福岡市中央区でお得にランチをしたい人、必見! リーズナブルで魅力的なメニューを提供するファンファン福岡編集部イチオシの5店を紹介します。地域の人に親しまれる“愛されランチ”に注目です。※価格は全て税込み。
メニュー52種類! 気さくな店主が出迎え【ビック鯛はのぼる】
明るい店主・尾形登さんとの会話が弾む洋食店です。尾形さんは東京プリンスホテルなどでシェフを経験。その後、職場で出会った奥さんの地元・福岡に引っ越しました。ある時、交通事故に遭い、医師から「車いすでの生活になる」といわれた尾形さん。それでも「絶対に歩く」と決めたといいいます。リハビリを続け、歩けるまで回復し、お店の開業に至りました。スタートはたい焼き店。店名は2010年に、亡き奥さんが付けた名前です。
メニューはなんと52種類! 女性に人気なのは「オムライス・小」(卵4個使用)。ふわっと焼いた卵と、とろっと焼いた卵の二重でまくため、両方の食感が楽しめます。「オムライス・中」は卵を5個、「オムライス・大」は卵を13個使用するそうです。
ボリューム満点の「ビーフカレースペシャル」もおすすめ。とろとろに煮込まれた玉ネギの甘さと牛肉のうまみが利いたカレーです。カレーのご飯は自分で好きな量を炊飯器から皿によそいます。驚きのシステムです。
食後にセルフサービスのコーヒー(ホット、アイス)もあります。さらに女性はデザート付きです!
尾形さんのおおらかな人柄と優しい笑顔に、こちらまで自然とにこやかになっていることに気が付きます。尾形さんに会いに行きたくなるお店です。テレビや雑誌の取材依頼が絶えないそうですよ。
ビック鯛はのぼる
住所 福岡市中央区渡辺通1-1-1 サンセルコ 地下1階
営業 10:30~19:30
不定休
手打ち麺のコシが魅力 2代目が受け継ぐ味【博多さぬきうどん 渡辺通店】
こだわりはコシがあってモチモチの麺。1965(昭和40)年創業の父の味を受け継いだ秋山博志さんが丁寧に生地から手打ちしています。
博志さんの叔父が営む「博多讃岐うどん 西通り大名店」からのれん分けしたのが「博多さぬきうどん 渡辺通店」。手打ちの技術は叔父たちが作る生地の手触りを頼りにひたすら練習を重ねて習得したそうです。毎日変わる気候条件に合わせて、湿度計を見ながら“一発勝負”という麺作りに向き合っています。
博志さんの店舗は赤坂や天神での営業を経て、1999年に現在の渡辺通に引っ越し。周辺で働くサラリーマンに人気なのはもちろん、先代のころから50年近く通う常連客もいるそうで、地域で長年親しまれています。
平日の11:00から提供する「日替わりうどんセット」(530円)は、いなりが付いた数量限定メニュー。13:00ごろには終了していることもあるそうです。この日は、サクッとした食感の野菜かき揚げがのったうどんでした。優しい味わいのつゆからのぞく太めの麺を豪快にすすってみてください。リピート必至の食感と喉ごしですよ。
一番人気は残暑にもうれしい「冷やしぶっかけスペシャル」。肉と天ぷらがのっています。天ぷらは、ごぼう天、えび天、かき揚げから選べるのもうれしいポイントです。定番のごぼう天うどん(580円)、肉うどん(680円)や他人うどん(牛肉の卵とじ)(710円)などのメニューもあります。
「さらっと食べたいときは、うちに来ていただければ♪」(秋山博志さん)
博多さぬきうどん 渡辺通店
住所 福岡市中央区渡辺通5-13-3 セントラルビル1階
電話 092-713-7972
営業 月~金曜 11:00~19:00、土・日曜・祝日 11:00~16:00
休み 不定休
多国籍のシェフが作るスペイン、中南米料理【SANCHO PANZA】
ラテン文化センターティエンポが運営するスペイン、中南米料理のカフェレストラン。現在はチリとアルゼンチンのシェフが在籍中です。「SANCHO PANZA」が入るビルの3階にあるティエンポのクラスに通う生徒が合間に利用できるように誕生したのが「ミニパスタ」。彩り豊かなパスタは深めの皿に入っていてボリューム感があります。
注目はシェフ気まぐれの日替わりタパスが5種類入ってお得な「タパスプレート」。印象的だったのが、ペルー風チキンのピり辛煮込み“アヒ・デ・ガジーナ”。ペルー産黄色唐辛子とチキンチーズ、クリームが融合したまろやかな味わい。
さらに、アルゼンチンの家庭料理・エンパナーダは、サクサクとした皮の中に肉や野菜が入っていてお酒のおつまみにもぴったり。知らなかった中南米料理に出合い、味わう楽しみがあります。パエリアやメキシカンタコスなども定番の人気です。
金曜と土曜の夜は、店内で“ミニライブショー”が開かれます。ティエンポの講師が歌やダンスを披露します。時間は19:00~20:00前後に15分間ほど。巡り合わせたらラッキーですね。
座席は店内とテラスにそれぞれ、40~50席ほどあります。貸し切りができるので、結婚式の2次会などさまざまなシーンで重宝しそうです♪
スタッフのケイト・オチャダフェルメザさんは「異国の地に踏み入れたような雰囲気を味わって♪」と話していました。
SANCHO PANZA(サンチョ パンサ)
住所 福岡市中央区大名1-15-11 Daimyo11511ビル 5階
電話 092-762-4110
営業
【ランチ】
月―金曜11:30~14:00(L.O.)
