまったとのこと。その後、近くの病院で3針縫って、いま保育園へと帰ってきたそうです。

 突然のわが子の一大事に、私は血相を変えて会社を飛び出しました。

3針縫うケガをした息子

 息を切らして保育園に到着すると、職員室の奥で機嫌よく遊ぶ息子の姿が見えました。ホッとしたのも束の間、その唇は真っ赤に腫れてまるで明太子のようでした!

 あまりに痛々しい姿に思わず涙が出ましたが、見た目より傷は深くないことや、数日後には腫れも引いて抜糸できることを担任の先生が教えてくださり、私は少しずつ落ち着きを取り戻すことができました。

 連絡やお迎えが遅くなったことを先生に謝り、唇が腫れた息子を抱き抱え、ヘトヘトになってその日は帰宅したのでした。

夫はすべて聞いていた!

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 その日の夜。寝かしつけが終わると、私は夫を
 「話がある」と呼び出しました。

 実は保育園から電話があった際、先生との会話には続きがあったのです。
 「提出されていた緊急連絡先にお父さんの番号が書いてあったので、お父さんに連絡したんですが… お母さん、何もご存じないんですか?」

 こう言われていたのです。先生は病院に連れていくことを一旦夫に伝え、その後誰がいつ迎えに来るのか折り返しの連絡を待っていたそうです。
 しかし連絡が来なかったため、いつも迎えに来ている私に連絡をしたとのことでした。

 そう、夫はすべてを知っていたのにも関わらず、そのことを私に一切伝えていなかったのです…。

 私はなるべく怒りを抑えながら、その日何があったのか夫に話しました。連絡がなかったせいで病院に付き添えなかったこと、お迎えが遅くなったこと、保育園の先生にも迷惑をかけたこと…。

 しかし夫はキョトンとした顔のまま、何が悪いのかまったくわからない様子。それどころか、どこか憮然とした表情で
 「そんなに怒る必要のあることなの?」と言い放ったのです!

信じられない! 夫の言い分

 夫の言い分によると、電話を受けた際、先生が言った
 「そこまで深い傷ではないと思います」という言葉に安心し、私に連絡するという発想に至らなかったというのです。

 私は信じられませんでした。そして、まったく悪びれた様子のない夫に激怒!
 「安直すぎる! リスクヘッジという概念はないのか」
 「あなたに親としての自覚はあるのか」
 「ひとりで子育てするよりも、今のほうがずっと孤独を感じる」
 「もうあなたを信頼することができない」
などの強い言葉で涙ながらに夫に訴えました。

 いつになく取り乱す私を見て、最初はしかめ面だった夫も、やっとハッとしたような表情になりました。そしてしばらく私の訴えを聞いた後、
 「俺が浅はかだった。ごめん」
とうなだれたのでした。

その後、夫の変化とは?

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 幸いにも、息子の明太子唇は順調に回復し、無事に抜糸することができました。

 この事件をきっかけに、夫は保育園からの連絡を素早く共有してくれるようになりました。
 さらに、私任せだった普段の先生とのやりとりも、自分から積極的にしてくれるようになりました。

 少し言い過ぎたかなとも思ったのですが、夫が大いに反省し、改心してくれたのでこれで良かったと思っています。

(ファンファン福岡公式ライター / はやしグラタン)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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