妊婦さんの一番の敵は女性?! 妊娠中の通勤時、危険を感じた体験談

私は40代でようやく娘を授かりました。妊娠中も、電車を乗り継いで片道約40分かけて通勤していました 。安定期に入ったある日、いつものように乗り換え駅で多くの人が降りてくるため、人混みを避けるように電車から離れて待っていた時のことです。信じられない出来事がありました。

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朝の通勤電車は修羅場

 乗り換えに使う駅は、複数路線が停車するビジネス街にあり、多くの人が乗り降りします。1路線目では始発に座り、2路線目は多くの人が降りるのでいつも座ることができました。

 乗り換え駅では、扉が開いた瞬間に人が駆け出してくるようなラッシュ状態だったので、ドアに近い場所に立っているとぶつかる可能性も高く、過去に言い争いになる人も見たことがありました。

 それでも、さすがはビジネス街。社会人が多いだけあり、治安上問題がありそうな繁華街の駅と比べると、問題を起こす人もぶつかる人もあまりいない印象でした。

安定期に入ったある日、事件は起きた

 不妊治療を続け高齢でやっと妊娠して、体調が悪い状態からようやく安定期に入った頃でした。

 初めての妊娠でもあり、私は安全を考えて、できるだけ人が少ない場所で電車を待つようにしていました。マタニティ向けのウェブサイトでは、たびたび「マタニティマークをつけると、駅のホームで突き飛ばされたり睨まれたりしてかえって危険だ 」という記事を読むことがありましたが、体調の心配もあり私はマタニティマークをつけて通勤していました。

 その日までは、本当に平和に過ごしていたんです。乗り換え駅では、急ぐ人をやり過ごし、大勢が降りる間は、電車から離れて安全そうな場所を探し、立って待っていました。

 ラッシュの電車から大勢の人が降りてきます。その中にいた30代くらいの1人の女性が、こっちを見た気がしたのです。

女性が突進してきた

写真AC

 すると、なぜか20メートルほど先からこっちに向かって走ってくる女性 。ある意味、その女性が見えたのは本能的な危険察知だったのかもしれません。

 時間にして5秒程度だったでしょうか。女性は、睨むような表情で思いっきり荷物をぶつけてきました 。しかも大きな肩掛け鞄を、勢いをつけるように大きく振って、肩ごとぶつけて走って逃げていったのです。
 一瞬よけようとしたからか、よろけることもなく、転倒するようなことはありませんでした。お腹も守れました。

 女性は、そのまま出口のある階段の方へ走り去ります。私は驚いてしばらく見てました。その後になって、ふつふつと「今のはわざとだ」と、怒りがわいてきました。 なぜなら、私の立っていた位置は、その女性が進む出口から反対側にそれた場所だったからです。

一番の敵は女性なのか!?

 通勤時だったからでしょう、周囲には誰も私に声をかける人はいませんでした。

 ぶつかってきた女性は、40代の私よりも若く見えました。意識レベルを合わせるのも嫌なのですが、もしかしたら「妊婦 = 結婚もできて人生が成功した人」と思うくらい、心がササクレだった女性なんだろうなと思いながら留飲を下げました。けがをしていた可能性もあるので、女性の行動は犯罪行為と言ってもいいくらいだと思います。
 職場についた後で夫に報告すると、夫も大激怒。

 その女性を再び見かけることはありませんでしたが、その後は一本早めの電車で移動したり、自販機の横に並ぶようにしたり注意しました。他にも、長距離の普通電車や病院行の公共バスでは、席を譲ってもらうことはなかったことが印象に残っています。
 でも引っ越しをして2人目を妊娠した時は、いつでも席を譲ってもらえたので地域差があるのかもしれませんね。

 通勤をしなくてはいけない妊婦さんは、大きな駅には色々な人が集まるため、本当に気を付けたほうがいいと思った出来事です。 

(ファンファン福岡公式ライター / 嫁美)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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