土・日曜、祝日11:30~16:00(L.O.15:15)
【ティータイム】(土・日曜、祝日のみ)
16:00~18:00
【ディナー】
日―木曜18:00~23:30(L.O.フード21:30、ドリンク22:00)
金・土曜、祝前日18:00~24:00(L.Oフード21:30〈土曜は22:00〉、ドリンク23:00)
休み 不定休
手作り生地の窯焼きピザを革命的な価格で提供!【PIZZAREVO ピザレボ 薬院店】
2011年に福岡で誕生した窯焼きナポリピザ店です。福岡産小麦100%にこだわり、鳥越製粉と共同開発したオリジナルの小麦粉を使用。自社製造の生地を使うことで手頃な価格を実現しています。生地に使う塩は長崎県五島灘産、バジルも九州産で、生地は一枚一枚、手伸ばしです。
窯で高温で焼き上げるので外はサクサク、中はもちっとした食感♪ 最安280円の「マリナーラ」はトマトソース、ニンニク、オレガノ、オリーブオイル、バジルが入っています。チーズを使用していない分、トマトの酸味やハーブの風味で爽やかな味わいです。
好きな2種類のピザとドリンクが選べる「Half&Half」もおすすめ。この日は「極☆マルゲリータ」×「クワトロフォルマッジ・ビアンカ」をチョイス。「極☆マルゲリータ」はトマトソース、モッツァレラチーズ、グラナパダーノチーズ、バジル、オリーブオイルが融合した1番人気です。濃厚なチーズがジューシーでバジルの香りがアクセントになっています。
女性から支持されている「クワトロフォルマッジ・ビアンカ」は蜂蜜をかけるとチーズの塩気が引き立ち、甘じょっぱい味わいに。やみつきになりそうです。ドリンクはエスプレッソなど14種類から選べるものうれしいポイントですね(一部プラス100円商品あり)。
オフィス街の会社員やおなかをすかせた学生たちでにぎわうそうですよ。
「毎週土曜に『ピザきょうしつ』を実施中です!」とスタッフの川上舞子さん。
PIZZAREVO ピザレボ 薬院店
住所 福岡市中央区薬院1-10-5 新薬院ビル1階
電話 092-718-0010
営業
ランチ11:00~15:00(L.O.14:30)、
ディナー平日17:00~21:30(L.O.21:00)、金・土曜、祝前日17:00~22:30(L.O.22:00)
休み なし(年末年始は休み)
月・水・金曜限定 ボリュームたっぷりランチ【呑み食い処 まっちゃん】
今年開店10年を迎える大衆居酒屋。屋台経営の経験がある店主待鳥秀行さんのリーズナブルな“がっつり屋台飯”が味わえます。
待鳥さんはサラリーマン時代に「脱サラ」を考え、好きだったカレー店に懇願して味を教わったのだそうです。それが飲食業界に進んだきっかけでした。「まっちゃん」のカレーはそのお店の味に近いといいます。
「カレー丼」は家庭的でほのかに後引く辛さが美味。サラダ、みそ汁、漬物、ゆで卵付きで「550円」なのが驚きです。
「チキン南蛮定食」はカラッとジューシーに揚がったチキンが12、13個も盛られています! タルタルソースは酸味と甘みのバランスが絶妙でどんどん箸が進みます。定食のご飯は大盛り可能です。
ランチはほかに「チキンカツカレー丼」(700円)、「メンチカツカレー丼」(700円)、「アジフライ定食(アジフライ×チキン南蛮)」(600円)、「フライ定食(チキンカツ×メンチカツ)」(600円)、「サバの煮付け定食」(600円)などもあります。
夜は福岡のB級グルメが楽しめますよ。「豚さがりスタミナ鉄板」(850円、ハーフサイズ650円)、「山いも鉄板」750円、「鉄板焼きカレー」(850円)などがおすすめ。昼のカレーとひと味違う夜の「まっちゃんカレー」(850円)もあります。
店内はカウンターとテーブル数席のこぢんまりとした雰囲気。店主との距離も近く感じます。
「昼も夜も“がっつり屋台飯”あります。お待ちしています!」と待鳥さん。
呑(の)み食い処(どころ) まっちゃん
住所 福岡市中央区渡辺通2-8-25
電話 092-716-3773
営業
【ランチ】
月・水・金曜 11:30~13:00(L.O.)
【夜】
月―金曜 17:30~23:30、土曜・祝日 17:30~23:00
日曜休み